刺青と人 Jetblackaburi-012 2024/10/09
漆黒のあぶりさん、ついに収益化する！！！！！！
みんなで見ようあぶりチャンネル！
まえがき：qbc（無名人インタビュー主催・作家）
YouTube収益化の達成と新たな心境
qbc：
収益化YouTuber、おめでとうございます！
jetblack：
ありがとうございます。でも、それももう前の話になっちゃって。
qbc：
そうなのか。どれくらい前？
jetblack：
1ヶ月経ってないぐらいですかね。
qbc：
なるほどね。
jetblack：
やっといったかっていうのと同時に、3000人を目前にして若干慣れも出てきて。
qbc：
さっき見たら登録者2930人とかだったかな？
編集時は3740人！
jetblack：
本当ですか。今私の方で見たら、2940人ですね。
なんか本当に、もう3000人いっちゃいますね。あんだけやばい数字だと思ってたけど。
qbc：
ね、やっぱりいきましたね。おめでとうございます。どんな気持ちでしたか。
jetblack：
当初は嬉しかったんですけど、今はなんかちょっと微妙な気持ち。嬉しいけど。
qbc：
何でですか（笑）
jetblack：
何でですかね（笑）何も言ってなくてよくわかんないことしてたときの方が、もがいてた感じでよかったなって思います。
qbc：
何が良かったんですか？
jetblack：
がむしゃらだった。
今はもう正直、コツをつかんできちゃったのもあって。こういうタイトルつけたらいいんだろうなとか、毎週あげないとなとか、そういう気持ちになっちゃった。それもあって微妙なんですよね。
qbc：
それって公開してもいい発言なんですか。
jetblack：
正直応援してくれてた人に申し訳ないから、言わない方がいいかなと思ったんですけど。
けど、私が思ったことだからしょうがないですよね(笑)言わない方が逆に失礼かもしれない
qbc：
動画からはそんな感じは全然出てないけどね。
jetblack：
動画のストックはあって、動画を撮ることや編集自体は楽しいんですよ。でも、その全てが見てもらうための工作になってるかも、っていうのが頭によぎっちゃう。
私が評価されてるポイントって、ありのままの飾らないスタイルだと思うんですけど、それが評価されてるが故にちょっとやりづらいところはあります。
qbc：
ふうん。
jetblack：
どっちも自分なんですけどね。
qbc：
たしかにそういわれてみると、サムネにジョージアの国旗が固定されててわかってますよ感が出てきてるね。
jetblack：
みうちゃんから在住者として何か入れといた方がいいよ、っていうアドバイスをもらってから入れるようになった。あとは私の登録者はほとんどおじさんなので、こういうサムネ好きそうだなとか考えたりして。
qbc：
ちなみに、今日アップされたトビリシに帰った動画はいつ撮ったものなんですか？
jetblack：
先週撮ったものですね。
qbc：
先週は気持ちがダウンしてたんだっけ？
jetblack：
ダウンしてるわけではないんですけどね。
すごい良かった〜っていう気持ちと裏腹に、動画のストックがなくてやばいなとか、企画ものやんなきゃいけないかなって思ってる自分もいて、それがちょっと嫌なんです。
qbc：
いつ幸せになれるの？（笑）
jetblack：
ならないと思います。ハッピー幸せ〜っていう期間ももちろんあったんですけど、SNSって結局リアルではないじゃないですか。それを自分が一番思ってるから。動画回してないときの方が楽しい、みたいな。
もちろん楽しいときもあるんですけど、なんかなー、みたいな。これってもうちょっと登録者数が増えてから言った方がいいと思うんですけど（笑）
ぶっちゃけ、うーんって感じ。
qbc：
例えば、誕生日にタトゥーを入れたときのインタビューは楽しそうだったんですよ。
jetblack：
はいはい。
qbc：
今もそのタトゥーを見ると嬉しいですか？
jetblack：
嬉しい。嬉しいっていうか、いつも見てるので慣れてはいるんですけど。まぁ嬉しいです。
qbc：
YouTube収益化したことは、嬉しい？
jetblack：
収益化したとはいえ、すごく大きな額を稼いでいるわけではないので。でも、まさか収益化できるとは思ってなかったんですよ。思ってたけど、思ってなかった（笑）
だから嬉しいんですけど、うーん、って感じ。
qbc：
収益化したのって、いつだっけ？
jetblack：
ちょうど先週くらい？
とりあえず3000人までいこう、みたいな。
qbc：
うん。それでいかなかったらやめる、っていう？
jetblack：
そうです。
qbc：
他にもお酒飲んだらyoutube辞めるって言ってたけど、解禁したよね。
旅行も禁止にしてたけど、旅行は？
jetblack：
旅行は、特に行く予定がないってのもあるけど行ってないですね。
qbc：
