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無名人インタビューをやりつづけての人間観というものがあって、それはやっぱり、人間は人間だなあというもの。
人間は愛し、憎み、殺し、生きる。
何が正義でもなんでもない。
ただ生きているだけ。

私、高校生の頃かな、ただビルを見ていた時に、なんとなくね、ただ見ていた時に、このビルって作り方どうやってるんだろう、て思ったんですよね。
思えば、知らないことばかりで。実際、今でもビルの作り方は知らないし。まああ、工程は読めばわかるし。
でも、それを作るということの全体がなんかわからないんだよね。

私は仕事で、会社員として、システムを作ったことがある。100か所とかそれくらいの拠点と、それをコントロールするセンターがあるシステムだ。
それは、あるオーダーがあって作ったものだけども。
でも、今は無名人インタビューのシステムは私が作っている。
ITシステムも、まあ現実の建築に近いようなところがあって(私はITしか詳しくは知らないからね)、この部分にはこのメーカーのものがいいよ、というものがある。

IT屋さんではない人と話すと、あんまり出てこない感覚なんだけど、GoocleにはGoogleの良さがあり、MicrosoftにはMicrosoftの良さがある。
チャットワークだろうが、Slackだろうが、discordだろうが、Teamsだろうが、LINEだろうが、それにはそれぞれの良さがあるわけだ。
日本人同士の個人利用でしか使わないんだったらLINRのグループでぜんぜん大丈夫だし。
ちょっと若い人たちの集まりならSlackのほうがいいと思うし。

あーいや、こんなこと書きたいんじゃなかった。
他人から依頼されたシステムは、はいはい、こんな感じですねわかりました、で作っていくんだけれども。
自分の発案した無名人インタビューというシステムは、なんというか、全体構想というのがIT部分じゃないところにあって、それに沿うようにシステムを、ちこちこ作っていたら、今はこんな全体になっている。
・Slack
・Zoom
・notta
・GoogleDrive
・GoogleDocument
・GoogleSpreadSheets
・Microsoft365Onedribe
・Microsoft365Outlook
・MicrosoftPowerAutomate
・MicrosoftPowerAutomateDesktop
コミュニケーションはSlack、原稿制作はGoogle、応募レコードの管理もGoogle。
アプリケーションは一部GoogleAppScript、残り大半はPowerAutomateで作っている。私はスクリプトが書けるわけではないので、ほぼローコードで作っている。
過去にはnotion、trello導入も考えたのだけれども、結局スプシ様が今の20-30代のメンバーには一番合ってるみたい。
実はMicrosoft365でも原稿制作は可能なんだけれども、クラウド性能はGoogleで一日の長ありというか、ブラウザで動かしていると、ファイル同期とか、変換の反応速度とかで、Microsoftは劣るんですよね。ワードは多機能すぎて今ちょっと使いづらいし。

4年かけてこのITシステム、面接、メンバーボーディングを含んだ人システム、もちろんお金の流れも含めた全体としての組織は、どうやって作るんですか? と言えば、ここの技術は説明できる。
MicrosoftPowerAutomateがあれば、Googleにもサインインできるから、GmailもSpreadSheetsもSlackもアクセスできるよ、と。しかもたしか無料で。

私は今これで、毎月のメンバーへの報酬を計算させている。
MicrosoftPowerAutomateから、毎月1日の午前2時に起動させて、SpreadSheetsにアクセスして、無名人というワークシートから、1行1行をチェックして、前月の日付で終了した編集の行を取得する。
企画ワークシートからは、レギュラーインタビュー以外の企画インタビューの編集などの報酬を取得する。

こういった動き含めて無名人インタビューだし、これをどう作ったのか? というと、日々計画されたものを実行していったに過ぎない、としか答えられない。
もちろん、この機能をいつごろ作ろうというのも決めているが、それは予定通りに動かないし(お金がないから自分でやるしかないし)、いつのまにか、できあがっていた、という感じ。

他の物だって、だいたいそうだろうって思ってる。
物事が大きくなればなるほど、計画者はすべての現場にたずさわっているわけにはいかなくなるし、偶然性や、個々の現場の職能によって仕上がりが出てくる。
こういう時にはこういう、このマニュアルが欲しいとは思うが。例えばいまなら編集マニュアルとか。マニュアルというか、実践-振り返りのフィードバックループを維持するためのバーチャルな場所。で場所だけ作っても動かないから、これを推進する人が必要で。

万里の長城というものは、大昔に作られて、今もあるが、この長城のような組織、活動にしなければという思いが、無名人インタビューにある。

あれ、人間観の話だったんだけど。
そう、この無名人インタビューを作っている過程からも感じているんだけど、そんなに人間って理性的か? と。私のIQが低いからここまでしかとらえられないのかもしれないけれども。でもIQが高いであろう学歴の人たちにもインタビューしてきた結果、人間、計画も感情もあるが、それよりも偶然性、偶発性に支配されているよな。そして理性よりも感情のほうが激強だよな、と。

私の一緒にいる子供は、私と血のつながっていない子供を見ていて、思うのだ。この子は、なんて父親に似ているんだろう。私は、この子の父親に4時間ほどのインタビューをして、その人の一片を知っていると言っていいとは思うのだけれど(まあでも、4時間くらいじゃね、とも思うが)、でも、その性格傾向は、一緒に暮らしていない子供に確かに感じる。後ろ姿や骨格もそう。一人が好きなのもそう。逃れられないのは血だ。

実際、私自身も、死んだ父親に、特に30代以降から似てきていて、もう逃れられない。最初、嫌悪感もあったのだけれど(父親が好きではなかったから)、でも、今はもう諦めた。血がつながってるんだから当たり前だなと思っている。

なんかわからんくなってきたな。
でも、人間は、このように、システムを作っている時にも計画はあるものの、基本していることは毎日の作業の積み重ねで、そして親子の血縁の関係の濃さを考えると。
何か人間は、日々何も考えずに動いているのも、しっかり考えて動いているのも、何かムリに動かそうとしても、何も変わらんしと思う。思った。

まじめな人の親の子はまじめにする。
なまけもの親の子はなまけもの。
そして、でも例外はある。

人間は人を殺す。
人間は人に優しくする。
でも、例外はある。

みたいな世界観、人間観で。
そして、この一様じゃなさ、不均一さが、生物そのものだなと思う。
人を殺す勢力が台頭すると、優しさが勝ち。
優しさが台頭すると、悪がはびこる。
この淘汰というか、このパワーバランスが、なんとも人間だなと思う。

おっと一日の終わりにブログを書かないと、意味がないなりに、でも長々と書けるもんだね。あばば



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