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20年の時を超えてきた「機動戦士ガンダムSEED FREEDOM」!

1/26(金)。
「機動戦士ガンダムSEED FREEDOM」を観てきた。
以下私の少しの思い出と、映画の感想です。
ネタバレ含むかもしれないので、お気を付けください。
そして意見・感想の相違で気を悪くしてしまう方がいるかもしれないので、先に謝っておきます。すみません!
(あと途中口が悪いです。すみません!)
(すみません!と言えば良いと思っているわけではないです。すみません!)

SEEDシリーズは今から約20年前に放送されていて、私の中学・高校時代を彩ってくれたアニメだ。
そんなアニメが20年越しに劇場版となって私の目の前に現れたのだから、観ないという選択肢はない。

SEEDシリーズはナチュラル、コーディネイターと呼ばれる人種間の戦争を描いている。
ナチュラルは所謂普通の人間、コーディネイターは遺伝子調整された人間のことだ。
コーディネイターは遺伝子調整されている分、身体能力や学習能力等の様々な面においてナチュラルよりも優れた能力を持って生まれる。
どちらも生物学上「ヒト」であるが、倫理的・道徳的観点からの違和感や、明らかに優れた能力を持つ者への羨望、劣等感、嫉妬が戦争の発端にあることは明らかだ。

当時中学生だった私は、主人公たちが大人たちの始めた戦争に巻き込まれ、自分ではどうすることも出来ない現実に悩み迷いもがきながらも、自分たちで未来を選び必死で生き抜こうとする姿に感動したのだった。

上記のストーリーはもちろんのこと、キャラやMS(モビルスーツ)、戦闘シーンの迫力、そして音楽の良さが私の心を掴んで離さなかった。
オープニングもエンディングも挿入歌もすべて良い。
いまだに「FIND THE WAY」の1音目で泣ける。

映画を観るにあたって唯一得た情報が、主題歌が西川貴教ということ。
私の中で拍手喝采!
しかし小室哲哉プロデュース。
えぇ~、小室~?浅倉大介じゃなくて大丈夫~?
なんて思っていたら、マジで最高過ぎた。
今までみたいな疾走感溢れる曲も良かったけど、今回のような重厚感ある曲も良かった。
主人公のキラが乗るフリーダムが発進する瞬間から流れ始めるんだけど、もうホントそこだけで心臓がギュッとなって泣ける(公開からしばらく経った今もずっと繰り返し見ている)(西川アニキのコラボMVも是非見てください!)。

https://youtu.be/cl9Mf9M_Cvg?si=6J_VpY3CVnvI-AXQ


20年待った新作に、期待せざるを得ないオープニング。

そこからは怒涛の展開で、あっという間に映画が終わってしまった。


正直言うと、本編自体は個人的にまったく響かなかった。

「響かなかった」というか、期待し過ぎて勝手にがっかりしたというか。

色々言いたいことはあるんだけど、ガンダムSEEDシリーズは好きなので、「楽しみ方のベクトルが違ったんだな」「今回は私が観たかったやつではなかったんだな」と思うことにした。
(ステラの怨霊感とアスランの最後の破廉恥妄想シーンだけは絶対に許さないけど)


それより何より、今回劇場版を観るにあたり、これまでのシリーズを見返していたんですがね!
当時何とも思っていなかったキャラが、20年の時を経て心にぶっ刺さったのです!


その名もイザーク・ジュール!!!(CV:関智一)


最初はね、「うるせえやつだなこいつ」という印象だったんですよ。
だって基本叫んでいるから。
プライドも高く、敵対心をむき出しにするタイプ。
銀髪おかっぱのイケメン儚げおぼっちゃまだと思ってたらこれで。
だけど熱くて仲間のことはちゃんと大事に思ってて。
主人公側からしたら敵なので、もちろん容赦なく撃ちに来る。
1番やりたいこととか考えていることがわかりやすくて、物語のキャラとしては優等生だと思う。

そんなうるさいと思っていたイザークがいつぶっ刺さってきたかと言うと、SEEDで地球連合軍(ナチュラル)がプラントと呼ばれるコーディネイターたちが住むコロニーに核ミサイルを撃ってきた時。

もはやツンデレの権化と言っても過言ではないあのイザークが「あのミサイルを墜とせ!プラントをやらせるなー!!」と叫ぶのですよ。
目に涙をためながら!

ズギュゥゥゥゥゥン(何かが心にぶっ刺さる音)

な…なんっ…なんなんだ、貴様ぁ!その涙はぁーー!
ストライクではなく、こちらの心を撃ちに来たとでもいうのかぁー!

それまで「イザーク=うるさい敵キャラ」でしかなかったのに、ああ、こいつにも守りたいものがあるんだ、、と思ってものすごくグッと来たのです(敵キャラにも魅力あるってホントに素晴らしいですよね!ラウ・ル・クルーゼとかめっちゃ好き(関俊彦が好きというのもある))。

でもこんなに心に刺さっておきながらも劇場版を観るくらいまでは、「20年も経つとアニメを見る目も変わるし、キャラの印象も変わるもんだなあ」くらいにしか思っていなかった。

確信に変わったのは、公式グッズや一番くじ、ウエハースを買った時。
出たアイテムを見て「イザークじゃないのか。。。」と思った自分。

あれ、今、イザークじゃなくて残念って思った、、?
ってことは私、イザークが好きってこと、、、?!!

というコテコテ少女漫画ばりの気付きがあり、今に至ります。

再三言うけど、ストーリーとしてはホントに申し訳ないけど認められてなくて。
そんな中でも良い意味で私を裏切らなかったイザークとディアッカが唯一の救いみたいなところがあるので、余計にイザーク推しになってしまったのかもしれない。
良かった部分も挙げればキリがないんだけどね!
色んな小ネタが散りばめられててめっちゃ笑顔にはなったけどね!

ガンダムSEEDシリーズは好きだから、今は自分なりの落としどころを探そうと必死な状態。
もはや私は、C.E.を彷徨うゾンビ。


そのために、今日も今日とて劇場へ行く。

(いや、行くんかい!)

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