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【無名人インタビュー】国際協力でキャリアを作る! COCOCOLOREARTHサイト運営男子大学生21歳

今回ご参加いただいたのはつのだゆうたさんです!
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サイトリニューアルのため、クラウドファンディングを実施しされています!!

▷イントロ

21歳は若い。私は42歳なのでちょうどもう半分。
人間は生きている時間では測れないし、時間ごときに人間を支配することなんてできない。。。
インターネットを通じて、無名人インタビューを通じて、若い世代のインターネットが生まれた時からある人たちと接することが増えて、ああほんとうに人間は生きている時間では測れないのだなと思う。
考え方の深さ、早さ、量、早さ。
人付き合いもうまいんじゃないのかな。
ははは。
ということで21歳の男子大学生つのだゆうたさん回です! 国際協力や環境問題などを仕事で取り組む、ソーシャルキャリアをお届けするサイトの運営メンバーの方です!!

1、COCOCOLOR EARTH(ココカラアース)

qbc:ご応募ありがとうございました!

つのだ:本当にこちらこそインタビューの機会いただいてありがとうございます。

qbc:私の趣味でやってるものなので、そんなにかしこまらなくても大丈夫ですよ!
ちなみに、どこでこの無名人インタビューを見かけていただいたんですかね? noteですか?

つのだ:えっと、なんかインターネットで検索して。
僕自身もインタビューしてるので、インタビューに役立ちそうな情報があるかなって調べてる時に、無名人インタビューっていうのがたまたま検索結果で出てきて、「なんだこれは?」と思って。

qbc:はあー。インタビューで出るんだ。

つのだ:そうですね。どんな調べ方をしたかはちょっと忘れちゃったんですけど、出てきて「あ、これ面白そうだな」と思って。

qbc:運営されているサイト名は、「COCOCOLOR EARTH(ココカラアース)」さんという読み方でいいんですかね?

つのだ:はい。海外で活動してる人や、国内外でいわゆる社会問題などに取り組まれている方にキャリアについてインタビューさせていただいてるサイトです。2019年の7月にオープンしました。

つのだ:僕は今年の3月から本格的に活動を始めて、もう20人以上の方にインタビューさせていただいています。

qbc:いいペースですね! まず、ココカラアースさんの活動について聞いてみたいです。

つのだ:まず僕がやってることとしては、ココカラアースというインタビューメディアの運営をやっております。「社会貢献を仕事にするための情報を伝える」メディアです。
実際に社会課題の解決に向けて取り組んでる人たち、それを仕事として取り組んでる人たちに対して、その人が学生時代どう過ごしてきて、関心分野ややりたいことに対して、どう自分なりにキャリアを考えて今まで歩んできたのか、ということを伝えたいと考えています。実際に活動してきて気づいたこととか、そういったところを中心に、インタビューでお聞きして、記事とか動画でお伝えするっていうことをやってますね。

qbc:すばらしい。

つのだ:僕、副代表でそこの運営に関わっていて、一番メインでやっているのがインタビューです。
実際に本当にいろんな方、起業家の方や社会起業家って言われる人もインタビューしましたし、民間で働かれている方にもインタビューしました。
例えば、AbemaPrimeのプロデューサーやられてる郭さんにも取材させていただきました。その方もお仕事の傍ら薬害エイズ支援を行う福祉事業団の理事をやっている。NPOや社会起業家など本業としてやられている方はもちろん、副業やプロボノといった関わり方をしている人にも取材しています。
ココカラアースの活動はそういったところですね。

qbc:ちなみに代表の方は? 代表の方もお若いんですよね?

つのだ:そうですね、代表も僕と同い年で今年22です。

qbc:ココカラアースさんはいつ発足したんですかね?

つのだ:去年(2019年)の5月からって感じですかね。
その時、僕は留学していたので、立ち上げ時はいなかったんですけど。
代表と、あと今は社会人1年目のメンバーを中心に立ち上げ、という感じです。

そこから記事を徐々にあげ始めて、今は月4回のインタビュー記事を公開しています。

qbc:つのださんは今学生なんですか?