なるほどね。今日は、楽しいです！みたいなインタビューになるのかと思ってた。
jetblack：
そうですよね。私も思ってた。ここまでやってきて良かったです！みたいなくだり。
でも、それはすでに動画でやっちゃったから、もうそれは過ぎ去って、次どうしようっていう感じ。
qbc：
作業じゃん、もう。
jetblack：
何か、刺激が足りないんですよね。
qbc：
え（笑）ちなみに今はどちらにいらっしゃるんですか。
jetblack：
今ホテルで働いてます。
qbc：
戻ってきたのか。ホステル自体はどうなんですか。
jetblack：
めちゃめちゃ快適になりました。オーナーが代わって大改革してくれたのもあり、めっちゃ綺麗になったしシステムも超わかりやすくなった。宿に泊まる人のルールも整備してくれたから、超快適になっちゃって。
qbc：
オーナーが変わったんだ。売れたんですね。
jetblack：
いや、売れたというか、元々前にいた人が売るみたいな話があったと思うんですけど、結局売らなくなって別の人が来てやってる感じです。
qbc：
じゃあ良かったですね。
jetblack：
でも、これから冬になるとシーズンが終わって本当に人が来なくなるから、それがどうなのかみたいなところはありますけど。
qbc：
なるほどね。
jetblack：
一旦休憩、みたいな。多分今までが忙しすぎて、やっと落ち着いたっていう感じです。ポジティブに言えば。
めまぐるしく過ぎ去った8.9月だったからっていうのもあるんですけど、それに慣れすぎちゃって落ち着いちゃった感じもありますね。
qbc：
今どんな気持ちなんですか。
jetblack：
全然楽しいは楽しい。
qbc：
そうなんだ。この1ヶ月半ぐらいは、どんな感じでしたか。
jetblack：
YouTubeはめっちゃ人が増えた。
qbc：
YouTubeの動画では、ハチャプリで怒られたっていうような話がありましたよね。前回のインタビューではその話をしてた。
jetblack：
そうですね。怒られて、その後みうちゃんが出ていって。
qbc：
そのあたりって他に何かあったんですか。
jetblack：
何かあったかな。みうちゃんがいなくなったのが一大イベントだった。
いなくなるっていう話はずっと出てはいて、そのタイミングでちょうどオーナーも入れ替わるような話があって。
ホステル全体が入れ替わることになりそうで、私的に仲良い人がみんないなくなるのはなぁっていうので、実はホステルに留まるかトビリシに戻るかの二択だったんですよ。
qbc：
そんな感じだったんだ。
jetblack：
元々ホステルも3ヶ月くらいの勤務と決めてたから。
でもめっちゃ大改革が行われて、その前までは働いてるか働いてるのかわかんないレベルで何もやってなかったのにいきなり厳しくなったもんだから、私も大丈夫かなーって感じになってて。
qbc：
うん。
jetblack：
でもよく考えてみれば前が働かなさすぎただけで、これはこれでちゃんと機能してるし、もういいかって思って。
それで留まることを決めたっていうのと、みんな出ていくから誰か一人くらい残った方がいいかと思って、私は残ることにした。
qbc：
働いてる人がいなくなっちゃったの？
jetblack：
いなくなったというか、みんなが自分の国に帰ったり、みうちゃんが違う国に行ったりでばらけるタイミングが一緒だった。
だからそれと一緒に私もトビリシに戻ろうかなと思ったんですけど、去年1年間いたし、いっぱい日本人がいるからやめとくかと思って。結局バトゥミにいることになりました。
qbc：
ふうん。結局今は何をするかみたいなのってあるの？
1. 2月ってすごく切迫してて、お金を稼がなきゃとか、タトゥーアーティストにならなきゃっていうので結構追い詰められたイメージなんですよ。それがバトゥミに行ったと同時になんだか人が変わってしまって。
jetblack：
（笑）
qbc：
それで気合を入れるためにYouTube登録者3000人でぶち上げて。
でもその前はでも書道をやったりとかしてアクティブだった気もするんですよ。
jetblack：
まぁそのときは頑張ってやってましたからね。
今だから言えるけど、結構精神的にギリギリでしたから。
qbc：
ギリギリだったの？
jetblack：
ギリギリでしたよ。書道を教えてるときも楽しいですとか言ってたけど、謎の虚無感みたいなのはあった。
でもそう考えたら今こうして落ち着いてるから、もういいのかもしれない。
qbc：
じゃあ、あの頃は無理してたんだ。
jetblack：
無理してたっていうのも違うけど、別にすごく楽しいわけではなかった。
qbc：
うん。つらいこともあった？
jetblack：
ずっとつらいですよ、あの時期なんて。何やってるかわかんないんですから。
qbc：
日本祭りの時期とかも？
jetblack：
そのときはホステルに来たことで気が変わってるから大丈夫だったけど、3月の終わりはつらかった。
qbc：
