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【無名人インタビュー】20代半ば元風俗嬢

今回ご参加いただいたのはつばきさんです!
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▷イントロ

や ば い。若い女の子のインタビューだからって、どうもきもい。
偶然プライベートでキャバ嬢とデートできたおっさんがめっちゃしつこく必死にひっしに口説いているようなインタビュー音源になってるなって思って、恥ずかしい。。
って、noteに書かれてた記事がけっこうメンタル落ち込んでますって内容で、それで心配して、ちょっとものすごくケアしてた感じになってただけだよね。
ということでつばきさん回です。
1か月ちょっと前のインタビュー当時は転職活動中だったのですが、先日新しい会社に入社されたようで、おめでとうございます!!

1、noteを始めたきっかけ

qbc:早速ですが、どんなインタビューにしましょう?

つばき:どうしましょうかね。無名人の記事は何個か読ませていただいたんですけど。

qbc:ありがとうございます!

つばき:みんなそれぞれあって面白いなって思って。

qbc:ほんとそれぞれですよね。つばきさんのnoteを見て、色々な切り口があるなと思っていたんですけど。

つばき:それじゃあ、初めにnoteをやり始めたきっかけから話します。

qbc:お願いします!

つばき:元々、自分の思いを発信したいなっていうのはすごい思っていて。
twitterとか、結構昔からやってるんですね。

昔で言ったら、それこそmixiとか、アメーバブログをやっていた時期もあるし。
もうかなり昔から自分ってなんなんだろうみたいなことをずっと考えてたんですよ。
noteを本格的にやろうと思ったきっかけが、元々風俗で働いてたんですけど、もう急に働けなくなったことですね。
源氏名で働いてる私が終わった瞬間。
もう源氏名で働けないってなって。
辞めたのはつい最近なんですけど、辞めること自体は、1年前から今年の夏には辞めようってずっと考えてて、ついに辞めたんです!

qbc:はい。

つばき:辞めたあとどうしようかな、転職するのか、起業するとか色々考えてました。
元々そんなこと思ってたから、余計に辞めるって思った時の引き際はめっちゃ早かったですね。
で、源氏名ちゃんが死んだ話は、誰かに読んでほしいなと思って。
何をきっかけで風俗業界に入ったのかとか、接客してて何を思ってたのかとか。
この業界でどうやって仕事して行こうって考えてたのかとか。
何をきっかけにやめようと思ってたのか、っていうのは記事に書いてます!

このマガジンでございます!

つばき:そもそもなんで風俗行くことになったかって言ったら、前職を休業して転職するか迷っている最中の話になります。
休職中、お金だけは昔キャバクラで働いたこともあって、貯金はあるし、もうこの仕事してない期間にちょっと遊んでみようかなと思って。
でも昼間に遊ぶところもないし、遊んでくれる人もいないから、夜一人で出かけてみるか、がきっかけでした。
バーとか行っても、話しする相手はいないから、なんとなく一回も行ったことなかったホスト行って、初回でもう全然面白くないなって思っていたんですけど。そこから半年くらいたった時に、本当に全然誰とも会わなくなってしまって、誰かと喋らないとやばい焦燥にかられて、1回行ったことあるそのお店に行ったらもう誰かと喋れるっていうのがもう嬉しくて!

qbc:はいはい。

つばき:いわゆるホス狂いって言われてる子達みたいに何百万使うとかはなかったんだけど、それでも一回行ったらやっぱ一万から三万ぐらいは取られちゃうから。
それで結局お金稼ぐために仕事はしなきゃいけなくなって、元々キャバクラやってたし、キャバクラ戻るかみたいな感じで面接に行った訳ですよ、歌舞伎町の。
そしたら、私が現役で働いていた時に比べたらやっぱ普通に太ったし、店の男に歌舞伎町の顔じゃないから整形する気ある?とか言われちゃって。
いやそこまでしてまで別にキャバクラで働こうと別に思わないなってなった時に、でもせっかく歌舞伎町まで出てきたんだから、今日仕事して帰りたいし単発で何か仕事あるかなみたいに探してたら、風俗があって。
その日から働けますとあって、別に抵抗はないし、まいっかって感じで行ったのが最初だったんですよね。

qbc:なるほど。

つばき:別にそんなにゴリゴリに稼ごうなんて思ってなかったんですけど、生活できればいいかって程度で。
結局2年間やってたんですけどね、最終的にはマット講師というところまで行って。

qbc:私あんまり詳しくないんですが、テクニック的なハシゴがあるんですね?

