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刺青と人 Jetblackaburi-011 2024/08/15

漆黒のあぶりさん、ついにバズる!

まえがき:qbc(無名人インタビュー主催・作家)

過去インタビュー記事


ジョージアでの日々と運命の出会い

jetblack:
おはようございます。

qbc:
今そっち何時なんだっけ?

jetblack:
今3時です。

qbc:
全然おはようございますじゃないじゃん(笑)

jetblack:
いや、みんなこの時間から動き出すから、あながち間違ってはいない(笑)

qbc:
カルチャーで?気温で?

jetblack:
沖縄タイム的な感じで。2〜3時間ずれてるんですよ。

qbc:
沖縄の人、そんなことないでしょ(笑)

jetblack:
日が落ちるのが8時とか9時とかなので、それもあって。

qbc:
日本の暑さも、そういう感覚を導入しないと多分やばいと思うんだけどね。暑すぎて。

jetblack:
そうですよね。こっちは全然暑くないですよ。風があるし、涼しい。

qbc:
日本の湿度は無理だよ。異常だよね。

jetblack:
最近やばそうですよね。

qbc:
やばい。マジでやばい。

jetblack:
トビリシよりも涼しいです。日本で例えるならリゾートというか、日差しが強いだけで暑くないから。

qbc:
そうなんだ。私、それ経験したことないかも。海外経験が薄いから。

jetblack:
特殊なのかわからないですけど。

qbc:
ふうん。

jetblack:
前回はどういう感じでしたっけ。私がもう帰りたくて限界、みたいな感じでしたよね。

qbc:
いや、そんなでもなくない?

jetblack:
そうでもなかったですか。

qbc:
うん。

jetblack:
あの後に1回「もう無理!」ってなったんですよ。自分の言いたいことを言わなきゃいけないストレスと、寝れてないストレスで。

qbc:
うんうん。

jetblack:
その後に、救世主が現れて。私のYouTubeで最近上がったやつなんですけど。

qbc:
うん。ちょっと時系列を整理させて。7日にインタビューさせてもらったんだよね。
(★ここにあがったらリンクを貼る)

jetblack:
はい。その日にちょうど、日本人の女の人で、バックパッカーをやってるYouTubeの人がたまたまチェックインして。
その人が今、なんとホステルに長期滞在してます。むしろ一緒に働いてます。

qbc:
働いてる?

jetblack:
ここって掃除とかするだけで無料で滞在できるんですよ。
前にインドに滞在していたときも掃除をしてたみたいだし、しかも本人もめっちゃ綺麗好きだから、全然苦じゃないですよって言ってましたね。
日本人の掃除のレベルって、マジで高いから。

qbc:
うん。

jetblack:
誰もやらないような超汚いところとかも掃除して、その代わりに宿代は無料って感じ。
それで今は長期滞在してます。

qbc:
へえ。よかったですね。

jetblack:
私的にめっちゃよかったです。バトゥミとかジョージアを嫌いになる寸前だったので、危なかった。
別にジョージアが悪いとかではなくて、ただ私の気の持ちようでめっちゃ落ちてたときだったんですよね。
救世主はみうちゃんっていうんですけど、一緒にYouTubeの撮影にも同行してます。
私は人のチャンネルに出るのは初めてだったので、バトゥミをまとめて紹介する企画をしました。
私超単純だから、紹介してるとこういう良いところもあったな、って改めて思えて。

qbc:
うん。

jetblack:
私はもう1年居るから慣れてるけど、インドから来た人からすると、ジョージアって「世界1周する旅人が沈没する場所」というので結構有名で。というのも、普通に治安がいいし、暮らす上で不便がないんですよ。
それで、私とは違う視点で、ジョージアってやっぱりいいよねっていうのを教えてくれました。
確かにそう考えると私は事件とか事故とか被害に巻き込まれてないし、それだけで幸せなのかもと思えてきて、すごく助かりました。

その人と遊んでる動画がこれ!

その人のnoteがこれ!(みうさんです)

漆黒のあぶりさんのみうさん推しポイント

文化の衝突:般若とハチャプリ

qbc:
今はどんな生活なんですか。

jetblack:
私は超適当なYouTubeだったんですけど、みうちゃんと会って、こうやってYouTubeやるんだっていうのを色々教えてくれて。
みうちゃんの撮影にも同行したんですけど、撮影の仕方とかもすごいんですよ。ちゃんと視聴者の人と一緒に旅をしてるような画角にしたりとか、みうちゃんの人柄に私は惹かれました。
このタイミングでこの人と会えたのって、自分の気持ちが落ちた意味があったかもしれないと思うくらい、良い刺激をいただいてます。

qbc:
ボーダーライン3,000人だっけ?