なるほどね。
3月明けてから徐々に回復していって、4月5月ぐらいにイベントに出始めたんですよね。この頃はどうだったんですか。
jetblack：
そのときはまだ完全に復活してなくて。旅行でバトゥミとクタイシに行って完全復活した感じでしたね。
qbc：
夏祭りの頃は？
jetblack：
ホステルで色々な人と話して、それはそれでハッピーって感じでした。
qbc：
その後にみうさんと会ったのか。
jetblack：
そうですね。
qbc：
半年ぐらい振り返ってみて、どうですか。今、どういう地点に立ってるなっていう感覚ですか？
jetblack：
思い描いたことはほぼ形になってるかな。
qbc：
思い描いたことっていうのは？
jetblack：
YouTube登録者3000人っていうのも思い描いていたことだし、自分が今やってることも。
qbc：
今自分がやってることっていうのは、YouTubeとか？
jetblack：
ペイントとタトゥーですね。YouTubeは別として。
qbc：
あとは何かありますか？
jetblack：
グラフィティとかかな。
qbc：
いつ頃思い描いていたイメージなんですか。
jetblack：
昔からずっとありました。
qbc：
高校の頃？
jetblack：
いや、もっと前から。
qbc：
描いたりとかってこと？
jetblack：
そうです。
qbc：
大学の頃も描いてたの？
jetblack：
授業中暇なときにプリントの端に描いたりとか、そういうレベルですけど。描こうと思って描いたことは1回もない。居酒屋のポップぐらいですね。
qbc：
子供の頃からやってることの延長みたいな状態？
jetblack：
そうですね。
qbc：
アーティストになりたかったってことなのかな？
jetblack：
いや、それは1回も思ったことないです。
qbc：
ただただ描きたいっていうこと？
jetblack：
ただずっと描いてただけ。これが仕事になったらいいのにねみたいな話をされたときに、いやそんなの稼げないし、一部しかいけない世界だからって自分自身が言ってたくらいです。
qbc：
へえ。じゃあ、それを具体化させようと思ったのはいつ頃？実際に人に売ろうとか思ったのは。
jetblack：
路上書道で書いたときじゃないですかね。わかんないけど。
qbc：
どういうこと？
jetblack：
必然的に売ったというか。別に売ろうと思ってやったわけじゃないけど、そのときかな。
qbc：
そういう意味では、自分が持っていたイメージが実現したわけじゃないすか。
だけどあんまり嬉しくない？
jetblack：
今が落ち着いてるから、あんまり楽しくないのかな。
qbc：
ふうん。
コンテンツ制作の悩みと視聴者層への違和感
jetblack：
いろんなことが起きたら、さらにイカれたことをやるしかないじゃないですか。
今が普通の状態だから物足りない、みたいな。
qbc：
物足りない？
jetblack：
なんなんでしょうね。最初めっちゃ好きで人と付き合うんだけど、何ヶ月かしたら飽きてくる感じと似てるかも。
qbc：
具体的に、何に飽きてるんですか？
jetblack：
わかんない。何に飽きてるとかじゃない。
qbc：
その飽きはいつ頃から感じてるの？
jetblack：
えー、ここ最近？
qbc：
YouTube収益化の配信のときは？
jetblack：
あのときはトビリシにいたし、楽しかった。
バトゥミに帰ってきてやっぱり自分の肌に合ってるなと思ってたんですけど、最近はやることないなみたいな感じ（笑）
qbc：
9月15日に1000人か。
jetblack：
はい。ぶっちゃけ1000人超えてしまったら、2000人だろうが5000人だろうが、あんまり変わらないと思うんですよ。同じ4桁だし、収益化してるっていう事実は変わらないから。
次行くなら1万人だと思ってたんですけどね。見栄えがいいから。
qbc：
うん。
jetblack：
でも、1万人行くためだけにやるっていうのは自分には合ってなくて。ただの数字じゃないですか。
qbc：
でもやろうとしてたっていうかさ、やりたかったことじゃないの？
jetblack：
いや多分、やりたかったことじゃなかったんだと思いました。
qbc：
本当？チャンネル始めたのは大学生からだよね。
jetblack：
やりたかったんだろうけど、だからこそめっちゃ嫌だと思いました。
よく言うじゃないですか、好きなことを仕事にすると嫌なことが出てきて嫌いになる、みたいな。
qbc：
うん。
jetblack：
そういう感じなのかもしれない。そこまでやってないからわかんないけど。
qbc：
へえ。こういう燃え尽きちゃう感じって、よくあるの？
jetblack：
よくあるっていうか、なんだろうな。必要以上に評価されてるっていうか、そこまでなのに、なんでこんな感じなんだろう、みたいな。
qbc：
そんなことないよ？（笑）
jetblack：
