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本当にあった怖いトラブル『黒い土の正体』

どうも、住宅裏事情.comです。
今回は私が営業だったときに体験した
本当にあった怖い住宅トラブル第一弾!

※トラブルは今思い出すと吐き気がするので
第一弾と書きましたが第一弾で終わるかもしれません(笑)

これはある夏の日でした(稲川淳二感)

土地と建物を一緒にご契約頂き、打合せを終え、
いざ、建築!ってなったときの話しです。

工事現場の担当から私に連絡がありました。

「基礎の為に土を掘ったらなんか
黒い土が出てきたぞ」

私は馬鹿なので
「甲子園みたいな土ですか?」

「いや、もっと黒い、てか臭い」


黒くて臭いもの、、、
え、(ピーーーーーーー)!???

とりあえず現場にむかいました。
確かに深さ3mくらいから
土の色がいきなり真っ黒なんです。
明らかに土ではありませんでした。
その見た目以上に強烈な腐敗臭が

こいつの正体、それは

産業廃棄物

だったのです。

ここからは職人さんや行政の予想ですが
過去に食べ物等をちゃんとしたルートで捨てず
地中に埋めて、廃棄していて
それが何十年も経って腐敗した状態に
なっていたそうです。。。

埋め立て地でごく稀にあるとの事。

それがどこを掘っても出てくる
どれだけ深く掘っても出てくる

私もまだ若手でしたが
これはマジでやばいと思いました、、、

急いで上司に報告して
産業廃棄物の撤去費用と
撤去した分の盛り土の費用を
業者に見積り依頼すると、、、

650万!!!!!!!!

(゚д゚;)

ここ、こ、こんなのお客様に
なんて説明したらいいの、、、

真夜中まで

営業所長
営業店長
設計主任
工事主任
不動産会社社長

担当設計士

で話し合い、翌日、お客様に連絡し
このメンバーで大名行列のように
お客様のご自宅に伺いました。

結局、ほとんどをハウスメーカーと
不動産会社が負担をしましたが
お客様にも一部負担して頂き、
しかも完成が1ヶ月も延びてしまう
結果となってしまいました。

誰も嬉しくない。。。

この

地中埋設物

ハウスメーカーが一番恐れている
と言っても過言ではありません。

今回の産業廃棄物は聞いた事ありませんが
1年に1回は営業所の誰かがトラブルになる
地中埋設物があります。それが

ガラ

というやつです。
昔の古い建物を解体したコンクリート片が
そのまま地中に埋まってるケースで
地盤が柔らかい土地には杭を打つのですが
それがガラにぶつかって奥に入らない
最強最悪のトラブルです。

そんなの、調査して発見できない
ハウスメーカーや不動産会社の
問題でしょ!!!って思われがちですが

不動産会社はわざわざ土を全部
掘り返して調査なんてしません。
しかも土の表面ではなく
地中深くに埋まっている事がほとんどです。

ハウスメーカーも地盤調査はしますが
細い棒を4~6箇所ぐらい地中にぶっ刺して
調査するので、運よく(運悪くか)
ガラにぶつからないケースのほうが多いです。

なので、私たちも、お客様も
「ガラ出るなよ~~~~」と
祈る事しかできないのが現状です。

私の知る限り一番やばいガラで
撤去費用が1000万円を越えています、、

何事もなく建てることができた人は
本当に幸せな事なんだと思ってください。

あと、安い金額で
地中の埋設物を把握できる
魚群探知機的なやつを誰か
開発してください(切実)

たまには埋蔵金とか出てこいよな~~(笑)

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