jetblack:
そうそう。みゆうちゃんは既に、5,000人くらいいますね。

qbc:
へえ。

jetblack:
旅のYouTubeとかを見て、めっちゃスタイルが似てるわけじゃないけど、面白いポイントが似てるんですよね。

qbc:
はい。

jetblack:
それに、みうちゃんが来たきっかけは、日本で婚約してたけど自分のやりたいことを優先して世界1周の旅に出たことなんです。
そのストーリー性もあって、めっちゃおもろい日々を送ってます。

qbc:
うんうん。

jetblack:
今まで私がホステルで暮らすなかで感じていた諦めみたいなところも、やっぱり私が思ってたこと合ってましたよね!?みたいな。
やっぱりそう思いますよね、みたいな感じで、共感してもらえました。

qbc:
年齢はちょっと上なんですか?

jetblack:
1個上くらいで、めっちゃ同年代です。

qbc:
え、すごいじゃん。今の関係性みたいな人って、ジョージアに来て初めてですか。

jetblack:
日本人で長期滞在してる人とは仲良かったり話したりするんですけど、世界1周してる人でこんな感じになるのは初めてかもしれない。

qbc:
ふうん。今イメージする未来は、どんな感じになりそうですか。

jetblack:
みうちゃんは今、とりあえず編集期間なんですよ。
旅系のYouTubeでずっと撮影回してると素材が溜まるから、あるところで編集して次の旅に出る、みたいな感じなんですよね。
だから多分、月末くらいまでは確実にいるんじゃないかと。
でもみうちゃんも特に決まってない感じだから、いつまでいるかはわからない。

qbc:
一人旅が二人旅になる可能性とかはないんですか?

jetblack:
いやー、彼女の彼女の旅のスタイルがあるし、私は私であるし。
私は、みうちゃんがここにいるからここに行こうみたいな、モチベーションができた感じです。

qbc:
例えば、1ヶ月だけやってみるとかさ。

jetblack:
旅を?

qbc:
そうそう。旅しちゃいけないんだっけ?

jetblack:
一応駄目なんですけど。一応とか言って(笑)
一人旅同士だから、ずっといるとそれぞれのペースもあるよね、みたいな感じはある。
だから、どっかで落ち合うとかの方がいいかなっていう。

qbc:
でも、今が旅みたいなもんなのか。向こうも旅先での出会いだもんね。

jetblack:
そうそう。

qbc:
なるほど。

jetblack:
私も、生活リズムがめちゃ整いました。みんなダレてるから、空気に流されると本当に危ないんですよ。
このまま時間が過ぎていくのはやばい、みたいなときだったから。
やっぱり二人だとご飯も作るようになるから、ちゃんと自炊して、ご飯食べて、海行って、っていう生活をしてます。朝もちゃんと起きられるようになった。

qbc:
ふうん。具体的に、二人で何してるんですか。

jetblack:
普通に喋ってる。YouTubeの話とか、情報共有しますね。自分はこういうの見てますとか、こういうところが良いとか、世界の旅の話とか。
私は行った国がそんなにないから、みうちゃんの話がめっちゃ面白くて。もう既に半年ぐらい旅してるんですよね。
インドの話を聞いて、私もインドに行ってみたくなったし、やっぱり旅人ってマジですごいなと思いました。

qbc:
あぶりさん、旅人になろうっていう発想はなかったんですか。

jetblack:
そこまでなかったですね。ポンポン動いて世界1周したいっていうこだわりは全くなかった。そこまでして世界周らなくていいかな、みたいな。
でも、話を聞いてると世界1周とかしてみたいなって思うようにはなりました。

qbc:
やってみる?

jetblack:
どうなんですかね。ちょっとわかんないけど。でも、行ってみたい国が増えたって感じかも。

qbc:
でも、タトゥーをしながら移動できるわけじゃない。

jetblack:
そうそうそう。でも、事前知識がないと超キツイですよね。
話を聞いていても、ジョージアがいかに安全で治安が良いかっていうのを感じました。
私は本当に何も気にしないで来てるから。

qbc:
うんうん。

jetblack:
貴重品はちゃんと服の中に入れるとか。結構危険な目にあったような話も聞いて、確かに今の状況って普通じゃないよな、みたいな。

qbc:
ジョージアはすごくよかったんですね。

jetblack:
うん。それを自分は慣れてきて忘れかけてたから。そういえばここ海外だったか、みたいなそういう感覚なんですけど。

qbc:
うん。何だかんだ色々あるね。

jetblack:
もう1個ネタありますよ。今日の6時くらいにInstagramの方で動画が上がるんですけど、壁に般若の絵を描いたんですよ。
最近変な滞在者がいっぱい来るから、厄除けが必要かなと思って。厄除け替わりに、ちょっと怖い感じの絵でも描いてみようと思ったんですよね。