やるかやらないかの差なのに、それをすごいですねとか、どうやったんですかとか。みんなやればいいじゃん、って思う。
qbc：
またそこに戻るの（笑）
jetblack：
だって普通に考えてそうじゃないですか。本当に意味がわかんなくて。
YouTubeやったら神格化される感じになるというか、この人はすごいみたいな。いやいや、違いわかんないからって。
qbc：
配信で見てくれてる人たちと交流して、何か感じなかった？
jetblack：
感じなかった。正直、すごいキモいコメントがいっぱい来るなとしか思わなかった。
良いコメントとかも来るけど、それと同時にこのキモいコメントどうしようって考えてた。
qbc：
（笑）
jetblack：
だってあんなの瞬間的に反応するから、正気でいたらできないじゃないですか。
qbc：
まぁ今の流れだと、拾いやすいよね。
jetblack：
そうそう。だから対策しながらコメントも返すし。
素で話してはいるし、そういう姿がいいですって言われるのもわかるんですけど、それって本当にありのままなのかな？みたいな。
qbc：
チャンネル登録者の男女比率はどうなってるの？
jetblack：
ほぼ男ですよ。8割ぐらいが男。
qbc：
そんなになんだ。
jetblack：
そうですよ。だから嫌なんですよ（笑）めちゃめちゃ嫌だ。
結局自分の評価されてるポイントって、若い女で外にいるってことなのかなと思っちゃう。
qbc：
「頑張ってる若い女」みたいになってるってこと？
jetblack：
そう。見てるうちの半数が45歳以上で、86.5%が男なんです。
私はその人たちに向けてYouTubeをやってるわけじゃないんだけどな、って思っちゃったんですよ。
qbc：
なるほどですね。私が完全にその層なんですいません（笑）
jetblack：
いや（笑）でもよくよく考えてみれば、たしかになと思う節もあって。
今まで同年代を想定してやってたから、おじさん層が見てるってことを考えてなかったんですけど、おじさん層が増えまくってます。
qbc：
でも、それは変えられないって言うじゃん。結局見てる人が、属性の同じ人におすすめしてくれるわけだから。
jetblack：
たしかに。
YouTubeも時間がある人が見るようになってきて、若者はショート動画の方が見るんですよね。それを考えると自然なことなんですけど。
qbc：
なるほどね。じゃあ若者向けの企画をやった方がいいんじゃないの？Instagramから人を引っ張ってくるような流れを作ってさ。
jetblack：
いや、面倒くさいですね。私にはもうそこまでの労力はないです。X動かして、YouTube撮影して、編集するので限界だから。
qbc：
なるほどね。
jetblack：
SNSさえなければいいのにとか思います。
SNSでいろんなチャンスがあるのはすごくありがたいことなんですけど、ただただ再生数を稼ぎたいなら、例えば脱ぐとかちょっと際どいサムネにするとか、そんなんすればいっぱい再生されるのはわかってるんですよ。タイトルだってそういうふうに作れば手っ取り早いし。
qbc：
なるほどね。
jetblack：
けど逆に、そういうふうにやってる人の方が潔いんじゃないかなとも思うんです。
たしかにそいつは人としてはどうなんだろうと思われるかもしれないけど、YouTubeやSNSの中だったら、そういう人の方が数字として結果を出してるわけだから、評価されるべきだと思うし。仮に炎上商法だったとしても、取ったもん勝ちの世界だから。
qbc：
あ、これそういうことだったんだ。今人気の動画で調べたら、やっぱりちょっと露出系だもんね。
jetblack：
1回風呂入ってるやつあげてて。自分もそこまで考えてなかったけど、必然的に上がってくるのがそういう動画なんですよ。
本当に見てくれてる人には申し訳ないけど、私おじさんに見られるためにやってないんです。
qbc：
改めて、誰のためにやってる？
jetblack：
自分のため！自分の思い出を見返したいからです。
qbc：
自分のための日記ってことですね。
jetblack：
そうです。だけど表に出してる以上、そんなこと言ってらんないんですよね。
みんなファンのためです、とか言うじゃないですか。でも私は、自分のためにやる。
qbc：
うん。
jetblack：
登録してくれたり応援してくれたりするのは、ありがたいですけどね。
qbc：
収益化も嬉しいことではありますよね。
jetblack：
うん。けど、やっぱり自分は自分が一番幸せになりたいから。
気持ちもわかるしどういう立ち回りをしたら応援されるようになるのかもわかるけど、やっぱりやりたい放題やらせていただきます。
qbc：
いやでも、結構自由にやってるとは思いますけどね。
jetblack：
他の人に比べたらそうだと思う。
qbc：
ちなみに、こういう層に見られてたら嬉しいなっていう層ってあったんですか？
jetblack：