つばき:マット講師っていうのは、「ソープで働いてて、且つマットをやる女の子に対してこういう風にやるんだよという教える側の立場」ですね。

qbc:なるほど。じゃあピラミッドの頂点近いとこにいったというとこですかね。
トレーナーになったと。

つばき:そうですね。
それでほんと体力が続けば全然いくつになってでもやろうと思ってたんですけど、そろそろ限界だなーて。
私26なんですけど、26にして体力の限界を感じるという。笑

qbc:体力勝負ですものね。

つばき:教えるのも大変だし、接客するのももちろん大変だから。てなって、転職しようと。
まず何が一番精神的にきつかったかって、個人事業主として確定申告してたんですけど、一から全部自分でやって、自分で税金関係の勉強しなきゃいけないしみたいな。
なんだろう。普通の会社員の人ってここまでしないはずのことを、なんで私はここまでやってるんだろうなみたいな。
なんなら自分のスケジュールじゃないですか、仕事に関しても。仕事の量すごい多くない? と思って。
自分が会社員だった時よりタスクが多いなとすごい感じて。

qbc:風俗嬢の仕事をタスクって言うんだ。そうですよねタスクですよね。

つばき:タスクですよ、もはや。ただの接客じゃないんですよね、今時。
勝手に来たフリーの人がいっぱいいて、それを接客してれば稼ぎになるみたいな時代は、もう終わってるんです。

結局フリーで来た人を自分の指名のお客さんにしなきゃいけないとか。
そのお客さんをつかむために、いわゆる写メ日記、ブログを書いたり、お客様と直接連絡を取り合いながら、自分で予約取るみたいな。
自分で自分を営業して顧客管理もする。

qbc:はいはい。

つばき:写メ日記だけじゃなくSNSを利用しての集客もしたりして。
さらには、結局自分と体のコントロールもしないといけないじゃないですか。
体調面だったり、体力的なことだったり、精神的なことも含めると、なんかやること多くない? みたいな。笑

qbc:SNSコントロールしなきゃいけないってきついね。

つばき:それは本当にしんどすぎて、もうやめようみたいに思ったんです。
だから今、転職活動中の身なんですよ。

qbc:なんかものすごく自然ですよね。仕事これきついなー、割に合わないなー。だから辞めるって言うね。
確かに大変な仕事だなって思いました。聞いたら。

つばき:割に合わないですね。本当です。途中で気づいたんですよ。
もらってる金額と合わないな、って。
予約取ったり、毎日出勤するたびに、写メ日記あげて。
しかも店によっては出勤したら何回ブログをあげなきゃいけないみたいなルールがあったりとか。

qbc:マジか。笑

つばき:そのために自分の写真を撮って修正して、ブログの記事の中身も考えて、適当なこと書いてられないんですよ。
「出勤しました宜しく」みたいな二行で終わるようなことは書いてられなくて。

qbc:客がつかないわけね、そんな二行じゃ。

つばき:そうなんですよ。女の子を知ってもらうためのブログだから。

qbc:えー嫌だね。キャラクターを作るのが平気な人はいいかもしれないけどさ、キャラクターまで売らなきゃいけないってことでしょ。

つばき:そうなんですよ。そこに限界を感じましたね。
達観しちゃったんですね、ある意味。

qbc:これはもう無理だみたいな。

つばき : 本当に仕事としてお客様に対応するという目でしか見なくなってくる。
これは本当に仕事なのではないかみたいな。
仕事なんですけどもともと。
そういうことじゃなくて、なんというかガチの普通のお昼の仕事してる人たちと大差ないのではないかなと。

