大人になってもわからないこと
突然だが私はGLIM SPANKYの「大人になったら」が大変好きだ。院試の勉強をしている間10時間くらいぶっ続けでこの曲を聴くくらいには。
なんと言っても、年齢的に大人になったのにどこか子どもを捨てきれない自分にとって深く刺さる歌詞で構成されている。
私は年齢的には大人になったけど、それこそもう少しで大学卒業を控えているレベルには社会に近づいているけれども、全くわからない。
世の中の全てなんて何もわからないし、それなのに何も知らなくて純粋に世界を見ることができていた子どもの頃よりは知りすぎた感もある。
元に戻りたくても戻れない、そんな感覚がずっとある。
そもそも年齢は置いておいて「大人になる」というのがどういうことかわからない。
酒を飲むこと?タバコを吸うこと?私は割と酒豪だけど、だからと言って大人になったとは思えないけれども。
何が大人なんだろう。大人になったら何がわかるんだろう?
「大人になったら」の作詞・作曲者のGLIM SPANKY 松尾レミさんも、自身のライナーノーツでこんなことをおっしゃっている。
全く同感だ。私の母(50代)も、祖母(80代)も、まだわからないとのことだった。
大人になるとは何か。そんなこともわからないまま育ち、死んでいく。死ぬ頃にはわかるのだろうか?この世の全てが。大人になるとは何かが。