同年代の女性です。
qbc：
じゃあ完全に自分と同じ属性？
jetblack：
女性に見られた方が嬉しいですね。
qbc：
同年代の女性に人気のあるYouTuberって誰なの？
jetblack：
結局めっちゃ可愛い人とか、インフルエンサーみたいな人。
qbc：
ファッション、コスメとか？
jetblack：
そうそう。そういう綺麗系ですね。
qbc：
なるほどね。てんちむはやっぱり推しなんですか。
jetblack：
もう一生の推しです。
qbc：
じゃあ、てんちむはどうなの？
jetblack：
女性のファンは結構多いです。
qbc：
どっちの方が多いの？
jetblack：
女の方がちょい多いくらいじゃないかな。
qbc：
それは理想でしょ？（笑）
jetblack：
いや、ちゃんと言ってるの聞いてますからね。
qbc：
本当に？
jetblack：
てんちむは男女比を半々くらいにしたいらしくて。だから女ウケする動画を上げつつ、男欲しいなと思ったらちょっと乳出す、みたいなこと言ってました。
qbc：
女ウケする動画って、どんな感じなんですかね。
jetblack：
爆食動画とか。
qbc：
食べる系が女の子に人気なの？
jetblack：
そうですね。てんちむって、女のファンめっちゃ多いから。
qbc：
本当だ。半年で男女比を30%変えたって書いてある。
jetblack：
そうそう。
qbc：
それならいけるんじゃないですか。
jetblack：
いけますね。だから私はずっとそれを考えてるっていうか。
見てくれてるおじさんの中に良い人がいるのももちろんわかってるけど、そうじゃない人もいるんですよ。
コメントくれる人は良識のある方が多いんですけど、ライブ配信だと荒らしに来る人もいる。
qbc：
はいはい。
jetblack：
私も返せちゃうんですよ、居酒屋で接客やってるとき思い出して。
こういうダルいおじさんいたなと思って。
qbc：
無料キャバクラみたいになったわけね。
jetblack：
そうそう。そんなキモいこと言うなら金落としてくれよと思った。
SNSの使い方は自由だし、無料だからそうなってきちゃうのもあって、何とも言えないんですけどね。
qbc：
なるほどね。容姿売りじゃなくて中身売りっていう。
jetblack：
私正直、一度も容姿で売ったことないんですよ。
qbc：
わかんないけど（笑）
jetblack：
可愛いですねって言われたらそれは返しますけど、自分から私可愛いですって言ったことは一度もない。
qbc：
たしかに、あざとさはなかったよね。
jetblack：
全くないですよね？だからどこにそれを感じているのかわかんない。ただ言ってるだけかもしれないけど。
小学校のときから自分の容姿が悪くないというのは自覚してた上で、前にも言いましたけどもし交通事故で顔面なくなったらそれで終わりじゃないですか。
だからそこに依存するのはよくないと思って生きてきたのに、結局評価されるのはそこなんだ、みたいな。
容姿じゃなくて中身を見てコメントしてくる人もいるんですけどね。まぁ恵まれているという意味ではありがたいですよ。
qbc：
まあね。
でもたしかに、SNS問題は初期の頃から頻繁に言ってたよね。
jetblack：
そうですよ。だってあんなの、みんなやらせっていうか、作ってるじゃないですか。だから厄介ですよ。
qbc：
まぁ他の人が作ってるかどうかはわからないですけど。自然な人たちもいるかもしれないからね。
jetblack：
いや、いないと思いますよ。
qbc：
なるほどね。じゃあその問題が結局YouTube登録者数が増えてきても残ってるというか、むしろ強化されてるわけですね。
jetblack：
私もずっとクソ底辺だったから思うんですけど、結局400人しか登録者がいないYouTuberがどんなに面白い動画をあげても、多分登録しないと思うんですよ。こいつ所詮400人かっていう目で見られるから。
でも、2000人とか3000人いる人がそこそこの動画をあげたらOKみたいなところがあると思う。
なんか、登録者はそんなにいない方がやりやすかったですね。
qbc：
たしかに、自分のためにあげてるだけならそうだよね。
jetblack：
仮に私が、おじさんに全振りしたコンテンツをあげ出したらどう思います？
qbc：
いつ終わるかなって思う（笑）
私はインタビューで話を聞くっていうルートがあるけど、見てる人からしたらやったー！って思うんじゃない？ついにこっち側に来てくれたか、みたいな。
jetblack：
そっちなんだ！
qbc：
いやそうでしょ。おっさんたちは期待してたわけですよ。
jetblack：
おっさんたちを喜ばせるコンテンツ？
qbc：
もしかしたら、そうじゃない方がいいって思ってるのかもしれないけど、結局若い女を見に来ているわけじゃん。
jetblack：
本当にそう。
qbc：
そのときに思うのは、もうこっち来ちゃったか、でも悪くないなー、だと思うよ。