qbc:なるほど。つばきさんの中で、夜の仕事と昼の仕事の線引きがあったんですね。

つばき:例えば60分なら60分間接客するだけで終わりみたいな。
普通の会社員だと8時間ちゃんとフルで働かなきゃいけないところを、私は3時間働けばそれでいいみたいに考えてましたが、実際に使ってる時間を考えたら、1時間で終わってないわけですよね、集客に関して。

qbc:うんうん。

つばき:そこで私、これできるんだったら普通の仕事戻れるんじゃないみたいな。
今ずっとホストいってないんですよね、結局。
何のためにこの業界にいるんだろうって。
整形したい訳でもないし、借金がある訳でもないし。

2、マット

qbc:真面目な方ですよね。色んな仕事ができる人だと思います。だって教える立場になっていたわけですからね。

つばき:本当にマットだけが自分のとりえだったんですよ。というか仕事感を得るためには、そこに注力するしかないなみたいな。

qbc:マットを教える人をマットっていうんですか?

つばき:マットプレイって言うプレイがあるんですよ。

qbc:それは結構面白かった?

つばき:そうですね。それって結構技術が必要な事なんですよね。
具体的に言うとお客様の上でローションを塗って、そのローションの上から自分の体を覆いかぶさって体重移動をしながらやるってことは、自分の体重をコントロールしなきゃいけないじゃないですか。
どこまで負荷をかけるかとか。時間かけてあまり同じことをやりすぎてても飽きちゃうから。
そうじゃなくて、違うような感じのことをやってみたりとか、それを考えている時点で普通に仕事なんですよね、普通に。

qbc:色んなことに工夫ができる人なんでしょうね。すばらしいと思います。

つばき:転職活動で言えたらどんだけ楽だろうかって本当に思うんですけどね。

qbc:別に、セラピストって言っていんじゃないの? オイルマッサージやってたんですけどもって

つばき:兼業で昼職も一応もやってたんでそっちを経歴書に書いて出しました。

3、思考

qbc:キャバクラの面接後に、すぐ風俗の面接行くのがすごいなって思いました。

つばき:その日のうちに現金を手に入れたいって気持ちだけですね。

qbc:でも、お金が無くなっていた訳じゃなかったんですよね?

つばき:お金が無かった訳じゃないけど、減っていく一方なのがすごい嫌で。

qbc:キャバクラは楽しかったんですか?

つばき:キャバクラは楽しかったですね。

qbc:ちなみにどのへんで?

つばき:その時は祇園でやってました、京都にいたので。

qbc:祇園で? なんとか小路だっけ?

つばき:花見小路です。キャバクラもやりつつ、ガールズバーの副店みたいなこともやりつつみたいな。
学生だったんですけど、時間的にちょうど合うからオープンとラストの作業やるみたいな感じで。

qbc:そこが楽しかったんですね。

つばき:楽しかったですよ。私、めちゃくちゃ天職だと思ったんですよね。
何を思って天職かと思ったかって、何も苦痛じゃなかったんです、接客すること自体が。

qbc:なるほど。東京へは就職で?

つばき:就職です。

qbc:そうか、なんだもっと暗い話なのかなと思ってたら、ぜんぜん暗くないんですね。

つばき:全然暗くないですよ。

qbc:感受性が強いというよりかは考えちゃう人、人よりもその深く考えることができるので、その分悩みやすい人だなと思いましたね。

つばき:そうなんですよ。そこが本当に欠点だなっと思って。

qbc:笑。欠点であり、良い点ですけどね。

つばき:行動に移すまでに結構時間がかかるんですよ。考えすぎちゃって。
行動からのスピード感は本当に速いんですけど、そこまでいくのがだいぶ長いから。

直近の話になっちゃうんですけど、今週になって急になんかふと目が覚めたように悩みすぎる性格はダメだなみたいな。
急に意識改革しよう! みたいな、突然。
そこからめちゃめちゃ気分が晴れてる感じですよね。
できなかったからって別に自分のこと責めなくてもいいんじゃないかって。