qbc:
はい。

jetblack:
般若を壁に描いてやろうと思って。
こっちで有名なハチャプリっていうチーズのパンがあるんですけど、 そのカルチャーをミックスさせて、ハチャプリを食べてる般若を壁に描いたんですよね。

qbc:
うん。

jetblack:
結構丁寧にやってたら、3〜4時間かかって。
めっちゃいい感じに描けたんですけど、完成間際に近所のジョージア人たちがそれを見て、悪魔的なものだと勘違いして、今すぐ消せって言われて消したんです(笑)

qbc:
消したの?

jetblack:
消しました。その人たちからすると、自分たちの伝統料理を食べてる悪魔的なものが、侮辱されてると思ったみたいで。
それでめっちゃ怒られて、こんなに頑張ったのに消すの?みたいな(笑)
たまたまみうちゃんが、あとでリール動画にしようということで撮影してくれたので、動画には残ってたからよかったけど。

qbc:
うんうん。

jetblack:
私の感覚かもしれないけど、怖い絵を描くって厄除けだから。
シンボルとして描いたわけではなかったから、それも捉え方って色々あるんだなっていうのは学びました。
しかも悪魔の絵に対して、ただのカルチャーというか、アートとして済まされなかったところは、気をつけないとなと思いました。

qbc:
うん。まぁ結論、心に迫る表現力があったっていうことで。ポジティブに受け止めていいんじゃないかな。

jetblack:
そうそう。多分、うますぎた(笑)結構クオリティ高かったから。

qbc:
表現として、ハチャプリ食べてるっていうのは上手だよね。

「般若とハチャプリ」はこちらです!

jetblack:
そうそう。私は侮辱しようなんて本当に思ってなくて、ただ食べてたら面白いかなと思って描いただけだったから。
しかも、言ってきたのは結構年齢層が上のおばちゃんだったんですよ。
通りかかった別のジョージア人の男の人とかは、めっちゃアートでいいじゃんって言ってたから、反対の意見はノーマークだったんですよね。
他の宿に泊まってる人からも別に止められてないし、好きなの描きなよみたいな感じだったし。

qbc:
うん。

jetblack:
けど、近所の人たちだけめっちゃ怒ってて。だから、気をつけないといけないです。

qbc:
壁に絵を描くのはOKなの?

jetblack:
それに関しては全然大丈夫です。
前回ホステルに泊まって描いたときはデモがあったから、ジョージアのデモのスローガンを描いたんですけど、すごく褒められて。
なんなら「よくやった」って褒められたり、他の人にちょっと自慢するくらいでした。

qbc:
それって残ってるの?

jetblack:
残ってます。
そのときはそんな感じだったけど、今回はちょっと否定的というか、結構言われたから、厳しいなとは思った。
例えば、タトゥーのデザインだったら大丈夫なんですけどね。

qbc:
ハチャプリ食べてたのがダメだったんでしょ?

jetblack:
いや、私もよくわからなくて。
だから他のジョージア人を呼んで、これはただの日本のデザインですって説得してもらおうと思ったんですけど、こうなったら通用しなくて。
説得をお願いした男の人は、「ジョージアの女の人は感情的になったらなだめることできないから諦めるしかないね」みたいな感じでした。

qbc:
うん。

jetblack:
ツノがあるのがアウトだったのかな、とは思います。キリスト教か何かの悪魔とされるものに似てたみたいで。

qbc:
なるほど。
この間インタビュー記事にコメントいただいて、私は会ったことも見たこともない人なんだけど、タトゥーよりピアスが多い人なのかな。

jetblack:
うんうん。

qbc:
だから、そういうカルチャーの人にはすごくウケがいいんじゃないかと思う。

jetblack:
うんうん。誰かからめっちゃ嫌われる奴って、誰かにめちゃめちゃ好かれるっていうのを学びました。
刺さる人にはきっと刺さるんだろうなと思って。めっちゃ炎上するかもしれないけど、ちょっと出してみようと思って。

qbc:
壁に絵を描きます、みたいなのって、日本人に売れないかな。

jetblack:
いけると思いますけどね。

qbc:
広告枠で。広告って言っても多分わかんないでしょ。リクエストされたらあぶりさんが書きますよっていう権利を売るってことね。消せるなら1ヶ月おきくらいとかで。
それってアートっぽいというか、プロジェクトじゃない?