jetblack：
別に何したっていいのか。
qbc：
収益化したら急にエロ売り化して引く人は、40代ではいないんじゃない。
10代20代だったら拒否反応を示すかもしれないけど。
jetblack：
嫌だな。だからそういう意味で、YouTubeは本当にやりたいことじゃなかったかもしれない。
たしかにできるし喋れるし、見てて面白いっていうのはわかるんですけど、自分に限界が来そう。
qbc：
でもそしたら、今日の音声オフされてた書道パフォーマンスの動画は見たいなと思うよ。
jetblack：
昔そういう自分が喋るだけの動画をあげてたんですけど、見返したら私もいいかもなと思いました。
qbc：
解説動画とか、リアクション動画とか？
jetblack：
そうです。
YouTubeにあげるネタないんだけど、と思い始めて。
qbc：
ジョージアのテリちゃんのリアクション動画でも全然いいんじゃない。
jetblack：
いやなんか、そういうのつまんないじゃないですか。
qbc：
じゃあどうすんの（笑）
jetblack：
コメント欄でも、テリちゃんとコラボしたらすぐ何十万人いけますよって言われることがあるんですよ。
ジョージア界隈って結構狭い世界だから、知り合いの知り合いとかだったりして。もちろん私も知っててメッセージのやり取りをしたこともあるんですけど、そのコメント自体がなんか違ってて。
私はどちらかというとただのファンなんで、テリちゃんが今までどんな困難を経て日本語を勉強してYouTubeを始めたか知ってますけど、本当にYouTubeドリームっていう感じなんですよ。
qbc：
はいはい。
jetblack：
逆転という言い方が正しいのかわかんないけど、大逆転で色々な案件とかもやってる大物YouTuberですよ。その人とただジョージアにいるからってコラボしたらいいんじゃないですかとか、なんて浅はかな発言をするんだと思って。
私もよくわからないコメントをもらうからわかるけど、登録者何十万ってなったらその倍コメントが来るわけじゃないですか。
例えばテリちゃんは、コメント欄が原因でタトゥー消したりしてるんですよ。
qbc：
はいはい。
jetblack：
テリちゃんはちょっと日本化したいというか、私とはやってることが逆ですよね。
そういうのもあって、テリちゃんとコラボなんて、何を言ってるんだと思って。
qbc：
それならやっぱり自分が好きっていうのを突き通すだけでいいんじゃない。外野は無視しちゃって。
jetblack：
そうですね。
qbc：
うん。気にせずに。記録は残したいわけでしょ。
jetblack：
記録を残したいだけじゃないなら、公の場に載せなくてもいいかなとか思ってきちゃって。
qbc：
なんなの（笑）
でも結局、たくさんの人に見られるようになったのはこの1〜2ヶ月ぐらいなわけじゃないすか。
jetblack：
そうですね。
qbc：
それで耐えられるかどうか、本当に自分を試す感じですよね。それに、もう無理っていう結論が出たわけじゃないでしょ？
jetblack：
いや多分もう無理だろうなって思ってます。
1万人も考えたけど、そこまでしていきたい訳でもないかなって。3000人いったらいいかなと。
qbc：
でも、1万人になったときの気持ちは違うかもしれないじゃん。
jetblack：
まぁね。
qbc：
年内で1万人いかなかったら辞めるとか？
jetblack：
その手もあったんですよ。でももうそういうのも疲れちゃって。ずっと数字数字数字！みたいな。やめたいなら今すぐやめたらいいじゃんと思っちゃって。
qbc：
だってその気持ちって、動画を一気に非公開にしたときと一緒でしょ？
jetblack：
そうかも。でも動画投稿をやめるだけで、非公開とかにはしないんですけど。
qbc：
うん。
jetblack：
でもたしかに、毎週あげたりはしなくていいのか。
qbc：
いいんじゃない？3000人は流れでいくだろうし。
自己実現への歩みとYouTube活動の再考
qbc：
ちなみに書道の方はどうなの？
jetblack：
全然やってないです。
qbc：
やりたいんですか？
jetblack：
言われたらやるかな。
qbc：
じゃあ今はホステルとタトゥーか。
jetblack：
そうですね。
qbc：
他に何かやりたいこととか、興味あることは？
jetblack：
やっぱりグラフィティかな。
qbc：
そういえば、壁に描いてたライブ配信はどうでした？
jetblack：
20人くらい見てくれてました。特に喋ったりはしなかったんですけど、普通に楽しかった。
qbc：
うんうん。それでいいんじゃないですかね。
jetblack：
そうですよね。なんか、日本系エンタメYouTuberみたいになっちゃってて。
qbc：
そんなに？別になってもいいじゃん。
jetblack：
いやなんか違うんですよ。
qbc：
違う？
jetblack：