qbc:なんかお伺いしてると本当に能力が高い方で、多分環境を変える必要があるんだと思いますね。
余計なことを考えさせないっていうことが必要だと思うんですよね。
思考力のある人っていうのは、あれもやれ、これもやれみたいなこと言うと、ぜんぶ考えちゃうんですよ
風俗の仕事だと、マットだけでいいのに、予約もやれ、接客もやれみたいなことやると、予約についても、マットに関しても、たくさん考えちゃってオーバーフローしちゃう。

つばき:多分そうだと思います。

4、風俗嬢のためのサイト

qbc:自分で起業するといったことは考えていますか?

つばき:起業するというよりは、こういうサイトがあったら助かるのになっていうのがあって。
それも風俗の話なんですけど、結局風俗をやってる子って、自分の家の近くで仕事をしてる子か、地方とかに出稼ぎに行く子の二つがあるんですけど。
私が作りたいのは出稼ぎに行く子向けのサイトで、結局そこの地域が動いてるかどうか分からないじゃないですか。

自分でお店調べて行っても、例えばスカウトを通してもスカウトも嘘つくこと全然あるし、お店もやっぱり嘘つくじゃないですか。
昨日までは動いてたんだけど、今日は動いてないみたいな。それって本当は同業同士で情報を共有したいところだと思うんですよ。

実際にそこに働いてる子が今週はこのくらい動いたって言ってくれたら「あ、そうなんだ」で終わる話かなと。
やっぱみんな身バレとかが心配だからそんなこと中々言わないんですよね。
そうすると匿名でこの地域が今週どのくらい動いてて、自分が働いているお店はどういうクラスのお店でみたいなのは、それを統計出して、データ化するようなサイトがあってもいいんじゃないかと思うんですよ。
別にそこに収益とか求めてないし、事業としてやるというよりは、個人的に普通にあったらいいなみたいな。

qbc:なるほど。

つばき:お店の名前は出さなくても、せめて地域レベルの情報さえあれば。
地域によって動いてる動いてないって結構差が激しくて。
例えば西川口とか、いわゆる吉原とか言っても、吉原も通りによって色々違うし、この通りはこういう客層が多くてだいたい午前中に入りやすいけど、あっちの通りはサラリーマンが多いから夜の方が多いとか。
そういうのってあるんですよ、だからもうちょっと地域レベルの情報も欲しいですね。

qbc:出張は、お店が決まってから行くんですか?

つばき:お店に電話とかメールとかして、自分のプロフィールみたいなのを送って、それでも大丈夫そうだったら来てくださいみたいな。

qbc:色々あるんですね風俗業界も。

つばき:意外と奥が深いというか。

qbc:まぁどこもそうか、雇われる方っていうのはね。

つばき:雇われてるというか、委託業務ですけれどもね。

qbc:あー。そうか。

つばき:個人事業主なんですよ、風俗嬢って。

5、note

qbc:note自体は楽しい感じなんですかね?

つばき:今、結構楽しいですね。色んな人たちの記事見れるのやっぱ楽しいです。
おんなじ風俗嬢の子の記事も見てるし、なんだろう人間の泥臭いところを見たいですよね、本当に。
最近世の中に対してTVとかも面白くなくなってきたのは、その泥臭さがない、キレイにしようとし過ぎなんじゃないかなみたいなのをすごい感じてて。
泥臭さって何? って言われたら分からないんですけど。
もっとみんな心の奥に秘めてる思いっていっぱいあるのに、なかなか表に出さないじゃないですか。
普段リアルで生きててそんな話全然聞かないし

qbc:あーなるほどね。そうね。

つばき:そういうのをnoteに書いてる人。

qbc:そうね。私全然TVも20年くらい見てないんですけど。
無名人インタビューまさにそういう話が聞きたいからやっているんで、割と聞いたりするんですけど、確かに普通に会社員とかして働いてたとしたら、表面的な話しかしないですからね、中々。