jetblack:
そうですね。みうちゃんとも、消えるまでがアートだよね、と言ってました。バンクシーも消えるしね。
4時間かけて炎天下の中描いた絵を、一瞬で消すっていう(笑)これこそ人生?アート?みたいな感じで話してました(笑)

qbc:
みうさんは、なんで世界1周を?

jetblack:
元々旅をしたかったみたいです。話を聞いてると、普通にバリキャリウーマンですごいんですよ。

qbc:
ふうん。

jetblack:
私の1個上なのにすごい。
美容系の会社とか持ってたけど、コロナとかで一旦たたんで。そのときに付き合っていた人と結婚する話があって、色々と擦り合わせてたけど、合わなかったらしいです。
みうちゃんとしては一緒に旅をしたかったけど、相手はもっと日本的というか、安定して家にいてほしいみたいな感じだったから、お別れしたみたいです。
それで今自分のやりたいこととか旅を突き進めて、YouTubeをやってる。
そのYouTubeも一本一本すごくて、自分のめちゃめちゃ適当な編集をめっちゃ反省しました。マジで申し訳なかった。
何も知らないのに3年もYouTubeやってたのって、本当にやばいなと思いました。

qbc:
なるほどね。
でも、絵は着実にお上手になられてますよね。

jetblack:
本当ですか。言うても見て描いただけだから、誰でもできると思うんですけど。

qbc:
でも、ヒトカゲ描いてた時代から、今の方が迫力はある気がする。

jetblack:
色んなものに手を出してみた、ってのもありますね。
今回は般若を描いたけど、私はもっと可愛くてポップなデザインの方が得意なんですよ。
でも意外とこういうのもいけるんだな、と思った。

qbc:
そういう認識なんだ。

jetblack:
そうそう。こういうのはタトゥー入れたい人は好きだよな、みたいな。
ちょっとイカついデザインと可愛いデザインのコンビとか、その対比とか。

qbc:
へえ。

jetblack:
「THE日本」みたいなのは、ちょっと避けてたんですよ。ウケるのはわかってるし、やってる人もいるし。
でも、意外と自分でも描けるもんなんだと。

qbc:
1ヶ月前のXに遡ったんですよ。7月15日あたりからいくと、この1ヶ月はイベント参加月間だったんですよ。
最初のイベントはいかがでしたか。

jetblack:
最初のイベントは、トビリシの夏祭りですかね。トビリシの夏祭りで、炎夏っていうのを描いたんですけど。
1回描いたけどほぼぶっつけ本番で、あんなに大きいのに描いて、あんなにたくさんの人の前で描いたのは初めてだったんですよね。

qbc:
うんうん。どうでしたか?

jetblack:
なんだろうな。結構反省しました。反省っていうか、もっとできたな、みたいな。

qbc:
どんな?

jetblack:
身振り手振り的なところが。

qbc:
こういう会場で、このくらいのサイズのボードで、オーディエンスはどのくらいで、っていう説明は、事前にあったんですか。

jetblack:
いや、全然ないです。
衣装はここにあるから事務所に来てもらえる?って言われたけど、そのとき予定入っていて無理だから写真送ってください、って言ったり。
着物の着付けも、私着付けできないんだったと思って、ジョージア人の子に手伝ってもらったり。超ぶっつけって感じでした。

qbc:
へえ。

jetblack:
私も練習したりとか、決めないでいくことが多くて。決めちゃうと、それ通りにいかなくなったときにテンパるから。
大体ジョージアのイベントって、全てが事前に決まってないんですよ。場所もどこかわからないし、何時から始まるかもわかんないし。そういうのはザラにあるんですね。
だから、もう特に決めないで、その場の雰囲気やお客さんを見て決める感じです。

qbc:
ふうん。筆は?

jetblack:
筆は、夏祭りを開催してくれたジョージア人が、中国から通販で用意してくれて。めちゃめちゃありがたかったですね。
しかも終わった後、いただいたんですよ。

qbc:
へえ。周りの人からの評価はどうでしたか?

jetblack:
よかったです。大きいものに書いたから。
やっぱり大きいものに書くと目を引くし、着物を着てたっていうのもあると思うんですけど、反応は良かったです。
一番喜んでくれたのは、主催者の人ですかね。日本の文化を知っていて、日本語センターを運営してる方だったので。

qbc:
これ日本の文化って言われると、どうなのかな(笑)

jetblack:
ちょっときわどいですね(笑)

「般若とハチャプリ」の動画編はこちら!
https://www.youtube.com/watch?v=xxAEsGkfoUk

筆が踊る、魂が躍る

qbc:
その後、何かに繋がったりしましたか?

