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大学授業一歩前(第81講)

はじめに

今回は慶應義塾大学出版会様に記事を書いて頂きました。大学出版会様からオススメの本を伺えるチャンスです!!お忙しい中ありがとうございました。是非今回も、皆様ご一読下さいませ。👇のnoteは慶應義塾大学出版会様が運営をしてらっしゃるnoteになります。そちらも是非ご覧くださいませ。

概要

Q:自社の概要を教えて下さい。

A:慶應義塾大学出版会は、1947年設立の出版社です。もとは慶應義塾大学の通信教育課程の実務や教材の出版を目的としていましたが、現在は通信教育課程のお仕事に限らず、他大学でも扱われる教科書や学術書の出版を行っており、人文・社会科学書を中心に、幅広いジャンルの書籍を刊行しています。また大学教育を支援することを目的としてオンライン授業コンテンツ制作やWEB・システム開発なども行っています。(2021年11月7日に創立75周年を迎えます。)

オススメの一冊(他の出版社の中から)

Q:オススメの一冊を他の出版社の中から、一冊教えて下さい。

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A:大学では、本を読んでレポートを提出するタイプの課題が出ることも多いと思いますが、はたして課題書籍をすべて通読し、読み込む必要はあるのでしょうか? そんな疑問に答えてくれるのが、ピエール・バイヤール著・大浦康介訳(2016)『読んでいない本について堂々と語る方法』(ちくま学芸文庫)です。読書を神聖視せず書物の位置づけをおおまかに捉えることの重要性を説き、「本を読む」という行為それ自体を考えさせてくれる本書は、読書に苦手意識がある人にこそおすすめです。

オススメの一冊(慶應義塾大学出版会様の中から一冊)

Q:オススメの一冊を慶應義塾大学出版会様の中から一冊教えて下さい。

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A:細川幸一(2016)『大学生が知っておきたい生活のなかの法律』慶應義塾大学出版会を挙げさせていただきます。アパートの契約、アルバイト、税金の納付など、大学生になると社会の一員として大きな決断を迫られる機会が増えますが、法律の基本知識がないまま過ごしていると、突然トラブルに見舞われたときに不利益を被るかもしれません。学生生活、就職、結婚、老後に至るまでさまざまなライフステージに分けてわかりやすく法律を解説していますので、空いた時間に少しずつ読み進めて、法律への理解を深めてもらえたらと思います。

メッセージ

Q:大学生にメッセージをお願いします。

A:コロナ禍でご友人とのコミュニケーションもままならず、日々環境が変化するなかで不安や戸惑いを感じることは多いと思います。そんな時こそ本を読もう!と出版業界の人間はよく言うのですが、こころが元気なときでないと本を読むのは難しいので、いまは思い切り自分の好きなことに向き合ってみてください。思わず時間を忘れるくらい夢中になれるものに出会うことも、大学生にしかできないことのひとつです。

おわりに

今回は慶應義塾大学出版会様に記事を書いて頂きました。お忙しい中ありがとうございました。私が個人的に、慶應義塾大学出版会様の中でオススメの一冊は、桂木隆夫(2014)『慈悲と正直の公共哲学 日本における自生的秩序の形成』慶應義塾大学出版会です。正義や自由といった概念そして、友愛といった考え方日本においてどのように形成されたのかを考えた一冊で、西洋系の公共哲学とはまた違った面白さがあります。次回もお楽しみに!!



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