つばき:接客してた時は、やっぱりみんなそれぞれなんか考えてるんだなって思ってたんですけど。
仕事の件で悩みがあるとか、奥さんとの間でこういうことがあるとか。彼女間でもなんかあるとか。

一番簡単なパターンは、友だちについてきてほしいって言われたから来たみたいな人の、友達に対して無理やり連れてこられて云々でどうこうみたいな。
こういうのを見てると、人間は癒しを求めに来てるというか、なんかこう自分の悩みを聞いて欲しいとかの方が多いんじゃないかなと思うんですよね。
ストレスから解放されたいみたいな。そうところを聞くと面白いなって思って。

qbc:うんうん。

つばき:そもそもなんでじゃ学生時代に夜職しようと思ったのかって話になっちゃうんですけど。
元々理系だったので実験がめちゃくちゃ多くて、何時に終わるか分からなかったんですよ、実験が。
本当は授業は6時までなんだけど実験が終わらなかったら8時まで学校にいるみたいなそういう環境だったんです。
そうするとアルバイト夜しか働けないし、何時からちゃんと行けますとか言えないじゃないですか。
実験が伸びたんでって毎回言ってるわけにもいかないから。自由度の高い仕事をしないと思って。
夜職だったら基本的にあんまり出勤時間に関して厳しく言われないから、これしかないわーっていうそういう選択肢だったんですけど。

で、やっていくうちに色んな人たちの話を聞いてて多分私が人生で普通に生活してて、自分で勉強できることってすごい限りがあるなって思ったんですよ。

qbc:はい。

つばき:自分自身で勉強できることに限りがあるってことは、誰かから勉強したことを教えてもらわなきゃいけないみたいな。
人の話を聞くのが一番手っ取り早いかなみたいな結論に至って。それでなんか接客の仕方もそういう風にしようと考えたんですけど、

qbc:人の話を引き出すような感じなのかな?

つばき:そうですね。だからやっぱその辺が面白いと思うんですよね。
別に自分が働いたことがない業界に関しても、その業界ってそういう仕事があるんだ、へぇーみたいな。

qbc:今の話とか聞いてると普通に接客とかの方がこれからも良いんじゃないかなっていう気がしますけどね。

つばき:いやーもう無理ですよ、接客は。

qbc:コロナで?

つばき:コロナもありますけど、接客はもう無理ですね。
体力的にというか、そんなに1日に何人もの人と会話がしたくない。

qbc:まぁね、確かにね。

つばき:結構頭使うから。それだったら営業とかやってる方がまだましかなと思うし。

qbc:そうね。そうですね、何の仕事でも大丈夫だと思いますけどね。
なんだろう、全然将来が楽しみだなって感じですけどね。

つばき:ほんとですか?

qbc:ほんとですよ、全然。
今日、私の想定では、ホストにはまった話をずっと聞き続ける一時間なのかな思ってたのね。そしたら全然違ったので。

つばき:なるほど。

qbc:人との出会いを通してで色々考えて、自分を変化させようっていう風になっていったわけですね。

つばき:そうですね。

6、多分生き物が好きです

qbc:今、自分の人生これだなみたいな、手応えのある感じのことってありますか?
自分はこれをやり続けていくと来たことがあるとか。


つばき:今の一番の目標は、普通に朝起きてご飯食べて、仕事して、帰ってきてご飯食べて寝るっていう普通のライフスタイルを送りたいということですね。
一番の理想形態です。結構これって難しいんと思うんですよ。
ストレスを抱えたらそれだけ頭を悩ませて、別のことで頭いっぱいになってご飯食べれなかったり、寝るのもおろそかになったり。
マイナス面だけじゃなくてプラス面でも、いいことがあってそうするとワクワク感がとまらないみたいな。
そういう波がある生活じゃなくて、安定した生活がしたいなって。究極ですよね。
それさえできればあとは幸せなんじゃないかなと思うんですよね。

qbc:そうね。太陽の出てる間は起きてる、沈んできたら寝てるっていう状態かな。

つばき:健康に生きるのが一番お金かからないし、病院に行かなくても済むし。
それが究極の幸せなんじゃないかなっていうのをここ最近ずっと考えています。

あとはしいていうなら自分の感性を高めていきたいな。
結構ものごとに対してあまり興味がなくて。
興味の対象って自分自身にしかないんですよね。今までの人生観だと。
自分自身に向けていた分をもうちょっと他にも見る余裕が今できてるんじゃないかな。

