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どんな人生になるかっていうのは、自分の選択次第だ人

むかしむかし、ある村に、選路(えらびじ)という若者が住んでいました。選路はいつも「どんな人生になるかは、自分の選択次第だ」と信じていました。
村には代々受け継がれてきた決まりがあり、多くの人はそれに従って生きていました。しかし選路は、人生の岐路に立つたびに、自分の心に問いかけ、自分で道を選んでいきました。
ある日、村の広場に三本の道が現れました。一本は安全な平地の道、一本は険しい山道、もう一本は誰も行ったことのない新しい道でした。
村人たちが迷っていると、選路が前に出て言いました。
「どの道を選んでも、それを価値ある道にできるのは自分次第です」
選路は考えに考えて、新しい道を選びました。
村人たちは心配しました。「なぜそんな危険を?」
選路は答えました。「この選択に責任を持つのは私自身です」
道中、選路は様々な困難に出会いました。
でも、その度に「これも私が選んだ道」と、前を向いて進みました。
時には道に迷い、
時には怪我をし、
時には不安になりましたが、
それでも自分の選択を信じ続けました。
やがて選路は、誰も見たことのない素晴らしい景色に出会い、新しい可能性を見つけました。その経験は、村全体に新しい風をもたらしました。
後に選路は村人たちにこう語りかけました。
「人生は、私たちが選んだ道によって形作られます。でも大切なのは、どの道を選ぶかだけでなく、選んだ道をどう歩むかです」
そして「己が選びし道、己が足で行く」ということわざが、この村から広まっていったとさ。
めでたし、めでたし。
と思う2024年12月5日x時x分に書く無名人インタビュー966回目のまえがきでした!!!!!
【まえがき:qbc・栗林康弘(作家・無名人インタビュー主宰)】

今回ご参加いただいたのは あみ さんです!

年齢:30代前半
性別:女
職業:母、妻、ヨガ・アーユルヴェーダ講師、カウンセラー


現在:社会がうまく機能していないから苦しんでる人が多くなってるみたいなのはすごく感じているので、そういう意味では怒りではないんですけど理不尽だなって。

qbc:
今何をしている人でしょうか?

あみ:
ヨガとアーユルヴェーダの講師と、心理カウンセリングみたいなのを組み合わせて、自分らしく生きられるようにサポートをしております。

qbc:
いつ頃からされてるんですか。

あみ:
お母さん向けは本当に最近、今年度からスタートして、細々と今やっているところなんですけど。子供が生まれる前に、女性向けで2020年頃からオンラインでやり始めました。その前は、ヨガのレッスンやったりとかしてたんですけど。

qbc:
どんな気持ちでされてます?

あみ:
子供が生まれてからこんなに子育てって大変なんだっていうのを感じて。結構友達とかでも産後うつになった子とか、お子さんが発達の面でちょっと遅れたりとか、ご飯食べないとかみんないろんなことで悩んでるのを知って。行政とか手を差し伸べてくれる場所も一応あるけど何か足りてないなっていう感覚があったりしたので、その届いてないところに届きたいなっていう気持ちは、今持ちながらやってます。

qbc:
シンプルなわけじゃないけど喜怒哀楽そういうところで言うと、どんなお気持ちがあるんすかね。

あみ:
何だろう。気持ちの部分で言うと、楽しんでやるっていうところは仕事において続けるには絶対に必要なところだなっていうのをすごい感じてるので、最近はもう楽しむ。発信とかも結構何ていうんですか、苦しいというか…全然見てもらえないなとかで苦しい時期もあったんですけど、苦しんでる人に頼りたくないじゃないですか。だから私の気持ちとしては楽しむ、自分が子育てとかにおいても、前向きな気持ちで向かうっていうのは、最近すごく心がけているところですかね。ただ世の中に対しては、やっぱり怒りというかもっとこうであってほしいみたいな、社会がうまく機能していないから苦しんでる人が多くなってるみたいなのはすごく感じているので、そういう意味では怒りではないんですけど、理不尽だなって感じたりとかすることはありますかね。なんかそこも原動力にはなります。

qbc:
どんなところに理不尽さを感じられるんですか。

あみ:
夫婦のパワーバランスみたいなところで言うと、女性が家事も育児もして、仕事もして。でも仕事やキャリアを捨てるのは女性の方が多いとか。イクメンイクメンとか、男性ばっかりもてはやされて育児をしているパパがすごいみたいな感じで見られるのも、それが普通なのになって思ったりもしますし。何かそこで我慢しているママたちを見ると、ママたちの方から動かないとパパも変わらないよなって思ったりもすることはありますね。

