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有害鳥獣駆除のお話

こんばんは、今回はハンター樋口が独自の見解で有害鳥獣駆除のお話をさせていただきたいと思います。(私の週末の風景画像をご覧になりながら)


近年、各地で野生鳥獣による農畜産物への被害、北の方ではクマによる獣害も頻発しています。


私の居る宮崎県西都市では、今年の被害は激減しているように思います。

何故かと言いますと…

爺様たちが頑張っているから!


私の所属する駆除班では、昨シーズン、猪・鹿併せて約400頭を駆除しており、
今年の駆除頭数は昨年の3分の1程度に、つまり、被害もその分減らすことにつながっています。

駆除の方法は主に罠猟ですが、犬を使った巻き狩りも行っています。


この巻き狩りでは、さほど駆除の成果は出せていないのですが、続けることがかなり重要なのです。

犬に追い立てられ怖い思いをした野生動物は、人間・人里を恐れるようになり、人が定期的に農林地を整備するだけで人と野生動物の住み分けが出来るようになります。

事実、西都市の猪・猿は人を見たら必ず逃げます。

罠猟だけだと、追い立てられる体験をしないので、人を怖がらなくなるんです。

私たちのグループをはじめ、有害鳥獣駆除班は「狩猟が趣味」といったメンバーの集まりです。

好きでないとやってられない!

宮崎では猪1頭当たり8000円の報酬が貰えますが、10人で出猟した場合、800円!
もちろん獲れない日も。夏の暑い時期にダニや山蛭の居る山で半日活動してこれでは…



罠の場合はどうでしょう
くくり罠1つ購入で5000円、安く自作して3000円程度、(ただし製作には1時間弱かかります)
1回かかった罠は修復が必要、罠の設置に1か所あたり約30分、見回りに2~3時間、かかった獲物処理に2時間程度。(マムシもいるよ!)



精肉しようにも正規の加工所はほぼ無いので販売ルートもない。

好きで無いと出来ません!というより好きだけが動機で続けることでさえ限界に来ています。

正確な数字は分かりませんがハンターの平均年齢は70~75歳(70歳以上が約60%)

5年後にはハンターの数が半数以下になります。

そうなった時に行政は慌ててハンターを募集することでしょう。狩猟のノウハウを教えてくれる人がいなくなった後に…。

そうならない為に、私は人に巻き狩りのノウハウを伝える事が出来るように修行中なのです、今の爺様たちが元気なうちに(^^)/

こちらをお読みの方のトレイルランナーの皆さんも、山の中で人間の存在感を示して、人と野生の境界線の維持に貢献しているんですよ!!(これは私の独自の見解ですけどね(^^)/

トレイルランナーから“トレイルハンター”になりたい方募集中です(^^)/

UFがこんな企画を打ち出す日もそんなに遠くないかも♪

野山を駆け回ったジビエは最強のプロテインです!!

最後に…うちの期待のルーキー猟犬、メガネ模様がかわいい“新ぱっつあん”でお別れしたいと思います🐶


ただいまエントリー受付中大会!!

週末締め切り!!西都原ハーフマラソン🏝


#有害鳥獣駆除#ジビエ#プロテイン#猪#罠#狩猟#野生


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