jetblack:
日本を知ってるジョージア人が、バトゥミでも夏祭りをやってたんですよ。
だから、バトゥミの夏祭りでも、もらった筆でパフォーマンスしました。
そこでも「絆」って書いたんですが、その地区のお偉いさんや政治家さんもいらっしゃったので、日本とジョージアを結ぶ一言という感じで、「絆」を選びました。

qbc:
なるほどね。

jetblack:
そのときは、前回の反省を活かして。
良い作品を書くのはもちろん大事なんですけど、それよりもパフォーマンスが大事だから、書く段階でどう見せるか、というところを意識しました。
身振り手振りとか、ダイナミックに書くようにしましたね。

qbc:
鬼武者は?

jetblack:
鬼武者が一番最初に書いたパフォーマンスですね。
日本食レストランの1周年記念パーティーに呼ばれて書いたんですけど、それが人生で初めてのパフォーマンスでした。

qbc:
あれが初めてなんですか。

jetblack:
はい。あれは、練習も何もしてないです。どのタイミングでやるかもわからなくて。
もえみさんっていう元劇団四季で歌手をやってて、ジョージアでも活動してらっしゃる方がいるんですけど、その方が一緒にやる?って言ってくれて。
もえみさんの歌と一緒に書く、っていう感じでした。

qbc:
天城越え、あれ生歌なの?

jetblack:
そうです。

qbc:
マジで!?Instagramに上がってるやつ?

jetblack:
そうそう。上がってます。

この動画です! ぜひ見て!

https://www.instagram.com/o/C-FS_EMOyFx/

qbc:
マジか。多分私見れなかったんだけど、日本のジョージアフェスにいた?

jetblack:
いらっしゃいましたね!

qbc:
そうなんだ。

jetblack:
旦那さんも元劇団四季の方で、ジョージアンダンスを日本人で唯一やってる方。

qbc:
ご夫婦なのね。

jetblack:
はい。結構仲良くさせてもらってて。

qbc:
へえ。鬼武者はInstagramにあるんだよね。

jetblack:
書道アカウントの方に載ってると思います。

qbc:
これって、もっと世界に誇れる動画だと思うんですけどね。

jetblack:
本当ですか。このパフォーマー系、いけるかな。

qbc:
うん。すごいよ。

jetblack:
本当ですか。日本の友達とかは結構言ってくれるんですけど。
意味を含めて、すごいと思ってもらえてると思うから、もうちょっと私が喋りとかで補えたら良いよなと。
こういう意味を込めてやりましたとか、先に説明する感じでやるのが良いのかなって。

qbc:
キャプションをしっかりするっていうのは、良いよね。
バックで天城越え歌ってる、っていうのもすごい。天城越えって、強烈な歌なんでしょ。

jetblack:
うん。もえみさんの1時間くらいのショーの中で、どこで一緒にやるかっていうのを話して、天城越えが一番雰囲気としていいんじゃないかっていう流れでした。
その場で決めてやりましたね。

qbc:
まさに、元劇団四季の天城越え。それに合わせて「鬼」っていう。

jetblack:
本当に私、超贅沢。

qbc:
そうだよ。天城越え、不倫の歌って言われてるんですよ。
恨んでるのに好きなんだよみたいな、ちょっと重めの歌なんだよね。そこに鬼っていう言葉持ってくるのはすげぇなって思って。

jetblack:
たまたま鬼武者の「鬼」だったから、あまり知らなかったんですけど(笑)なんか良かった。

qbc:
店名なんだっていうね(笑)本当にかっこよかったですよ。

jetblack:
何も考えないでやったから、墨も次に使うからと思って控えめの量でやったんですよ。それがちょっとかすれて、良い感じになった。
あと、筆が取り外しできるタイプで長さ調節ができたのもあり、最初は短く持ってちょっとかすれつつ勢いで書く方が良いかなって。
綺麗さというよりかは、パフォーマンスに向いてるなと。

qbc:
へえ。

jetblack:
何も計算してなかったんですけど、2回目に書いたとき、もうちょっとかすれた方が良かったなとか、はらいがやりづらいなとか考えて。
あとは、はじめは支えてくれる人が女の人で、頑張って支えてるのが見えてたから、次は強靭なジョージア人を用意するしかないと思って。
それを踏まえて次は支えてもらって、ちょっとかすれめで書きました。
一応音楽も、私なりにちゃんと聞いてて。

qbc:
歌に合わせて書いてたのか。

jetblack:
そうそう。歌にはめてはらったり、力入れたり。

qbc:
音ハメね。

jetblack:
そうそうそう。無駄にめっちゃ止めたりとか(笑)

