災害に備えて親が持つべき“アンラーニング”の力
昨日(2024年8月9日)夜に神奈川県西部を震源にした地震がありました。
その時間私は、小田原の自宅へ帰宅途中で小田急線車内にいました。
結局、乗っていた電車は途中運休となって、生まれて初めてはしごで線路に降り立ち、歩いて最寄り駅までの移動を体験しました。
その前日には宮崎で大きな地震があったりして、災害はいつ起こるかわかりませんね。
とくに、子育て世代には不安が多いと思います。今日は災害時に親が持つべきアンラーニングの力について考えてみました。
災害と子育て世代の不安
子育てをする中で、私たちは様々な不安と向き合います。
その中でも、災害時にどう対応するかは大きな課題です。地震、台風、洪水…。
これらの自然災害は予測不能であり、私たちの生活に突然襲いかかります。
私は東日本大震災のとき、3人の子供たちは小学生と中学生でした。
子供を守る親として、自分の身と家族を守るために、「何をすればいいのか?」とスイッチを入れ替えていました。
しかし、多くの場合、突然の災害にフリーズしてしまうことが多いのではないでしょうか。
固定観念を超える「アンラーニング」
災害時、従来の延長線で思考していては、予期しない事態に柔軟に対応することはできません。
そこで今、私たちに必要なのが「アンラーニング」です。
アンラーニングとは、過去に学んだ固定観念や習慣を一度手放し、新しい情報や状況に基づいて再考し、行動する力を指します。
つまり、「これまでの常識」に縛られることなく、新しい視点から物事を見る力といえます。
災害時に求められる柔軟な対応力
災害時にこのアンラーニングの力を活用することで、親としての対応力が大きく向上します。
大事な視点は、もしも災害が起きたらという視点を日常から意識することです。
例えば、地震が起きた時の避難経路や、待ち合わせの場所なと家族で話し合ったり、食糧や水の確保について考えておくのもいいでしょう。
また、災害を経験した人の話を聞くことも効果的です。
そうすることで、災害が起きたときに、慌てることなく、変化した状況を受け入れることができます。
家族を守るためには、親が思考に余裕を持つことです。
日常生活への応用と子供への影響
さらに、アンラーニングは子育て全般に応用できる思考法です。
災害時に限らず、日々の生活の中で直面する様々な問題にも、過去の固定観念を乗り越え、新しい視点で解決策を見つけることが求められます。
こうした姿勢が、子供にとっても良い手本となり、将来の困難を乗り越える力を養うことにつながるでしょう。
不確実な時代を生き抜くために
これからの不確実な時代を生き抜くためには、従来の知識や方法に頼るだけでは不十分です。
アンラーニングを通じて、柔軟で創造的な思考を育むことが、親として、そして子供たちにとって最も重要な備えとなるでしょう。
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