違う。なんでかって言うと、海外にいるのに日本人のリアクションを気にしなきゃいけないという状況が起きるから。
qbc：
なるほどね。
jetblack：
それって、意味わかんなくないですか。
qbc：
たしかにそれはそうだね。離れたかったわけだもんね。
jetblack：
そうそう。だから、これが本当にやりたかったことなのかなって思って。
自分が楽しくて面白くてやってるし、編集もどうせなら見てもらえるように作ってはいるんですけど、これが本当にやりたかったのかと言われたらそうじゃない。
qbc：
たしかに、配信中は完全に日本と同じ空間になっちゃうもんね。
jetblack：
そうなんですよ。
qbc：
なるほどね。でも、これでお金が稼げるって考えたらいいんじゃない？
jetblack：
結局そうですよね。
qbc：
ホステルもやめた状態ね。
jetblack：
うん。とりあえず、今はただ単に刺激が足りてないっていう。
qbc：
それこそある程度数字ができたら、みうさんの旅行系YouTuberなんじゃない。
jetblack：
いやもう、絶対無理です私。
qbc：
なんで？
jetblack：
結構みうちゃんとそういう話はしたんですよ。旅系のYouTuberって、結局再生数が取れる国に行くっていう。
結局再生されるのってハプニングとか、その国の危ないポイントとかだから。それを自作自演してる人ほど、稼げてたりするんですよ。
qbc：
なるほどね。
jetblack：
YouTubeってそういうもんじゃんって言われたらそうだし、それを踏ん切ってるのはある意味いいんじゃないかとさえ思う。
けど、それを自分がやりたいかと言われたら、別にやりたくない。
qbc：
うん。リアルでやりたい、ってことだよね。
jetblack：
うん。そもそも私は旅系YouTubeは好きじゃなくて。だって数日しかいないのに、この国はこういう国ですって言ってる人が多いじゃないですか。
けどみうちゃんがすごいポイントは、ローカルも行くし、ちゃんと溶け込むんですよ。そういうリアルが好きなんです。
qbc：
へえ。
jetblack：
さらに好きなポイントが、最近動画回してる？って聞いたら、全然回してないって言ってて(笑)本来めちゃめちゃネタになるところこそ回さない、みたいな。
今一番楽しいから絶対に回した方がいいんだろうなって思ってんだけどね、って言ってて、それは私も気持ちがわかるなと思いました。
qbc：
なるほどね。
jetblack：
動画はある程度落ち着いてきたタイミングで撮ってるんですよ。だから、もっと面白いことは動画外で絶対にある。私もそうです。
撮影中に偶然撮れた面白い場面ももちろんあるんですけど、なんか力が入った感じになっちゃう。
qbc：
もう譲歩して、中身は今まで通りのVlogで、サムネだけ盛るっていうのはどう？
jetblack：
本当にそれですよね。私がやるべきことは多分そっちだと思う。
qbc：
でも、サムネすげぇなって本当に思った。
jetblack：
ですよね。
qbc：
女の子の数が多いと、上にあがってる気もするし。
jetblack：
結局、動画の中身じゃないんですよ。サムネとタイトルが全て。
qbc：
クリックされるかどうかっていうのは間違いないもんね。
jetblack：
そうなんですよ。
冒頭の何秒かで動画が見られるかどうか決まる、っていうのもあるじゃないですか。オープニングに力を入れた方がいい、みたいな。
qbc：
うんうん。
jetblack：
だけど、それを完全に無視できる動画ってあるなと思ってて。
というのも、流しで見たいミュージックビデオとかって、基本的に最初から最後まで見るじゃないですか。作業系動画とか、耳の穴ほじるやつとか。
絶対かはわかんないけど、普通の動画よりは確率が高い。
qbc：
うん。
jetblack：
で、日本のコンテンツってなんかちょっと違うんですよ。
海外の人は、初期に流行ったようなクソ馬鹿動画をずっと投稿し続けてるんですけど、日本でそれやったら炎上して終わり。
qbc：
うん。
jetblack：
海外では力が入ってないコンテンツが多いけど、日本のはすごい作り込まれてる。文字もでかいし効果音も入ってるし、なんかみんな同じ編集なんですよね。
qbc：
テレビの人がやってたりするしね。
jetblack：
そうそう。テレビの人の編集をパクったり、みんな同じスタイルだから大差がないというか、面白みがないんですよ。
qbc：
芸能人も増えてるしね。
jetblack：
そうそう。
qbc：
じゃあ、海外コンテンツをやってみた方が面白いんじゃない？
jetblack：
そうそう。そっちの方が母数も多いし。
日本人の女の子がやっているだけで面白い、みたいになったりするんですよね。
qbc：
いいんじゃない？その感覚はストリート書道の頃に近いよね。
なんかわからんけど日本人の女の子がやってる、みたいな。
jetblack：