qbc:
キャンバスに書いてるとき、揺れてる音がグラグラって聞こえるんだよね(笑)
動画も、改めて見るとうまいですよね。

jetblack:
嬉しいですね。

qbc:
ちゃんとボーカルも映ってる。

jetblack:
そうそう。これを撮ってくれた人も、トビリシに住んでる日本人の知り合いなんですけど、私がこうやって活動していてリールにあげることをわかってるから、わざと引いて撮ってくれたりして。みんな本当にすごいんですよ。

qbc:
パッと見てすごい動画だなって思ったけど、ちゃんと見るとしっかり計算されてるよね。
パフォーマンスもそうだし、動画の画角もちゃんと整理されてる。

jetblack:
そうそう。私は何も言ってなくて、ただちょっと撮ってもらっていいですかって頼んだだけなのに。
気遣いのスペシャリストというか、みんなすごいシゴデキなんですよ。

qbc:
だって今見たら、鬼って書いた後に筆を変えてるじゃない?
あぶりさんが画面からはけたときに、ちょっとアップするの。で、筆を持ってキャンバスの前に来たら、また引くのよ。カメラワークがすごいよね。

jetblack:
そうそう。私、素材確認した後にめちゃめちゃ嬉しくて。本当にありがとうございますって感じでした。そこまでやってくれて、超助かる。
もえみさんとか動画撮ってくれた人もみんなノマドで、独自のコンテンツがあってバリバリのビジネスウーマンだったりするから、色々アドバイスをもらったりもしてて。
普通に友達でもあるんですけどね。

qbc:
へえ。そう考えるとやっぱり恵まれた環境ですね。

jetblack:
うん。本当に、周りの人に恵まれて生きてます。

qbc:
基本は悪口を言ってるじゃない?(笑)

jetblack:
うん(笑)

qbc:
仲良い人もちゃんといるんですね(笑)

jetblack:
ちゃんといます(笑)確かに私も、はっきりしてるらしい。

他にも書道パフォーマンスされてます!

書道動画はこれを見たらいいですよ

山P来訪で沸き立つジョージア

qbc:
あと、山Pの件ですね。

jetblack:
山Pまだいるんですよ、多分。

いた!

qbc:
いるの?なんでそんなに滞在してるの。

jetblack:
映画の撮影だから、長いのかな。

qbc:
そういうことか。他の日本人俳優は?

jetblack:
1ヶ月前くらいに、とにかく明るい安村が来たり、去年はひろゆきが来てました。

qbc:
今回の映画の撮影で来てるクルーは?

jetblack:
フランスとの合同合作だから、日本向けというか海外向けの映画みたいです。
だから、本当にびっくりしました。私が行ってた公園とかのストーリーが上がってて。私めっちゃ行ってたんだけどみたいな。山Pと同じ空気吸ってるわ、みたいな。
しかもたまたま、そのときトビリシに仕事で行ってたから。

qbc:
東京でも吸ってたでしょ(笑)

jetblack:
いや、けどやっぱり違いますよ。ジョージアにいる日本人っていう狭い枠になったから、もうほぼ一緒みたいな。

qbc:
ふうん。なるほど。
整理すると、最近やりたいことってあります?
すごいなって思うパフォーマンスもあったし、山Pの動画も面白かったし、みうさんとかの刺激もあったり。今日時点で、何かやりたいことの進展ってありますか?

jetblack:
何だろうな。もっと色々な国に行きたいと思ったし、ジョージアで行ってないところにも行きたいと思った。
それを色々な人に知ってほしい、とも思った、っていう感じですかね。

qbc:
今、頑張ってることは?

jetblack:
今は、タトゥー。年内まではYouTubeの登録者数ですね。

タトゥーもがんばっていますよ!

qbc:
何をやっちゃいけないんだっけ。旅はできるんだっけ?

jetblack:
旅は、仕事で行く分には大丈夫です。例えば、タトゥーで呼ばれて行くとかだったらOK。

qbc:
なんか、もっと色々なことをやっていいような気もするんですけどね。

jetblack:
一応ホステルに滞在してるから、自分が編集する時間に使いつつ、いなきゃいけないっていうのがあって。1日交代とか、休みも取れるんですけど。
それに、相方とか一緒に働いてる人が定期的にいなくなったりもするから。