だから人の記事もちゃんと読めるし、例えば芸能人のことを一回も好きになったことないけど、この芸能人ってこの映画に出てるんだとかも、そういうことにも興味を持てるようになったし。
そういう興味の対象をもうちょっと広げていこうかなって感じました。

qbc:なるほど。他に興味持ってることって最近なんかあります?

つばき:最近の興味ってないんですよ、何か興味があるのがないんですよ、本当に。
今はnote読んで色んな人の人生見てへぇーって思ってるくらいで。
正直めちゃくちゃ羨ましいんですよ。
私の友達でジャニーズめっちゃくちゃ好きで、渋谷の柱に貼ってあるジャニーズの写真撮って、インスタ載せるためにわざわざここまで来たみたいな。
そこまでの熱量って私人生でない気がするんですよね。

その子が特別なのかもしれないんですけど。

qbc:うんうん。

つばき:もうちょっと熱量持って何かに集中してもいいんじゃないかなみたいな。

qbc:仕事に集中してた感じはしますけどね。今まではね。

つばき:あぁ、そうなのかもしれないですね。

qbc:そうでしょ。だから本当に真面目なタイプ。
っていう言い方は雑で、こういう風にしてくださいみたいなってことがあると、やっていくとそれに夢中になっていくタイプだと思うんだよね。

つばき:そうですね。

qbc:それが何でもそうかって言うのはちょっと分からないですけど。
とりあえず人と接すること、接客みたいなところでは発見をするタイプだなと。理系って言ってたけど。人の方がいいのかな?

つばき:人っていうか多分生き物が好きです。

qbc:そうなんだ。動物とか?

つばき:元々遺伝子の研究をしていたんですけど。細胞を育てるところからやってて。
細胞も、性格を持っているわけじゃないですけど、0.1ミリグラムでも薬剤を間違えるとすぐ死んじゃったり、菌に弱かったり、そういうのをどうすればいいか考えるのが結構好き。
ダメだったのか―、って思いながら。

qbc:それも母性なのかな。
ちょっとずつ仮説を立てていじっていって、どう変わっていくかっていうのを記録して、フィードバックでどんどんやり方を変えていくってことが好きなのかな?

つばき:そうですね。それって接客にも通じる所かなと思うんですよね。

qbc:完全にそうですね。フィードバックループ。

つばき:自分が接客やってみて、これは手ごたえ微妙だったなとか、話の内容とかも。

7、豊かさ

qbc:今、気持ちとしてはポジティブな方? ネガティブな方?

つばき:だいぶポジティブな方向には向かっているんじゃないかなと思いますね。

qbc:良かった。note見てると不安になったりしちゃいますけど。

つばき:笑 自分の中では結構色々考えているからどうしてもマイナスな感情ばっかり書いちゃうんですけど。
ポジティブじゃないですね、ノーマルぐらいの勢いで。
ポジティブになるにはもうちょっと時間がかかるんじゃないかな。
何をしてても楽しいって思えるのにはちょっと時間がかかるんじゃないかなと思います。

qbc:何をしても楽しいっているのはある意味で異常な状態だとは思うよ。
フラットな状態でいいと思います。色んなものが受け入れられる。
楽しみですね、今後が。

つばき:そうですね。

qbc:今同棲中なんですよね? パートナーがいればまぁ幸せなんじゃゃないのと思いますが。

つばき:私もそう思います。一緒にいてくれる人がいればいいなーみたいな。
今一緒にいる人と今後もなんとか生活を豊かにしていきたいな。
それが一番いいかもしれない、人生を豊かにしていく上で。

qbc:今の流れで言うつばきさんの中の人生の豊かさって具体的にどんな?

