ポケモンでドイツ語を学びたい(シャンデラ編1)
はい。いきなりですがポケモンでドイツ語を学びたくなったので。といってもソフトをプレイするわけではございません。私、剣の方を持っていたのですが、実家にあるので出来ないのです。という訳で冒険するのではなくてポケモンずかんから始めようということです。あと学ぶと言えど殆ど私の備忘録ですので大雑把な部分や蛇足がびっしり生えたところがあるかもしれません。それについては謝絶許。情報はポケモンのドイツ語版公式サイトと有志が編集しているドイツ語版ポケモンwikiから用いています(公式サイトで開きながら見ると良いです。Pokédexで"609"と打ちましょう)。また、以下では学習面の観点から基本各名詞に冠詞をつけて記してあります(大体の情報は無冠詞で載っていました)。
公式サイト:https://www.pokemon.com/de/
ポケモンwiki:https://www.pokewiki.de/Hauptseite
という訳で私の大好きなポケモン、「シャンデラ」です。ドイツ語では"Skelabra". 日本語は明らかにシャンデリアから来てますね(デラの部分はカンデラからという説がある)。ドイツ語のは"das Skelett(-e)"(骸骨)と"candelabra"(枝付き燭台を表す英語)からではないかとドイツ版ポケモン有志wikiは仰っています(つまりあくまで説)。進化前の「ヒトモシ」は"Lichtel", 「ランプラー」は"Laternecto"ですが、前者は簡単、"das Licht(-er)"(灯り)でしょう…だけでなく"der Wichtel(-)"(小人)ともかかっているらしいです。いやはや上手い。後者は"die Laterne(-n)"(ランタン、街灯、馬の白面という意味もあるらしい)と"das Ektoplasma(plasmen)"(エクトプラズマ)からだそう。エクトプラズマってなんやねんって感じだが心霊主義の言葉らしい。この時点で骸骨と灯り、小人、ランタン、エクトプラズマのドイツ語を覚えられました。やったね(偏り)
勿論名前だけじゃなくて詳細も見ていきますよ。まずはタイプ"der Typ(-en)"(型、類型、口語で若い男)。"der Geist(-er)"(精神、魂、霊など)と"das Feuer(-)"(火、火事、酒類の強さ)。日本語の「ゴースト」と「ほのお」に当たります。言語関連の話をするとやっぱ気になるんですけどなんで「ゴースト」なんですかね。「おばけ」とかだと可愛らしすぎるからですか。余談ですが重大な問題な気がします。
ところで公式サイト、結構情報が充実していますね。体長体重、弱点タイプから図鑑説明、ステータスの傾向まであります。これはこの記事が長くなりそうだ…。
「高さ」"die Größe(-n)", 1,0m(eins komma null Meter)、「重さ」"das Gewicht(-e)", 34,3kg(vierunddreißig komma drei Kilogramm)。ドイツ語では小数点はコンマ(,)ですね。
「分類」"die Kategorie(-n)"(カテゴリー、範疇)は"das Gereit(-e)"(同行、護衛、(集合的に)従者など)。日本語だと「いざないポケモン」ですが、これは秀逸な言葉選びですね。随行者。シャンデラが旅人の魂をじわじわと吸い取っている様が浮かびます。
「特性」"die Fähigkeit(-en)"(才能、素質。"fähig"から。サイトでは複数形で記載)は"Feuerfänger", "Flammkörper". 前者は"Feuer", "Fänger"("fangen"から)で「炎を受け止めるもの」、後者は"die Flamme(-n)"(炎、バーナー、情熱など)と"der Körper(-)"(体、胴体、物体)で「炎の体」と言ったところでしょうか。日本語だとそれぞれ「もらいび」、「ほのおのからだ」ですがそのままですな。"Geist"タイプのポケモンが"~körper"という特性を持つという、対義語の見事な調和。
「弱点」は"die Schwäche(-n)"(弱さ、短所、偏愛)ですが、タイプは他のポケモンを題材にする時にとって置きたいのでスルー。
そして誠に勝手ながら今回はここで一旦終了とさせて頂きます。次回シャンデラ編完結時に単語をまとめましょう(気力の問題)。
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