つのだ:学生です。東京都立大。

qbc:え、首都大学じゃなくて?

つのだ:そうですね、今年の4月から名前変わりました。

qbc:え? マジ? 笑。戻ったの?

つのだ:戻ったんですよ、名前が。知名度があまりにも無いって話があって、都議会で名称を戻すことが決まったんです。

qbc:都立大出身の知り合いが、なんなのあれ? ってめっちゃがちゃがちゃ言ってたんの覚えてるよ。

つのだ:笑。

qbc:じゃあキャンパスは多摩の方?

つのだ:キャンパスはそうですね。南大沢です。

qbc:あーそうかあ。実家が北多摩だから、なじみがあるところだなあ。ショッピングモールあってねえ。
2、なぜ社会貢献キャリア支援?

つのだ:僕がこの活動やろうと思ったきっかけは、「トビタテ!留学JAPAN」という文科省が官民協働でやってる留学プログラムがありまして。
そこで僕は去年の4月から一年休学してフィリピンと、あと今年の1、2月にはシエラレオネっていう昔エボラが流行った地域とか、ダイアモンドの紛争で結構有名な西アフリカの小さい国に行きました。

qbc:アフリカかー。

つのだ:アフリカに行ってきて、何をしてたかっていうと、元々国際協力みたいなところに関心があって、実際に現場でどういう支援をしてるのかとか、じゃあ自分に何が出来るのかみたいなところを確かめに行きたかったみたいなところがありました。
行ってきたんですけど、活動をしていく中でやっぱりすごい難しさを感じたと言うか、なかなかなんて言うんですかね、一人でやるのも大変だし、一団体としてやるのもすごい大変だなっていうのを本当にやりながら感じていて。
で、これはいいか悪いか本当に人次第だと思うんですけど、僕はその時にこれだけ頑張っても結局助けられる人の数って本当に100人とか200人とか。多くても1000人とかぐらいじゃないかなと思ったんです、NPOぐらいの規模だと。

qbc:なるほど。

つのだ:国連などの機関になるとまた話は変わってくるとは思うんですけど、そう考えた時に、やっぱり僕一人が頑張って何かやろうっていうよりは、一緒に同じような問題に取り組みたいとか、あとはそれをもっと持続的に活動続けられるような環境を整えた方が、よりそういった問題って解決できそうなんじゃないかなっていうのを気付いて。
それと、結構留学中にも同じような関心をもった学生の人と交流する機会あったので、色々話は聞く機会があって。
就活の話とかもするんですけど、結局みんなとりあえず一般企業に就職かなみたいなところがあって。
それが最終的に、国際協力っていう業界に戻ってきて仕事するっていうのを見据えて一般企業だったら全然いいのかなって思ってはいるんですけど、そこを特に考えずにとりあえず一般企業に入っちゃう人が、わりと多くて。

qbc:そうなんだ。

つのだ:先輩方も見てると、一般企業に普通に就職して、本業が忙しくて結局そういった活動を社会人になった途端にパタッとやめてしまうみたいな。
それってすごいもったいないなと思って。

じゃあそれを無くすには、実際に社会貢献を仕事にできる、ていうのをイメージさせることができれば、みんななんとなくで一般企業行かないかなと思って。

qbc:きれいなストーリーですね!

つのだ:普通に新卒からNPO入ったりとか、そういう社会企業って言われるようなところに入ったりとか、そういう選択肢もあるんじゃないかと思っていて。
それをイメージをするためには、やっぱり個人にフォーカスして、この人がどういう経験をしてその経験からどうキャリアに繋げようとしてるのかっていうところや、今の活動に至るまでにはどういうキャリアを歩んできたのかとか、そういったところを伝えられるメディアがあったらめっちゃいいなと思ったんです。

その時に、ココカラアースという団体、もともと僕もその立ち上げ時にはいなかったものの、存在はずっと知ってたというか、代表とは繋がりもあったので、留学が終わったタイミングで、ちょっとやりますみたいな感じで入りました。

qbc:なるほどー、ありがとうございます。結局、社会に貢献したい!という情熱はあったのに、その行き場がないっていう経験をしたのがきっかけと。

つのだ:情熱があるのにも関わらず、やっぱり生活が一番大事じゃないですか、自分の。

qbc:そもそもね。それがないとね。

つのだ:でも、やっぱりイメージですよ。みんなのイメージするNPOは、稼げない、なんです。
でも実際には、僕もインタビューして思いましたけど、NPO以外のアプローチはたくさんあるんですよ。
民間企業から社会課題解決につながるプロジェクトに入ることもありますし、

qbc:いわゆるCSR系のところ?