つばき:なんなんだろう? 
さっきもお話した通りなんですけど、結構自分の中で目標にしていることが、自分が食べたいと思っているものをそのタイミングで食べれることが割と幸せだと思うんですよ。
2つの点で懸念点があるとしたら、経済的に今お金がないから今焼き肉が食べれないとか、本当は美味しい焼肉屋さん知ってるけどちょっと高くて行けないとか。
そういう経済的な面と今度は体調的な面ですよね、本当は食べたいけど胃もたれしちゃってとか。
この2つが無いように生活するのは結構重要なことなのかなみたいな。

qbc:うんうん。

つばき:それ好きなんですよ。料理がめっちゃ好きで、結構得意なんですけど。

qbc:写真あげてましたよね。

つばき:だから料理をするためにも新しい味に出会いたいっていうのがあるし、なんかそういうの。

qbc:へぇ。いいね、なんか。色々楽しいんじゃないですか。

つばき:これが楽しいのかなーみたいな感情ですね。

qbc:そうですね、幸せって何って、よく豊かさって何ってよくいうけど。
まず間違いなく、我を忘れてるときが楽しいですよ。

つばき:そうなんですよ。

qbc:自分っていうものを客観的に見てるときは幸せじゃないですね。

つばき:そうなんですよね。それすごい思う。

qbc:だからお酒を飲むと自我みたいなものが溶けるからさ、自分を見る客観視の視点が無くなるからリラックスできる。
誰かが言ってたのは「悩んだらマーマレードを作りなさい」って。
料理して、集中して、自分自身に対する視点を外すんだよね。
だから料理もいいと思うんです。
あ、ごめんなさい、喋りすぎた。

つばき:いえいえ。

qbc:徐々に、悩まなくなっていくんじゃないかなって気がしますけどね。

つばき:すごい思います。最近まで、40才になったら消えてもいいやみたいに思っていたんですけど。
今一緒に住んでる人がいるのを度外視しても、もうどうでもいいかなみたいな。
人生でこれをやりたいってことは結構やりつくした感があるんですよね、自分の中で。
お金で解決できることは割とやってきた気がするから。
そうじゃなくてお金で解決できないこと、人間関係ってお金で解決できないことだし。
そういうことに豊かさを求めて行ってもいいのかなみたいな。

qbc:夜の仕事をやってる方はいろんな経験するんでね、それでちょっと人生冷めた感じになっちゃう人もいますね。

つばき:やっぱみんなそうなんですかね。

qbc:30手前くらいで、夜続けるか昼行くかみたいになって、昼頑張ったんだけどやっぱりお金の感覚が違いすぎてダメだったりとか。
自分でやるしかないなって思って経営者になってみたり。あるいは結婚するか。
でもいいことじゃない? 人生経験を先に積むから。

つばき:そうですね。結局今までやってきたことってどこかしらで活きていくんだろうみたいなのをすごい感じてて。
具体的にどことはあまり分からないけど。何も無駄になってないんじゃないかなみたいな。

qbc:それはそうだと思いますよ。

つばき:だからその日を夢見てなんとか頑張るしかないかなと思います。

qbc:書くことは好きなんですか?