qbc:
うんうん。

あみ:
あとは行政とか自治体とかにもよるかもしれないんですけど、子育て支援みたいなところって、何て言うんですかね。私も相談したときにあんまりこう思ったような答えが返ってこなかったりとかがあって。その専門家って言われる方たちが、あんまり深い知識を持ってないんだなっていうことは感じたんですね。行政の中にいる人たちっていうのが。子供を育てるにあたって日本で当たり前とされていることって、世界ではもう古い考え方だったりとか、日本は遅れてるなっていうところもあったりとかしたので。何かそこが一つママを苦しめる原因になってるから、古い体制と古い知識が蔓延している状態で、それに従わなければいけないんだっていう、ママたちの思い込みみたいなのも…理不尽?なのかな?なんかいい言葉が見つからないんですけど、変わってほしいなって思う部分ではあります。

qbc:
何か具体的に今お仕事ってどんなことをされてるんすかね

あみ:
オンラインでやってるんですけど、カウンセリングみたいな形でお悩みを伺ってます。ヨガとかアーユルヴェーダに関しては、ヨガは結構心の部分を扱うもので、アーユルヴェーダは体の部分を扱っていて、その人の体質に合った食事だったりとか、生活習慣とかっていうのがあるんですけど。イライラしてるときは、こういうものを食べるのは避けた方がいいよ、逆にこういうの食べたりとか、ゆっくりお風呂に浸かったりとかいい香りを嗅いだりとかっていうのがいいですよとか。あと落ち込んだときはこういうふうに体を動かすといいですよとか。そういうちょっとした日常で使えるアーユルヴェーダのTipsみたいなのを体の面ではお伝えして。心の部分は、ヨガ、アーユルヴェーダ、心理学の複合にはなるんですけど、あなたの心の癖っていうのがこういう感じになっているから同じような癖が出てきたときに、まず気がついて行動を変えてみましょうね、こういう行動にしてみたらどうですかみたいな形で提案とかアドバイスをさせてもらってます。伝わりますかね、何か言葉で説明するの難しくて。

qbc:
いえいえ、お仕事以外でどんなことされてますかね。

あみ:
この仕事以外はパートに出てるんですけど。薬膳のレストランと酵素風呂ってわかりますか。糠を発酵させたものに埋まってって言うんですかね、血行促進したりとかする形のお風呂っていうか。とにかくぬかに埋まるみたいな形のものがある施設でパートをしています。

qbc:
うん。

あみ:
あとは主婦ですかね。主婦というか。

qbc:
何か趣味の時間とかそういうのは?

あみ:
趣味、、趣味って聞かれると、いつも困るんですけど。なんか結構このヨガとかアーユルヴェーダを学ぶことが楽しいというか。なんていうんですかね、自分の時間を仕事に費やしがちなので、いわゆるその遊び的な趣味っていうのがあんまりないかもしれないです。でも、休日はもう家族でどっか出かけて楽しむっていうのを決めてて。それは趣味なのかな?楽しいからやってる感じですね。あんまりお出かけとかしない人もいるんだなって思うと、我が家は結構家族で出かけるっていうのは多いかもしれないです。あと最近もう全然見れてないんですけど、昔は映画を見るのが大好きでした。もうゆっくり見る時間がなかなかないので、今はもうドラマをながら見で、ご飯作りながら見たりとかぐらいしかできないんですけど、それは息抜きになってるかもしれないですね。

qbc:
性格は人からなんて言われます。

あみ:
しっかりしてそうに見られます。でも全然しっかりしてるとは思わないんですけど割としっかりしてそうってよく言われますね。

qbc:
自分ではどう思います?

あみ:
自分では真面目な部分は多分にあるなと思いつつ、でも何か面倒くさがりだしズボラだし。
楽するためにどうするかみたいなところは結構考えますね。でもそういう努力はちゃんとしてるなって思います。

qbc:
周りの人の中で、距離の近い人、家族パートナー親友そういう距離の近い人から言われるものってあります?