つのだ:CSRもそうですし、もともとビジネス自体が社会問題解決に繋がるような、いわゆるSDGsに繋がるようなものであったりとか。
あとはこの前インタビューした人で言うと、アフリカの企業進出を支援とか。
結果としてそこの会社の例で言うと、アフリカ進出の支援って、一見そんなに社会課題の解決には見えないとは思うんですけど、その日本企業がアフリカに拠点を作ることによって、雇用が生まれるじゃないですか。
それが結果として、貧困の削減に繋がったりとか、そういうところも含めて、そういうことでも社会に貢献ってできるんだよ、というのを伝えられたらいいなと思っています。

qbc:いいね。すごいですね。
社会貢献っていうか、経済って平和じゃないと成り立たないから。
経済発展させるってことは、平和に貢献することになるんだよね。平和っていうインフラがないと経済が成り立たない。
物を移動させる時に襲われるとか、そういうリスクあったら商売できないでしょ。
さらに、ある地域の人がなぜ犯罪を犯すかっていうと、安定してないからだよね。最初っから人を殺したい人がたくさんいるわけじゃないから。結局お金がないから殺す。
生活が安定すると、雇用が安定すると犯罪も減ってきてって流れですよね。

つのだ:そうですね。

qbc:インタビューしていての手ごたえはどうですか?

つのだ:社会人の方は、結構感謝されることが多いイメージですかね。意外とそうでもないかもしれないですが笑。
というのもやっぱり普段皆さんお仕事とかで忙しかったりとか、中々自分の今までの過去とかこれからやっていきたいことをまとめるような機会っていうのは、中々取りづらいのかなと。
そういう機会は、インタビューで喋ることで思考の整理というか、社会人の方にとってはすごくいい機会みたいなので、「インタビューありがとうございました」とか良い反応してくださる方が多いです。

qbc:分かる! 無名人インタビューもそうです!

3、国際協力

qbc:つのださん自身は、なぜ社会貢献や国際協力といったことに関心を持ったのでしょうか?

つのだ:国際協力に本格的に関心を持ち始めたのは、高校2年生です。
もともと中学生ぐらいの時にフィリピンのスモーキーマウンテンで暮らしている人たちのドキュメンタリーを見たのが最初のきっかけで。

地球には、こういう自分よりも大変な思いで学校にも行けずにゴミを拾って生活するような人たちがいるんだっていうことにすごい衝撃を受けて。

qbc:はい。

つのだ:高校2年生になった時に、授業の一環でソーシャルビジネスについて勉強する授業があって。
そこで実際に僕は国際協力がぱっと思いついたので、国際協力とビジネスで、なんかできないかなというところで、実際にフェアトレードやってる方とかに取材させていただいたりして、話を聞いてごく面白かったんですよ。
僕自身もやっぱり人のためになることっていうのはすごい好きなので、これは自分でも取り組んでいきたいと思って。

これから仕事というか、その当時は仕事っていう風にあまりイメージはしてなかったですけど、ビジネスとして関われるのであればそういったことやっていきたいなっていうのが最初のきっかけです。

qbc:なるほど。

つのだ:より国際協力への思いが強くなったのは、大学一年終わりぐらいですかね、2月ぐらいの時に。
まだ関心はあるとは言ってたものの、実際の現場を見たことがなかったんですよ。
そこで、僕がその一番最初に関心を持ったルーツのフィリピンにちょっと行ってみようかなと思って。
一人で二泊三日ぐらいで行って来て、実際にスラム街といわれるようなところに訪問したりとか、そこで支援してるNGOの人の話を聞いたりとか。
あとは日本人の方でレストランをやられてる方がいたんですね。
そこは、ストリートチルドレンと呼ばれるような青少年たちを各NGOでケアをするのですが、18歳になるとNGOの支援ができなくなるんです。そんな青少年をNGOから紹介してもらって、雇って、そのレストランの業務を通して独り立ちさせるみたいな。そういった活動されてる方がいて。
その人にも色々フィリピンの現状とか貧困問題について色々2時間くらいお話聞いて感銘を受けたんですね。やっぱり僕が人生をかけてやってみたいなことってこれだなと思いましたね。