つばき:はい。

qbc:楽しみですね。つばきさんというフィルターを通してどういう風に世界が描かれるのかって。気になります。

つばき:私も自分で気になります。それを文字に起こしてどこまで人に伝わるのかなみたいな。
でも、自己PRがめちゃくちゃ下手なんだろうなっていうのもすごい感じるんです。

qbc:そんなことはないよ。
細胞を育てて試薬を入れたときにどう変化するみたいな話しっていうのに、私なるほどなって思ったの。
この人の本質ってここなのかなって。
集中力が自分じゃなくて他の対象に移った時。
何か物を育てたり、変化を見つめるみたいな母性というか好奇心が動いた時。
この時に最大のパワーが使えるんだろうなって。
そのパワーが自分内向きに向かったら、そりゃメンタルの病気になるだろうなって。
今はパートナーがいるし。
パートナーがいれば、内向きに向かいそうなパワーを、外側に向けさせて、ある程度安定させてくれるでしょう。
自分が疲れたってなったら、とりあえずその人に力を集中しておけば、まぁ落ち着くみたいな。

つばき:うん。

qbc:最後にだいたい聞くんですけど、言い残したことあります?

つばき:言い残したこと。夜職やってる子に向けてもうちょっと。
無理して心を傷つけてでも頑張ってる子って結構やっぱいっぱいいて、その人たちの支えになりたいなとも思うし。
記事読んでても私も共感したとかそういうレベルでいいからもうちょっと寄り添えたらいいなって。
noteを通してでも、というのをすごい思いますね。
別に夜職に限った話じゃないですけど、同じ病気を持っている子とか。

qbc:人と接して一生懸命になればなるほど、お客さんに引きずられるって人もいるし。
頑張れば頑張るほど人に振り回されちゃうんだよね。そんなに悩まなくていいよっていうかね。

つばき:そうなんですよ。悩んでることって、もうちょっと違う目線で見れば意外とそうでもなかったなとか、時が経てば別にみたいなことって割といっぱいあるから。

qbc:そう。それを人に話せないから溜まってまたより固くなっていくんだよね。
それはでもボーイの仕事じゃないの? ボーイちゃんとしろよ、みたいな話。

つばき:そうなんですけどね。中々同じお店の人間って言いにくいですよね。

qbc:そうね。お店の人間関係だったりするし。
そういう場合もあるからね、お客さん挟んで女の子と揉めたり。
なんだろうね、そういうのないんだ? 夜のお悩みサイトって。

つばき:ないんですよね。

qbc:へぇー意外だね。

つばき:なんかもしかしたら探せばあるのかもしれないけど。そんなに知名度が高いものじゃないし。

qbc:インターネットよくやるのにね、夜の人たちってね。

つばき:そうなんですけどね、みんなが見てるのって他の人の情報ばっかりだから。
いわゆるお悩み相談所の掲示板とかってあんまりないんじゃないかな。
結局相談したところでお前には分からないだろうみたいな気持ちが多少あるから。

qbc:うん。どうでした? インタビュー。

つばき:なんかこれがどうやって記事になっていくのかなって。
インタビューの中身とかあれだけど。
それをもし誰かが読んでくれて私に対してどんな印象を持ってくれるのかなー、っていうのはすごい気になりますね。

qbc:どうなんだろうね。私はつばきさんの視点で感じたことを文章で読めるっていうのは今後も楽しみだなって思ってますね。
noteにドロドロしたことばっかり書いてるから大丈夫かな心配してたんだけど、全然しっかりしてらっしゃるから。

つばき:それはよく言われますね。SNS通して知り合った人とかでも、思ったより普通の人なんだねみたいに言われるけど。

qbc:普通の人以上にしっかりしてますからね。

つばき:いやいや、心の奥底の泥沼みたいなところのはけ口だから、そりゃもう実際は普通よ! みたいな。

qbc:そこで切り分けられてるのはすごいなって思いますね。
そんなに違いがない人もいますからね。

つばき:あーそうですよね。確かに。

qbc:ありがとうございました。

つばき:ありがとうございます。

▷アウトロ

いやほんと、親身に話しすぎてて、そりゃ私も40過ぎてるわけだし、やっぱりその20代とかはほんと心配しているみたいで、めっちゃ元気づけようとしている感じ。
だから口説こうとかじゃなくて、めえっちゃ元気づけようとしている感じ。
泥臭さがないっていうのがキーワードだったかな。システムができすぎると、素が出せないのかもしれない。
つばきさん自身は、ほんと細胞が好きですってのが面白かったな。観察。

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