かっつん

大学でバスケをしていました。これからは海外にたくさん行きたい。英語を早く身につける方法を知りたい。

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最近の記事

時の洗礼を受けた本たち(2)

前回の続き。 この1週間で10冊は読みたいのに5日目にして5冊しか読めてない!これも全部、ぎっしり小さい文字で本を埋め尽くしたジュール・ヴェルヌのこの2冊せい。 ヴェルヌ 『十五少年漂流記』 1888年SF好きには有名な作家のジュール・ヴェルヌ。彼は当時、相容れないとされていた“文学”と“科学”の融合を成功させた人物で、実際読んでみても、ありえないような設定の中でも物理学の法則で全ての現象を説明している描写が多く、小説を読んでいるというよりは科学の教科書を読んでいる疲労感

    • 時の洗礼を受けた本たち(1)

      今年受けた大学の講義の一つに『実験経済学』というものがあって、その教授がこう話した。 「今、大ヒットと書店に並べられている本は、出版社が強く売り出そうとする為、質の評価に上方バイアスがかかっている。10年後も残っているのはほぼ無い」 この話は、『ノルウェイの森』に出てきた超インテリだけど人とズレている永沢さんの台詞を思い出させた。 「時の洗礼を受けていない本を読むな」 私はこの教授も村上春樹も大好きな為、これからは古い名作を読んでいこうとあっさり決意した。まずは家にあ

      • 自己とは何か(あるいは美味しい小倉トーストの食べ方)

        今回は自分自身についてA4一枚以内で書いてみようと思う。 何故そうしようと思ったのかというと、僕が好きな作家である村上春樹が『雑文集』の中で、こう言っていたからだ。 自分自身を千字程度で語ることは不可能に近い。しかし、カキフライについてなら書くことができる。あなたがカキフライについて書くことで、あなたとカキフライの相関関係や距離感が表現されることになる。それはすなわち、突き詰めていけば、あなた自身を書いていることであるのだ。何故カキフライなのかというと、私はカキフライが大

        • イシューは何だ?

          今回もビジネス本紹介。 『イシューからはじめよ』 これは私が初めてnoteを書いた問題解決の本と近い内容でした。 著者はマッキンゼーに勤めていたキレキレのビジネスパーソンで、そこで培った一流コンサルティングの思考法を分かりやすくまとめています。 特に問題解決のステップの中でも、始めの「イシュー(答えを出すべき問題)は何か」をおざなりにすると、そうでない時に比べて100倍の労力が必要になると、著者は経験から話している。 我々も何か壁にぶつかったとき、「進めながら問題は

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        • 本紹介
          10本

        記事

          あなたが人生で一番大事にしていることは?

          『イノベーション・オブ・ライフ』僕たちは人生の様々な局面で、自分が大切にすることを疎かに行動してないだろうか。 家族が大切だと言いながら、週にどれだけ家族団欒の時間を作っているだろうか。 友人が大切だと言いながら、連絡をこまめにとっているだろうか。 辛い時に支えてくれるのが友人だと考えておきながら、相手が辛い時にあなたはちゃんと寄り添えているだろうか。それをせずに、自分が辛い時だけ連絡する人は、相手にとって大切な友人となることは難しい。 本書は自分の人生の目的を改めて

          あなたが人生で一番大事にしていることは?

          体育会学生に読んでほしい「経営の神様」の本

          今回紹介するのはこちら。 『幸之助論』 創業50年で従業員5万人まで達した松下電器(Panasonic)。貧しい幼少時代、戦後のGHQによる会社解体などの逆境においても、高い理想を持ち続け急成長を成し遂げた「経営の神様」こと創業者の松下幸之助は、2020年を生きる学生の我々にとっては、馴染みの無い人物だと思う。 しかし、彼が数々の偉業を成し遂げられたのは、絶えず彼が信念を掲げ続けたからだった。この姿勢が体育会学生には必要だと、弱小チームながらバスケ部主将を2年間務めた私

          体育会学生に読んでほしい「経営の神様」の本

          ユニクロ創業者が危惧する日本

          あいーん。あいあいあいーん。 冒頭の挨拶に何を書くか思いつきませんでした。 『現実を見よ』ユニクロ創業者の柳井正氏が、日本の資本主義のあり方、政治のあり方に対する批判を綴り、覇気のない日本人を奮い立たせようという思いが詰まった本書。 この中で、野心を持つことが人生を豊かにすると何度も語られ、大志という名を持つ私は自分を見つめ直さずにはいられませんでした。 印象的だった話を3つ挙げます。 ジャパン・ナッシング1980年代の日本のバブル全盛期、「ジャパン・バッシング」と

          ユニクロ創業者が危惧する日本

          なぜ総合商社が必要なのか

          在宅ばかりの最近、ランニングでもしないとなと思うのですが、走ると腰が痛くなるから億劫になり、ますます走れない体になってる危機感を募らせております。かっつんでした。 終わりません!本紹介していきます! 『問屋と商社が復活する日』安い!!!笑 私、現在就活中なので興味のある商社について学ぼうと思い、こちらの本を手に取りました。 ちなみに私が紹介する本は全て家にある父の本を拝借したものです。ありがたいことに小説、ビジネス、経済、経営書などが1500冊以上はあります。 では

          なぜ総合商社が必要なのか

          大胆に変革してきたIKEA

          今回紹介するのはこちら 『IKEA 超巨大小売業成功の秘訣』可愛いカバーですよね。村上春樹の『ノルウェーの森』もそうですけど、チカチカするほどの原色の背景とシンプルな文字だけの表紙に惹かれます。 このIKEAが創業者一代で世界400店舗以上展開できたのも、やはりシンプルで大胆な実行力が発揮されたからなんです。 そんなエピソードをいくつか紹介していきます。 商品の品質は買って見ないと分からない?なら先に見せればいいまだIKEAを創業したばかりのころ、創業者のイングバル・

          大胆に変革してきたIKEA

          “一般常識なるものは、それほど一般的ではない”

          以前たくさん更新するニュアンスを含んでいたのに、かなり期間を空けてしまいました。気分屋なのです。 今は外出自粛ということで、3日に2冊くらいのペースで本を読んでるのでアウトプットしていきます! 今回はこちら! 死に直面した著者が、生きてるうちに自ら学んだ人生の知恵やビジネスのノウハウを息子に伝えたい、という想いが詰まった本書。 「化学事業を興して成功を収めたビジネスマンの、遺書に近いアドバイス」 と聞いて、つい手を取ってしまいました。 この著者が兎に角、スマートでユ

          “一般常識なるものは、それほど一般的ではない”

          『問題解決の教科書』

          はじめまして、かっつんと申します。現在大学生で去年まで体育会でバスケットボールをしていました。ポジションはセンターです。ダンクできます。 最近、急に読書欲が溢れてきて、質の良いインプットにする為にこの場で読んだ本の感想をアウトプットしたいと思います。稚拙プットですがご容赦プット。 紹介する本はこちら 1.一行で要約本書は問題解決の普遍的な手順と各Pointを教えてくれる。 仕事とは目の前の問題を解決していくことだ。もっと言えば人生にも同じことが言える。つまり、本書は全

          『問題解決の教科書』