qbc:おお。

つのだ:生まれた場所で人生決まるって相当不平等だなっていうのは思っていて。
僕自身は、本当に何も困ることなく本当にありがたいことに両親もいて、ちゃんと学校に通う余裕もあって、部活とか、野球やらせてもらったりとか。本当に何不自由なくやってきたので。
そういうところを見ると、お金がない人でも頭いい人はいたりとか、もしかしたらすごいクリエイティブな才能を持ってたりするかもしれないじゃないですか。
そういうところが開花せずに人生終わっちゃうってすごいもったいないと思って。

そこから、実際にNPOや社会企業でインターンしたりとか。自分で何か解決できるかなっていうところで留学行ったりという活動を始めましたね。

qbc:すごいね。

つのだ:中学三年から高1ぐらいにかけての時は、宇宙に興味があって、宇宙物理学者になりたいなーって、すごいざっくりした気持ちがあって。ごく普通の中学生って感じでしたね。

qbc:今後も、この活動を続けていこうとしてらっしゃるんですか?

つのだ:そうですね。しばらくは社会人になっても続けていく予定です。
一般企業に就職して、その仕事やりながら関わっていこうと思っています。

qbc:サイト運営は、何人くらいでやられているのですか?

つのだ:20人ぐらいですかね。インタビューもそうですけど、サイトのデザインとか、イベント企画とか、まあいろんなプロジェクトがあって、そのプロジェクトごとに分かれてやってる感じなんで。

qbc:サークルみたいな感じ?

つのだ:傍から見たらそんな感じかもしれないんですけど、社会人のプロボノ(各分野の専門家が、職業上持っている知識やスキルを無償提供して社会貢献するボランティア活動全般。)の方とかも入ってるので、任意団体という立ち位置で今はやっています。
これから来年の4月に、NPOに登記しようかなと計画しています。

qbc:すごい! ちなみにこういう社会貢献のキャリアに関して、類似の団体とかはあるのですか?

つのだ:そうですね、最近ちょこちょこ見るものの、やっぱり僕たちと同じであまり歴史は長くないっていうか、最近できたところしかないですね。
ちょっと違う系統ですが、採用系とか。activoさんというボランティアの求人サイトなど。
あとドライブキャリアさんとか。
けど個人のキャリアに特化して出してるっていうのは、僕たちの団体ココカラアースが一番情報量も規模も大きいと感じてます。

qbc:どうですか? その活動していて、この活動をしてる楽しさみたいな。

つのだ:単純に、僕はインタビューをよくやってるので、本当に色んな活動してる人の話を直に聞けるし、繋がれるっていうのは楽しいですね。すごいやりがいだなと。
やっぱり一回でも繋がればその後に思わぬ形で一緒にやることになったりとか。色々協力を仰げたりとか。普通に人脈が広がっていくなって。
僕自身ができることってどんどん増えてきそうだなって思って。そこは結構楽しいですかね。
あとは今年の5、6月ぐらいから徐々にPV数も増えて。
数値が伸びていくのは単純に嬉しいというか、本当に楽しい感じですね。達成感というか。

4、インタビュー

qbc:インタビューは、どうやってアプローチしていってるんですか?

つのだ:最近はメンバーのつてというか紹介してもらったりが多いですかね。たまに何にも繋がりない状態からDMとかで取材させてくださいということもあります。

qbc:インタビューの醍醐味ってなんですかね?