qbc:
うん。

jetblack:
いなくなったっていうのも、昨日の朝、注射器持ってる?と言われて。Xにも書いたんですけど、どういう質問?と思って、そもそも注射器の英単語を知らなかったので、何それ?って聞いたら、OKOK〜って言われて(笑)
で、実際働いてるスタッフとオーナーで何人か人がいるんですけど、オーナーから急に連絡がきて、今日働けるか聞かれて。
なぜかと聞いたら、そいつの様子がおかしい、みたいな(笑)何をやらかしたかわからないけど、ちょっとキマってるから、みたいなこと言われて、私が半日働くことになったり。
そういうこともザラにあるので。みうちゃんが手伝ってくれて、感謝でした。
qbc:
日本人って、使えるね(笑)日本の文化で育った人って、使えるんだね。

jetblack:
そうそうそう。私は今日と明日の2日間休みをもらって半日働いただけなので、ラッキーって感じなんですけど。
普通そういう状況で変わってもらうって、申し訳ないなと感じることだと思うんですけど、「ちょっと迷惑かけてごめんねガールズ」みたいなこと言われて、それだけ?みたいな(笑)

qbc:
うんうん。

jetblack:
私的には毎日そんなんだから、もう諦めてるというか、気にしてもキリがないなと思ってたんですけど、みうちゃんが「やばいねこいつ」とか言ってくれて。救われました(笑)
やっぱそうですよね、みたいな。

qbc:
今年の頭のときは混乱してたから、今は落ち着くべきだろうって思いながらお話を伺ってたんですけど、今は今でやっぱりもったいないですね。
なんかもっと色々なことができそうなのに、と思って。

jetblack:
本当ですか。

qbc:
だって、周りからもめちゃくちゃ言われるでしょ。

jetblack:
いや、どうですかね。
ここ最近は、ホステルの同部屋のメンバーがうるさいとか、エアコンの温度設定とか、それどころじゃないマインドだったから、やっと落ち着いたっていう。
やっとエネルギーが戻ってきた、みたいな感じ。

qbc:
うん。

jetblack:
言語がわからないとか、文化の違いからくるストレスとかもあったんですけどね。
宿に長期滞在してるタタール人が、英語を喋れないけど、夜中に英語が喋れる人に教えてもらって勉強しているのを見て、私も改めて勉強する姿勢や喋ろうとする姿勢が大事だな、と思いました。

山P動画はこちら!


画面の向こうへ届け、あぶりの想い

qbc:
みうさんは、あぶりさんに対してなんて言ってるんですか?

jetblack:
絶対YouTubeいけるよ、って言われました。
私はいつもコンテンツとか、どうやって構成しようとかばかり考えてたんですけど、多分私がやらないといけなかったことは、どういうふうに載せるかとか、配信の仕方とか、どこから誰を持ってくるかとか、マーケティング的なことだったんですよね。

qbc:
うんうん。

jetblack:
撮影も編集も運用も全部自分でやってるから、お互いこういうところは気をつけないといけないんだなとか、もっとSNSを動かしていかなきゃなとか、やっぱり思いましたね。
シュクメルリを食べに行こうっていう話もしてるんですけど、1本の動画にするかどうかで話したりして。動画にするラインが難しいんですよ。
今を楽しんでるのって、本来はそれでいいんだけど、職業としてやってるならそれじゃダメだよね、とか。
そういう感覚がお互いわかるから、共感し合ってる感じですね。

qbc:
タレント業より、制作とか裏方業の方を考えてる感じか。

jetblack:
そうそう。そのバランスは難しいです。
自分はタレント業に専念して、裏方にディレクターをつけてやった方が本当は良いんですけど、払えるお金もないから。
それに自分でできる範囲のことはあるじゃないですか。そもそもそれを私は知らなさすぎた。

qbc:
うんうん。

jetblack:
そこを考える脳がなさすぎましたね。ただ自分が好きなものを撮ってあげてる、みたいな。
それでも気にしてた方なんですけど、まだ全然足りてないなって思いましたね。

qbc:
そうなんだ。でもそういう意味で言うと、昔の動画の香りがするから、そこが好きだったけどね。

jetblack:
そうそう。それも結構言ってもらいます。コンテンツ化しすぎると、やってんなぁーって思われるから。
だから編集のスタイルはこのままで良くて、どういうふうなタイトルをつけるかとか、一発目を見てもらって次に繋げるにはどうするかっていう方を考えないといけなかったな、と。

qbc:
そうだね。

jetblack:
はい。ただ上げてただけだった。

qbc:
動画を投稿しました!みたいなお知らせって、Xでやってないでしょ?

jetblack:
やってますよ。

qbc:
毎回やってる?

jetblack:
やってるけど、流れていかないんですよね。なんでかわかんないけど。

qbc:
毎回やってるんだ。Instagramでもストーリーあげてる?

