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駄作二つ

 なんかしっくり来るのが作れなかったので供養します。

「鳥へ」

道理を外れ
旅のコロッケ取り攫う
先祖を忘れ
歯科の患者を嘲笑う

そんな鳥の勝手さを
私は自由と思わないし
要らない

「洗天」

道の握り飯啄む
鳥の飽きては向かう空
道の星隠し灰ばむ
煤煙に侵される空
焼べられた欲に燃える炎
漂う異物の粒粒
夕立が叩き落とした
犯情をその身に包む
煙の揺蕩い行くのを
パチパチと叩き落した

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