つのだ:活動がうまくいっている方たちが、どういう考えをしているのか知れるのが醍醐味かなと。
その人たちの考えを色々吸収すれば、僕自身もより上のステージに行けるなって。
話を聞いていると、だいたい共通して言ってることみたいなのが見えてくるんですよね。みんなまずは動いてみること、と言っていて、本当にそこなんだなーっていうところが。
ただ記事にするためじゃなくて、自分の学びにもなるっていうところは、本当にいいですね。

qbc:ちなみに、インタビューの仕方は勉強されたのですか?

つのだ:コロナがあったので、なかなか講座も受けられず、自分でネットで調べてっていう感じでした。
でも、最近は取材経験のある方にご協力いただいています。

qbc:あ、本当? すごい!

つのだ:そうなんですよ。その方に勉強会を開いてもらって。
実際にインタビューするのに必要なこととか、話の途中こういうことを注意した方が良いよ、みたいなところを色々教わってって感じです。

qbc:おーいいですね!

つのだ:相手が話しやすい環境を作るというところに重点を置かれていて、まず一つ目は話の入り方ですね。
僕たちの場合で言うと、いつも最初に「今どんな活動してるんですか?」みたいな質問があるんですけど、いきなりそういう質問するじゃなくて、例えば「最近お仕事どうですか?」みたいな感じで。

qbc:雑談からってことですね。

つのだ:アイスブレイク的なところから始めて、Abema Primeの郭さんの場合だったら「AbemaTV見てました!」とか「こういうところが面白かったです」みたいな感じで。
で、そこからインタビューの質問の方に入っていって、そうすると相手の方も特に構えることもなく、自然と対話って感じで入っていくっていうところがすごく、あーなるほどなって思って。

qbc:なるほど!

つのだ:もう一つ、相手が答えやすい質問の仕方についても学びました。例えば美味しそうなパフェがあったとして、そこの作った店主にインタビューするとするじゃないですか。
で、いきなり「このパフェの魅力を教えてください」って言われてもなかなかつまっちゃう。
っていうか自分の中で言葉が出てこないようなパターンはあるかなって思って。
それよりも、インタビュアーの人が「このパフェすごく大きいですね。美味しそうですね」みたいな感想をちょっと言ってから「このパフェの魅力ってなんですか」みたいな風に言うと、より答えやすくなるっていうか。

ヒントみたいなのを与えることによって、相手がより話しやすくなるっていうのは、やっぱり取材経験されている方ってすごいなと思って。
確かにその方がスラスラ出てくるんですよね。やっぱり「大きい」っていうキーワードに対してあ、そうだなーここ結構こだわったんですよねみたいな、自然と出てくるんで。
そういうところは本当に学びになりましたね。

qbc:インタビューは一時間くらいですか?

つのだ:一時間から長くて一時間半ですね。

qbc:事前に資料をもらって?

つのだ:そうですね。基本的に質問項目みたいのを毎回作っていて、それをお送りして簡単に書いてもらって、それを元にどうやってインタビューを広げてこうかな、みたいに考えて入ってる感じです。

qbc:無名人インタビューに関しては実は全然事前準備してないんですよね。相手の顔も基本見ない。そういう状況で毎回何が出てくるのかやっています。

つのだ:そういう意味では、無名人インタビューすごい面白いと思います。

qbc:ありがとうございます。

つのだ:何もない状態から話をしていくし、面白いポイントを見つけていくところに、深堀っていくところに、予想できない感じがすごくいいなって。

qbc:そうそう。予想はできなくて。今回で言うとなんだろうな。
そうですね、正直言うとココカラアースさんと呼んでますけれども。基本的にはつのださんという1人の人にフォーカスしたいと思ってました。
あと残り20分ぐらいなんですが、今後どんなイメージをもってらっしゃるのか聞きたいですね。
多分、結構カッチリ人生設計みたいなのものを考えてらっしゃると思うんですけど。どんな風にしていきたいのでしょうか?