うんうん。
qbc：
半数男性だもんね。
jetblack：
いやもうびっくりですよ。
qbc：
1500人ぐらいか。
jetblack：
はい。だからコメントとかも4行くらいで送られてくるんですよ。
qbc：
おじさん構文？（笑）
jetblack：
おじさん構文かもしれない。コメントって一言じゃないんだ、みたいな。
qbc：
また新たな戦いみたいな感じで、いいんじゃないですかね。
jetblack：
そうそう。
最近グロ系のYouTubeにハマり始めて、ペットの鳥食べてみた動画とか見てます。
qbc：
へえ。
jetblack：
そこまで踏ん切ってたら、マジでYouTuberじゃないですか。カラスの脳みそプリンにしてみた、とか。初期っぽい動画。
qbc：
日本のニュースになるやつね。めちゃくちゃ炎上するやつ。
jetblack：
そうそう。そうなんですけど、やっぱりめっちゃ面白いんですよ。誰もやってないから。
qbc：
なんでそんなに尖り続けようとするの（笑）
jetblack：
YouTubeで見るのがなくなっちゃってるんですよね。
ペットの鳥を食べる人とかも、本当はめちゃめちゃ鳥に優しいけど、鳥もトカゲも食べてますよ。
qbc：
まじかよ。
jetblack：
結構グロいんですけど、なんかちょっとクセになる。
qbc：
動画はちゃんと作り込まれてるの？
jetblack：
めっちゃちゃんとしてます。ちゃんとしてるっていうか、もはや内容勝ちじゃないですか。
qbc：
日本人？
jetblack：
日本人ですよ。この人のシリーズ、全部の動画が面白くて。
qbc：
すごいね。65万人いるんだ。
jetblack：
そうそう。コメント欄見てたしかになと思ったのが、競合がいない中を攻め込むっていうところ。こんなの食べる人、絶対誰もいないじゃないですか。
qbc：
すごいね。とにかく食うんだ。
jetblack：
うん。こんなん見るに決まってるじゃないですか。
最初に衝撃的だったのが、鳥インフルっぽい野鳥を食べて食レポする動画。鳥を鷲掴みにしたりとか、鳥の死体を引きずり回したりするやつなんですけど。
qbc：
ええ。YouTube的には大丈夫なんだね。
jetblack：
そうですね。この人多分茨城とかに住んでるんですけど、めっちゃ面白いですよね。
qbc：
へえ。なんでその調理技術があるんだろうね。
jetblack：
わかんないけど、動物が好きなんだと思う。
qbc：
ええ。
jetblack：
この人は本当に動物が好きなんですよ。だから知識はちゃんとある。
qbc：
そうなんだ。こわい。
jetblack：
だから本当に命に感謝してる人なんじゃないですかね。実際うちらだって食べてるから、やってることは一緒だし。
qbc：
そうだけど、すげぇな。
jetblack：
すごいですよね。
qbc：
12月1日に日本で文学フリマがあって、そこに「刺青と人」を本にして出そうと思ってるんですけど、よろしいでしょうか。
jetblack：
もちろんです。ありがとうございます。
最後に予言として言いたいんですけど、私、しいたけ占いだけを信じてここまで生きてきたんですよ。で、2024年の上半期によると、12月にありえないことが起きるみたいなので。今までマジで当たってるんですよ。
qbc：
ええ（笑）
jetblack：
9月がラッキーマンスだったんですけど、私ラッキーマンスに収益化してるし。本当にこれは当たるんですよ。
この調子でいくと、夢みたいな話が成就されてくっていうのがあるから、多分その本が今度は書籍化すると思います。
qbc：
話がもっと大きくなるね。
jetblack：
今この話を聞いて、12月に書籍化すると思いました。
口にしたら叶わないとか言うけど、どうせ叶うんで。どうせ叶うとか言ったらいろんな人たちになんか申し訳ないですけど、私はそういう人生なので。だから本当に叶うんですよ、こういうのは。
qbc：
ほんと、いいところにいるよね。出会いのあるところにね。
jetblack：
運だけはあるから、今はちょっと踏ん張りもせず、ただただ普通に生きていこうと思います。
qbc：
うん。いいですね。ちょっとした休息期間なんじゃないですか。
jetblack：
よく考えてみればそうですよね。
qbc：
そうだよ。だってきっと、一段落ついたわけだから。
jetblack：
そうですよね。
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おわりに
これから本にする編集はじめまっす！！ つらい、、
あぶり編集後記
私の長々インタビューを本にまとめるのは超大変だと思います(笑) qbcさんよろしくお願いしますね！！
制作：qbc（無名人インタビュー主催・作家）
編集：misato（ライター）
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