jetblack:
あげてる。

qbc:
そうかー。私はチャンネル登録してるから見てるけど。

jetblack:
流れていかないんですよね。
Xだと、旅系でジョージアとか彫師の投稿を伸ばして、その下にリンクを貼ることで自分自身に興味を持ってもらって、YouTubeに飛ばすのがいいと思うんですけど。
あとはショートですね。
でも、私の軸としてはやっぱりタトゥーありきのコンテンツだから。タトゥーをやって、YouTubeもやる形は守りたい。
やばいですよね。やることが多すぎるかもしれない。

qbc:
まぁね。
でも見るだけだったら、私の知り合いがインド向けのチャンネルを持っていて、動画を提供してもらえないかって言われたことがあったんですよ。
だから、妻に旅館で浴衣で喋ってもらった。それはリールで30万回再生ぐらいいったのね。

jetblack:
うんうん。

qbc:
そのときのトピックは、インド人と付き合えるかどうかっていう話。

jetblack:
そういう系ね。現地系のコンテンツですよね。

qbc:
そうそう。それだけでコメントがめちゃくちゃついて、動画自体も回ったらしいんだよね。

jetblack:
へえ。やっぱそういうのですよね。

qbc:
やっぱり恋愛系とか、ムッとするようなやつは人気あるみたい。
だから、そういうのを簡単に、ちょこちょこっとやるのも良いかもしれないですね。

jetblack:
うんうん。
あとは、サブタイトル。

qbc:
タイトルこそ、私は一番好きなんだけど。
イマドキの感じとか、SEOを全く気にしてない感じのやつ(笑)

jetblack:
そう、全く何も気にしてないんで。だから私、本当に何も考えない奴だなと思って。
だからこそ好き、っていう人もいたとは思うんですけど。
そういえば、私の動画を見たことがきっかけで、来年くらいにジョージアに来る2個下の女の子がいるんですよ。

qbc:
すごいじゃん。

jetblack:
やばいですよね。しかも、その人にどうやって私の動画見つけたのか聞いたら、私の動画をおばさんが見てたらしいんですよ。

qbc:
おばさんはどうやって見つけたの?

jetblack:
そこまではわからないんですけど、おばさんが見てて自分も見始めたらしくて。
何が起こるかわかんないんだなと思って、とりあえず辞めなければ広がるんだなとは思いました。

qbc:
その人は、滞在するの?遊びにくるだけ?ノマドニア参加とか?

jetblack:
滞在するらしいです。多分野良で乗り込んでくるんだと思う。

qbc:
へえ、すごいね。

jetblack:
ジョージアって、良いところだけ発信されがちなんですよね。
別にどの国でも良いところと悪いところがあるのって当たり前だし、その国を侮辱したいっていう気持ちはないんですけど、やっぱり安全性とか、正しい情報が必要だなと思います。Xとか、一部で広まった情報だけを見て来るのはどうなの?って思うから。
だから、私のこの飾らないチャンネルで言いたい放題言ってるのは、必要とされるのかなと思いました。万人受けはしないけど。

qbc:
でも、万人受けするラインも作っておいていいんじゃないの。

jetblack:
んー、でも万人に受けると面倒くさいじゃないですか。

qbc:
そんなにすぐ燃えないでしょ(笑)

jetblack:
そうですね。だから、今の自分はちょっと中途半端というか。
知り合いとか色々な方向を考えすぎちゃうと、やっぱり言えることも限られてきちゃうんですよ。
別に無理してやろうとは思わないけど、尖ってた方がコンテンツとしてはしっかりするというか。
そもそも今が自分の感覚でやってるから、どうなのかわからないですけど。

qbc:
でも、普通に今のトーンで観光地紹介とか、全然いいんじゃない?

jetblack:
そうですかね。

qbc:
山Pのも面白かったよ。

jetblack:
山Pからジョージアに興味を持った人が多かったから。
私はどうせ山Pに会えないと思ったから、その流れで観光地を巡るみたいな感じにしたんですよ。

qbc:
うん。でも会えるかもしれないじゃん(笑)

jetblack:
私は本気で探したんですけどね(笑)まだチャンスはあります。
山Pのおかげで、ジョージアがかなり広まったんですよ。だって私のYouTubeの登録者も何人か増えた。

qbc:
すごい。

jetblack:
山PのXの投稿とか、ノリで上げたのが6万インプレッションいって。こんなんでいくんだと思いました。

qbc:
うんうん。
私はあぶりさんの作品を見たりするのが好きなので、ぜひ期待しております。般若の動画も楽しみにしてます。

jetblack:
ありがとうございます。楽しみにしててください!

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おわりに

私qbcの目に狂いはなかった!(ばああああああああん)

制作:qbc(無名人インタビュー主催・作家)

編集:misato(ライター)

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