つのだ:今僕も就活の時期で、もう始めなきゃいけないので考えてて。
二つのパターンを考えています。
まず一つ目は総合商社や急成長ベンチャー。そこに入って、リーダーとしてのスキルを身につけてから、いわゆる社会貢献したい人たちのサポートをしていくキャリア。
もう一つ考えているのは、いきなりサポートする側の世界に入っちゃう。例えばコンサル系のところであったりとか、あとはVC(ベンチャーキャピタル)、のような投資的なところとか。実際に社会を変えよう、社会をより良くしようとしてる会社に投資やコンサルをしている会社ですね。

qbc:なるほど。つのださんは、社会的成功を手に入れたいみたいなところはある?

つのだ:いや、僕は本当にスキルベースというか、周りの人に信頼してもらえればそれで十分と言うか。この人なら仕事任せるとかそれくらいのレベル感で。
そこまでの状態を作っていけたらいいなと思っています。

qbc:面白い。

つのだ:ベンチャーや新規立ち上げ、メガベンチャーって言われるところでも確かにいい経験は積めるとは思うんですけど、自分のやりたいこと的には、総合商社が今は近いかなと思っています。
僕はなんていうんですかね、表舞台で生きなくていいかなとは思ってます。

qbc:笑。野球のポジションどこだったんですか?

つのだ:高校の時はセカンドで、大学の時はライトやってました。全然打順は三番とか一番とか、目立つところではなくて。

qbc:全然すごいじゃない。

5、待つことのできる人の強さ

つのだ:自分を中心にいろいろと進めたことは今まで何度かあるんですけど、やっぱりすごいなーって思う人との違いを見た時に、自分にはまだ思いの強さが足りないと言うか。
自分にももちろん思いはあるんですけど、強烈な思いみたいのが、まだ見つからなかったんですよね。国際協力でも。

qbc:なるほど。

つのだ:国際協力をされている方々は〇〇君、〇〇ちゃんが~~という現状に衝撃を受けて、、、みたいなエピソードがあるのですが、
僕は、〇〇君、〇〇ちゃんをなんとかしてあげたい!みたいな原体験が、今まで見つからなかったというか。
そこに対して、自分は本当に尋常じゃない思いを出せなかったなって。
そういう状態でやるよりは、今は、本当に思いを持ってやってる人をサポートする側かなーって僕は思ったんです。

qbc:うーん。素晴らしいね。早い決断ですね。
自分のことをそう分析できたとしてもさ、いや自分もそういう熱いものがあるんだってさ、追っかけ続けて空回りする人もいるし。
つのださんは、今はそういうサポートに回る側だってはっきり認めるのはすごいですね。だって、別にあとから見つかる可能性もあるから。
見つかるタイミングって人それぞれだからね。
それを変に追い求めないのはすごいなと思います。

つのだ:そうですね。結構自分のできることとか、強みみたいのはすごく意識してて。

qbc:どういうタイプ? 強みって?

つのだ:僕の強みですか? 僕の強みは、やっぱり色んな人に慕ってもらえるっていうか、繋がりがやっぱり広いですね。

qbc:隔たりないよね?

つのだ:隔たりないというか。本当に誰とでも僕仲良くなれるっていうところであったりとか。
あとは基本的にコミュニケーション系のところは強いかな。
僕自身はそんなに自覚してないんですけど、人柄とかすごく褒めてくださる方が多いです。自分ではそうでもないとは思ってるんですけど。

qbc:サーバントリーダーシップって知ってます?

つのだ:あー言葉だけは。はい、聞いたことあります。

qbc:サーバントって召使い。召使いリーダーシップって。
ピラミッドがあるじゃない、組織の。一般的なリーダーって、ピラミッドの頂点にいて、たくさん下に人をつけていて、自分の意見を押し付けてる。押し付けて動いてもらうタイプなのね。
でも、サーバントリーダーシップは、召使い型なので逆。自分が一番下で、自分が全部色んなことをやって。コーチの役回りで、一番強い選手を作るのね、リーダーが。自分が一番強い選手になるんじゃなくて、強い選手をたくさん作る。馬車で言ったら馬車を引くほう。

つのだ:そうですね。僕の今後の生き残り戦略的なところでいうと、最終的にはそこに行き着くのかなと思いつつも、やっぱり今から狭めるのはもったいないなっていうところで、さっきの総合商社、リーダーとしてしっかり結果を出すっていうのはまずやった上でっていうところですかね。

qbc:なるほど。就活と言えば自己分析ですが、今言っておられた自分の向き不向きみたいな話は、どのタイミングで結論が出たんですかね?

