時の洗礼を受けた本たち(2)
前回の続き。
この1週間で10冊は読みたいのに5日目にして5冊しか読めてない!これも全部、ぎっしり小さい文字で本を埋め尽くしたジュール・ヴェルヌのこの2冊せい。
ヴェルヌ 『十五少年漂流記』 1888年SF好きには有名な作家のジュール・ヴェルヌ。彼は当時、相容れないとされていた“文学”と“科学”の融合を成功させた人物で、実際読んでみても、ありえないような設定の中でも物理学の法則で全ての現象を説明している描写が多く、小説を読んでいるというよりは科学の教科書を読んでいる疲労感