あみ:
何て言われるかな、なんかそんな具体的に言われたことってあんまり、、夫とかですよね、家族って。

qbc:
ご実家でもいいですし。

あみ:
昔は母にすごい頑固だって言われたことはあります。自分の意見を曲げないみたいな、確かにそういうところはあるなと思ったりはしますね。あと面白い、なんか変って言われますかね、なんか家族には。

qbc:
これをしてるのが楽しいものを教えてくださいって言ったらなんですか。

あみ:
楽しいもの、、娘と一緒に歌ったり踊ったりしてるときは楽しい。

qbc:
なるほど。お子さん今おいくつですか。

あみ:
娘は今2歳です。

qbc:
へえ、2歳って何歌えるっていうか。

あみ:
最近なんかディズニーのアナ雪とか、ラプンツェルの歌とかを覚えてて。それを一緒に歌って、なんか踊ってます。一緒に踊ろうって言われるので。

qbc:
ふうん。

あみ:
あとは新しい場所に行くのは結構好きですね。さっきの家族で出かけるっていうのもそうなんですけど、ご飯屋さんとか、娘中心になるから娘が遊べる場所とかにはなるんですけど。なんかそういう新しい場所を開拓するのとかは結構好きです。行くと楽しいですね。この間おかあさんといっしょのファミリーコンサートに行ったんですけどめっちゃ楽しかったです。

qbc:
どんな観覧形態って言い方変ですけど、ちっちゃい子と一緒じゃないすか。

あみ:
普通のホールで着席型です。みんな席に座って、その場で見ている感じですね。

qbc:
好きな食べ物は何です?

あみ:
チョコですかね。甘くないチョコ、カカオが80%以上のチョコが好きです。

過去:今変わらないと人生このまま落ちていくみたいな。ピカー、ズドーンみたいな、なんか雷に打たれたような何かが降ってきて。

qbc:
子供の頃はどんなでした?

あみ:
子供の頃は割と引っ込み思案だったかなと思います。母も小さいときはすごいおとなしくて、ちょっと心配してたみたいなことを言ってた気がします。でもなんか、引っ込み思案なんだけど、多分頑固さみたいなのが多分あったので、おままごとの時とか、この役をやりたいとか、セーラームーンごっこのときはマーキュリーが絶対いいとか、そういうのは自分の中であったなって何となく覚えてますね。

qbc:
マーキュリーが好きだった理由って覚えていらっしゃいます?

あみ:
名前が一緒だったのと、かわいい知的な感じが憧れだったのかな。マーキュリーの真似して髪をショートカットにしたんですけど、なんか自分は全然マーキュリーみたいに可愛くなれなくてショックを受けた記憶があります。

qbc:
何か好きな遊びっていうとどんな遊びが好きだったんすかね。

あみ:
でもごっこ遊びだったかな。なんて言うんですか、鬼ごっことか、あと勝ち負けがつくものとかはすごい緊張して嫌だったなって思います。だから鬼ごっことかも鬼になれば緊張しないから、鬼になりたかったタイプです。小学校とかもドッジボールは絶対に最初に外野に入るみたいな感じでした。

qbc:
小学校はどんな子供だったんですか。

あみ:
小学校は4年生のときに仲良くなった子が、すごい無邪気で明るくていつでも明るくて元気で。そのときモー娘が一番ピークだった時代、Loveマシーンとかの頃だったんですけど、その子と一緒にモー娘をよく踊ってましたね。多分そこまでは引っ込み思案が強かったんですけど、4年生のその子をきっかけにちょっと解放された感じがありました。なんか、モー娘を本当によく踊ってた。

qbc:
うん。

あみ:
ちょっと幼稚園に戻っちゃうんですけど、幼稚園のときも白雪姫の劇で白雪姫をやってるんですよ。だから、引っ込み思案ながらも、なんか目立ちたいみたいなところはあったんだろうなって思います。私が主役がいい!みたいな。

qbc:
なるほど。

あみ:
小学校高学年は、中学受験をしたので、もう勉強勉強、勉強しなさいみたいな感じで、あんまり遊べなかった記憶がありますね。でもそのとき勉強が好きだったから、塾もすごい楽しかったし。それはそれで楽しくはあったけど、自由が奪われた感じはありました。そのときは。

qbc:
お子様もさっきディズニーのお話されてますけど、それは親子で遺伝してるんでしょうかね。

あみ:
私が好きだから好きになったのかなって思ってるんですけど、今のところは。

qbc:
DVDを見せてたとかそういうふうな感じなんですかね。

あみ:
全然見せてはなくて、歌だけ。私が歌ってるのを覚えて、その本家の歌というか、本物の歌も聞き始めて、これあみが好きな歌?って聞かれるようになって、そっから覚えるようになりましたね。だから私の影響で私が好きだから好きになってくれたみたいなところがあると思います。