つのだ:タイミングは、本当に最近ですね。
ココカラアースの活動に関わってる社会人の方とか、色々聞いてもらって「それだったらこういう道があるんじゃない」みたいなアドバイスもらったりして。

qbc:なるほど贅沢。

つのだ:そうしているうちに、自分の中で固まりつつありますね。方向性として。

qbc:普段から、よく自分のことを考えたりしていたんですか?

つのだ:時間があれば考えるようにはしていますね。高校生の時から、なんとなく自分について考えるっていうか。よく内省していた気がします。
きっかけは、高校2年生の時に野球部のキャプテンやってたんですけど。

qbc:あ、キャプテンだったんだ。

つのだ:はい。すごく大変だったんですよね、やっぱり。練習とか、キャプテンとしてチームまとめるのとか。
毎日朝練もあったんですけど、朝7時半ぐらいから学校行ってとか。朝起きるのが苦痛だったんですよ、毎日。
で、ふと思ったのが、野球ってもともと好きで始めたのに嫌になるってことは、やりたくないことを毎日やってたら、さらに嫌なんだろうなって思って。

そこから、すごい自分のやりたいことは何かとか、できることってなんだろうってすごい考える癖ができ始めて。
結構大学1、2年生の時も悩んでましたし、ずっと悩みながら来てますね、今まで。
何がいいのかって。

qbc:若い時に悩むのは当たり前なんだよね。なんだろうね、年をとって悩まなくなるのは、諦めたからなのかな。笑。

つのだ:僕は、今のうちはもうたくさん動いて悩むしかないかな。
その中で答えを、自分の中で見つけていくのかなって。
僕自身まだ21なので、全然その先が想像できてはないですけど、やっぱり結婚とか子育てが入るとやっぱり自分のやりたいようにするのは難しそうだなって思いますし。
そこまでに自分で固めてできてる状態じゃないといけないなって。
30代のうちに、しっかりライフワークというか、まぁ見つけていきたいなと思っています。

qbc:かっこいい。最後に、伝え忘れたことなどありませんか?

つのだ:宣伝系になっちゃう感じがあるんですけど、10月の下旬から所属してるココカラアースで、クラウドファンディングをしようっていうことになってまして。
目標金額は100万円で、今のメディアをより良いものアップデートしようと考えています!

qbc:おおー。いつからいつまでなんです?

つのだ:10月25日(日)からスタートで、11月16日(月)までの予定です。

qbc:オッケー分かりました! ちょっと優先対応にして頑張ります。

つのだ:ありがとうございます!

qbc:こちらこそ! つのださんの未来に期待しておりますので、よろしくお願いします!

つのだ:ありがとうございます。本当に。

▷アウトロ

実は文字起こしチームの一人は海外在住の方で、国際協力関係だったらぽつぽつ繋げたい方がいるとか。

文字起こしで尋常ならざるお世話になっているえつこさん!


私も「これ!」っていうものに出会うまでは、私が共感できる
強い思いを持っている人のサポートをしたいと思ってるので話を聞いていて「分かる~」って思いました。
就活しようと思った時の私のキーワードが「縁の下の力持ち、孫の手」でした。

というコメントももらいました。案外、人と人の間で働こう、サポートに徹しようという感覚はあるんだなと思ったり。私も、この無名人インタビューってある意味他人のサポートになってるかなとか思ったり。
私は、自分の就職の時はもうなんにも考えてなかったかな。別に働きたくなかったし。

互助とか返報性の原理とか、やっぱり受け取ったら何かを返したくなるものですよね(目には目を歯には歯を、でその裏側は復讐することですが)。
利他の輪はどこまで広がるんだろうなと思います。どこまでが仲間なんだというね。
肌の色が同じまでが仲間なのか、同じ言語であれば仲間なのか。
犬や猫は仲間なのか。哺乳類までか? 魚介類や植物は仲間なのか?
その範囲っていうのはやっぱり人間が決めたルールの範囲なんだろうなあ。

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