qbc:
中学生はどうなってるんですか。

あみ:
中学生は、中学受験を第1志望落ちて、人生で初めての挫折を味わったんですよね、そこで。私は絶対に第1志望に行けると思ってたのに行けなかったから、しかも共学にしたかったんですけど、滑り止めでもう女子校に行くことになって。なんか嫌々まではいかないですけどちょっと納得いかない感じで、学校は通い始めましたかね。やっぱなんか、女同士の何ていうんですか、面倒くささみたいなのが割と苦手で。その中学生のときはそういう自覚はなかったですけど、今思えば女子だけの中にいるのは私つらかったんだろうなとは思います。でもテニス部に入ってたんですけど、部活はすごい楽しくて。テニス部の記憶が一番大きいかな。何か中高の記憶があんまりないんですよね、多分楽しくなかったから。

qbc:
中高一貫?

あみ:
中高一貫です。

qbc:
なるほどね。高校の後はどんな進路進学になるんですか。

あみ:
大学もエスカレーターで、もうそのまま中高大一貫で行きました。

qbc:
大学は楽しかったですか。

あみ:
大学はまあまあ楽しかったかな。やっぱ大学生になってちょっと自由になった感もあって、バイトが自分でできるようになったし、門限もあったけど破ってなんかよく怒られてましたけど。自分で意思決定ができるようになったから、それは何か楽しかったかな。自由なのが大事だったのかもしれないですね、私は。中高やっぱ校則もそれなりに厳しい学校だったと思うので、なんかそれはすごい面倒くさかったし、校則厳しいわりに破っちゃった子に優しいというか、髪染めてる子とかそのまま染めたままだったりとか。校則あるんだったらちゃんと先生たち注意してよみたいな、何かそこも理不尽さを感じていらだってた記憶はあります。そういう縛りから解放されて、大学は楽しかったかなっていうのはありますかね。

qbc:
うんうん。

あみ:
ただ高校のときに、大学に行く意味が全く見いだせなくなって。なんか大学生ってただ遊んでるだけじゃんみたいなイメージがあったから、まあ自分も結局そうなっちゃったんですけど、大学って何のために行くんだろうみたいな感じにハマって。で、歌うことがやっぱ小さいときから好きだったんですよ、モー娘時代から。高校生のときに歌手の絢香さんが出てきて、I Believeを聞いたときに、何かもうめっちゃ心が揺さぶられて私も歌いたい!!!ってなったんですよね。部活やめてボイトレに通い始めて…。大学でやりたいことないし、行く意味がわからないし、だから音楽系の専門学校に行きたいって親に相談をしたんですけど。結構うちの親は学歴主義というか、大学は卒業しないとその先に生きるのが大変になるよ!みたいな考えの親だったので、その専門学校に行きたいっていうのも家族会議が開かれて、父と母で説得をされて。大学に受験しないでエスカレーターで行けるんだから、しかも成績はそれなりに良かったので、学部も自分の好きなところを選べるんだから、そんな恵まれてるんだから大学は絶対に行きなさいと言われて。なんかいる環境もやっぱりね、周りの子たちも学歴?大事にしてるような子しかいないし。何て言うんですか、好きなことやったらいいよみたいな大人ってそのときっていなかったので、大人がそう言うならそういうものなのかなと思って、しぶしぶ大学にいたっていう経緯はあったんですよ。だからそこは納得しないまま行ってはいたんですけど、結局なんか遊んじゃってる自分も、流されちゃったな~みたいな感じで自己嫌悪みたいなのは持ってましたかね。楽しかったけど、流されちゃったなみたいな。

qbc:
それはいつ頃そう感じたんですかね。

あみ:
常に感じてたかもしれないです、大学生のときって。結局私はそんなもんなんだなみたいな。

qbc:
大学卒業後はいかがですか。

あみ:
大学卒業後は就職したんですけど普通に。そのときも同じような家族会議が開かれたんですよ。私が就職したくないって言い始めて。今度こそ音楽を学びたい、もしくは音楽の道に行きたいみたいなことを親に相談したんですけど、大学進学のときと全く同じ感じで、新卒のカードを無駄にするなと。働きながらでも音楽活動はできるから、とりあえずちゃんと就職をして、働きながらやれることをやればいいんじゃないかみたいな感じだったかな。ちょっと覚えてないですけど、でもとにかく説得をされて、1社だけ受けてそこに入ったっていう感じだったんですね。
就活のときも、東日本大震災が起きて、結構何ていうんですか、そこで価値観変わった方ってすごい多かったと思うんですけど、私も考えさせられることはすごくいっぱいあって。ガラッと何か自分が変わるってところまではいかなかったんですけど、何かこんな生き方でいいんだろうか自分は…みたいなのは考えたんですよね。親が敷いてくれたレールの上をずっと歩いてきて、就職もそのまま行っちゃっていいんだろうかみたいなのは考えたけど。でも結局やっぱ自分に自信がなかったから親に言われるままというか、周りの大人ですよね、大学の就職系の相談に乗ってくれる人とかも同じようなことを言うので、それがいいのかな?みたいな感じで就職したっていう形でした。

qbc:
なるほど。

あみ:
社会人になったら社会人になったで、お金こんなにもらえるんだみたいな、今度はお金の自由さを感じて、その楽しい感じはまたありつつ。仕事も事務仕事は嫌いじゃないんですよね。だから、すごい別に何か楽しいみたいな感じではないですけど淡々と事務仕事するのは全然嫌いじゃなかったから、あと同期と遊んだりとかするのも楽しかったし。1年目は楽しかったんです。けど、2年目に異動になって。就職した会社が部品メーカーだったんですけど、営業支店に配属されて、1年目はその支店の総務人事経理をやってたんですね。2年目に営業アシスタントの方に異動になって、しかもその課が特殊な課だったというか。普通営業アシスタントってお客さんと工場の間に入って納期調整したりとか、部品倉庫センターに出荷の指示を出したりとか、そういう事務仕事なんですけど。私が異動になった課が、事務仕事プラス出荷の作業とかもしなくちゃいけなくて、とにかく出荷作業がもう手作業で全部やらなきゃいけないからすごい時間がかかるんですよ。それを1人でやらなきゃいけない、かつ新しい仕事を覚えなきゃいけないみたいな感じになって。もうなんか事務職で定時に帰れるのが当たり前のはずなのに、22時までやっても仕事終わらないみたいな日々が続いちゃって。

私の計画的には1年目で仕事に慣れたら、2年目で音楽活動も積極的にやっていけるかな?みたいな算段でいたんですけど、なんかそんな状況になっちゃったので。そのときもあんま記憶がないんですよね。もう毎日何をやってるのか自分がわからないみたいな感じになってたので。なんかやっぱり会社の一員になるってことは自分の人生を自分でコントロールできないんだなってすごいそこで痛感して。やっぱ私はこの敷かれたレールの上を歩くのに合ってないんだなみたいな、なんていうんですかね、なんかやっぱ違うみたいな。親の言うこと聞いてきた人生だったけどそれはやっぱ間違ってたのかもしれないと思って。
でも何をどうしていいのかはそのときわからなかったので、とりあえずやったことないことをやってみようと思って、カンボジアに一人旅に行ったんですよ。そこで出会った人たちが、何ていうんですか、もういわゆるバックパッカーみたいな。今まで人生で出会ったことがないようなタイプの人たちにそこでいっぱい出会って。何をもらったのかっていうのはそのときはなかったんですけど、とにかく自分の今までの価値観がガラガラカラーってめっちゃ崩れていったのはそこでありましたね。そこはすごいターニングポイントで、今まで知ってた大人の言うことが正解なわけではなかったんだなみたいな、いろんな生き方があっていいんだなっていうのは、そのカンボジアでめっちゃ感じました。

qbc:
それはおいくつぐらい?

あみ:
それが、23歳か24歳ですね。

qbc:
その後はどんな感じに?

あみ:
その後まあ仕事に慣れていって、だんだん残業とかも落ち着いて行きはしたんですけど、やっぱカンボジアでめっちゃ価値観が変わったので、そっから出会う人とかもちょっと変わっていって。とは言え昔の友達とかとも遊んでたりとかして、結構昔飲み歩いてたんですよ。なんかある日、めっちゃ酔っ払って渋谷を歩いていたときにスクランブル交差点を渡っているときに、なんか急に「今変わらないと人生このまま落ちていくよ」って言葉?ピカー、ズドーンみたいな、なんか雷に打たれたような何かが降ってきて。そのときすごい落ち込んでたんですよね。なんでかは忘れちゃったんですけど、すごいとにかく嫌なことがあって落ち込んでたときで、もうこのままだとやばいぞみたいな、天からのお告げじゃないですけどなんか降ってきて。なんかやっぱやばいな、マジで何か本格的に変えないとみたいな感じになって。でもやっぱり何をしていいかわからないから、とにかくね、ネット見てたんですけど。そのときにたまたま見つけた記事で四角大輔さんっていう方が書いてた記事だったんですけど、何が書いてあったか忘れたけど、人生の名言教訓みたいなのを読んで、それがめっちゃ何か心に刺さって。その記事を読み進めていったら、オンラインサロンの会員募集の記事だったんですよ。誰だか知らないけど何だかよくわかんないけど、なんかここに入れば変われるかもしれないと思ってそのオンラインサロンに入会して。四角大輔さんとジョンキムさんっていう方お2人のオンラインサロンだったんですけど。そこで2人のセッションとかを受けたり、またそこでも今まで出会ったことのないような方たちと出会って、いろんな話をきく中で、私もやっぱり人生変えようっていう覚悟が決まって、会社を辞めました。それが、2016年だから26歳かな。26歳だから4年目の春に、会社辞めて、そのオンラインサロンに入ってる間に、自分は何をしたいんだろうみたいなこともすごい考えてたんですけど。その最中に、祖父が亡くなって。私祖父母ずっと健全で、周りで誰かが身近な人が亡くなったっていう経験がそのとき初めてだったので、人の死をどう扱っていいのかがわかんなかったんですよね。すごい悲しいのと、よくわからないのと。父方の祖父だったんですけど、父よりも悲しいんじゃいけないよな、みたいな謎の制御とかもあって、感情を蓋したりとかしてたら、なんかよくわからなくなって「誰か助けて」みたいな、闇の中にいる感じがすごい続いてて、それでそのときにたまたま参加したヨガの瞑想会があったんですけど、そこで瞑想体験してみたら、なんか急にスーッて心が軽くなったんですよね。なんか悲しんでいいんだって思ったら、ちゃんと泣けたし、本当ちょっとの体験だったんですけど、そこでヨガってすごいんだと思ってヨガを学ぼうと決めていて。会社辞めてからヨガ留学で1ヶ月間なんですけど、1ヶ月間ヨガを学ぶプログラムみたいなのに参加してきました。

qbc:
なるほど。そこからヨガのインストラクター?

あみ:
そこからすぐではなくて、私東京に住んでたんですけど、東京で暮らすことも自分に合ってないっていうのがわかったので田舎に暮らそうと思って。留学から帰ってきて、移住先を探す旅にちょっと出たんですけど。住むんだったらここかなみたいな感じでピンときたところがあって、そこに移住をしました。移住するにあたってやっぱり仕事が必要だったのでまだヨガインストラクターとしての経験全然なかったし、それが田舎で仕事にできると思えなかったので、地域おこし協力隊っていうのになって、それをやりながら副業で細々とヨガのレッスンをするみたいな形で3年間過ごしてました。

qbc:
ありがとうございます。で、今に至るみたいな感じですかね?

あみ:
そうですね。協力隊が終わって結婚をして、コロナになって、また別の場所に移住して、で、今に至るって感じです。

qbc:
ご両親からどのように育てられたかっていうと、どんな感じだった?

あみ:
父は仕事が忙しい人だったので、休日はすごいいっぱい遊んでもらってたんですけど、単身赴任の期間も長かったですし。母が中心になって育ててくれたっていうのが、まず前提としてはあるんですけど。母はやっぱり今思えば1人だったし、すごい大変だったんだろうなと思うんですけど、なんか怖い存在だったんですよね、私からすると。だから怒られないようにしなきゃとか、そういう意識が自分の中にはすごい強くあったなっていうのは思います。でも、習い事とかやりたいって言ったことは全部やらせてくれたし、旅行とかもすごいたくさん連れてってもらったし。あとずっとお弁当だったんですけど、小中高毎朝ね、早く起きてお弁当を作ってくれて。いろんなところで私の望みを叶えてくれてたし愛情いっぱい注いでくれてたなっていうのは、大人になってから気づきました。一方でやっぱりそのお話したように、学歴社歴っていうのが生きる上ではすごく大切で、お金ですかね、収入が高ければ幸せになれるっていう価値観を持っていると私は感じているので、その辺は母の教育として受けてきたかなとは思います。

未来:どんな人生になるかっていうのは、自分の選択次第だし、これからの未来はどんなことも選択ができるんだなって。

qbc:
未来について聞いていきますね。5年10年30年40年50年と続いていくわけですけど、最後自分が死ぬところまでイメージしていって、どんな未来を思い描いておりますでしょうか?

あみ:
自分が死ぬところまでっていうとあんま考えたことなかったなと思うんですけど、近いところから言うと、やっぱママ向けのサービスみたいなところ、苦しんでる方にサポートするっていうのをもう少し広げていきたいなっていうのが仕事としてはありつつ。その先に自分が掲げる目標としては、最近なんかこれも降ってきたんですけど、日本の自殺者をゼロにするっていうのを遠い未来の目標に掲げながら、ママと子供のサポートみたいなところをしていきたいなっていうのは思っています。

qbc:
うん。

あみ:
私生活については、今娘1人なんですけど、子供があと1人、2人欲しいなとは思ってるので。その辺は妊娠出産とかも、この10年ぐらいで1回か2回、できれば2回、私は2回と思ってるんですけど、経験できたらいいなっていうところは思ってます。やっぱ子供のことを考えるのはすごい好きなんでしょうね、私。子供にどういう教育を受けてもらいたいかな、どういう経験をしてもらいたいかなみたいなのを考えるのが楽しくて。そこをベースに住む場所とかを変えていって、この世界にはいろんな文化や価値観があっていろんな人がいるんだよっていうのを子供に感じてもらえるような環境を作っていっていきたいなって思ってます。何年後かはわかんないですけど、海外での生活とかも経験してみたいなと思ってるので。海外移住とかもしたいなとか思ってますかね。

qbc:
うん。

あみ:
で、死ぬまでのことを考えたら親のエゴでしかないですけど、孫の顔見たいなっていうのはやっぱり思いますね。娘がね、どういう選択をするか、そこはやっぱりわからないし、娘の意思を尊重していきたいというのが一番あるんですけど。でもやっぱ自分個人として思ったときに、娘の子はどんな子かなみたいな、孫を見たいっていう気持ちはやっぱりあります。で、60歳ぐらいになったらのんびり暮らしたいなって思います。そう、動物と暮らすのが夢で、ヤギと馬と犬と鶏を飼ってみたいんですけど。でもそれをやってしまうと、自由に移動ができなくなるっていうのがあるので、60歳ぐらいでちょっと子育てが終わってから、そういう暮らしをしてみたいなっていうのは思ったりはします。

qbc:
もしもの未来の質問っていうのをしていて。もしも、歌手になってたらどんな人生?シンガーになっていたら。

あみ:
あーそうですね。シンガーになっていたら、歌で日本全国とか世界を飛び回る。飛び回るまではいかないな、世界に歌を届ける、かな。

qbc:
ワールドツアーなんですね。

あみ:
今大きくはないけどって言おうとしたんですけど、いやでも大きいところで歌いたいわって思って。ワールドツアーしたいですね。歌がやっぱり心の癒しにもなるし、前向きな気持ちにもなるしエネルギーもらえるし、何かいろんなものをくれるものだと思ってるので。この今やってるママのサポートみたいなところも、自殺者ゼロっていうところを目指すって決めたんですけど、歌をやってても自殺者ゼロっていう何か目標は変わらないだろうなって思いました。

qbc:
ありがとうございます。最後の質問はですね、最後に残った言葉っていうもので、遺言でも読者向けメッセージでもインタビュー振り返っての独り言みたいになってもいいんですけども、最後に言い残したことがあればお伺いしております。

あみ:
言い残したこと、、なんかやっぱり自由であることというか、何にでもなれるんだなっていうのは、この最後の質問で全然今からでも歌手を目指しても別にいいんだよなっていう感覚になりましたし、本当にどんな人生になるかっていうのは、自分の選択次第だし、これからの未来はどんなことも選択ができるんだなって思わせてもらいました。それをたくさんの人にも伝えたいなっていう気持ちも同時に出てきました。うん、ありがとうございます。

あとがき

人間っていいな!

【インタビュー・編集・あとがき:qbc】

【編集:komima】

#無名人インタビュー #インタビュー #アーユルヴェーダ #カウンセリング


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