苦手なことも笑いに変える
見積をつくるのが苦手です。
業務用ソフトウエア開発は、とてもざっくりでいうとパッケージソフトなどライセンス契約のほか、お客様業務に合わせて作り上げる役務契約という形態があります。
今回はこの「役務契約」のお見積について。
例えばXXシステムを作る見積の場合は、世にいう見積手法を駆使し、規模を「○人月」で提示し、1人月あたり単価を乗算して、XXシステム一式、X千万円などでお客様に提出することがほとんどです。
形のないもの、まだこの世に存在しないものを見積り、お客様にはその内容にご納得いただいてようやくご注文となるのですが、説明責任を果たすのが毎回紆余曲折あり、見積明細作りその根拠を作り、さらにその根拠を・・・と、心情的には苦労&苦手な仕事のひとつです。
いや、お客様に出す前、そもそも社内で承認をとる時点から、見積根拠や提案書やらリスク分析やらそろえて三段階くらいの照査があったりする。
社内とお客様と、通過させていくプロセスで一か月なんてあっという間。
追加変更要件なんて入ると、今度は変更見積。。。。
正直疲弊します。
今日もまたお客様からの追加要望が出そうというお話をうかがいました。
お客様とお別れした後、営業さんと話をしていまして、疲れが蓄積気味だったこともあり、「もう追加はいいです。早く終わらせたいですよね」と身勝手なクダを巻き、少しグチっぽく言ってみました。
「でも追加で売り上げは増えるんですよね、利益も微増づつながらも・・・」と、続けて自分で自分に言い聞かせます、売上貢献だと。
そうすると、何度も追加を言ってきてくださるお客様って・・・
気が付いちゃいました!
も、し、や、ミツグ君?!・・・・ちょっと注文が多い
追加注文の見積を次々に求めるお客様が、ミツグ君だったとは、笑えました。どうしていままで気づかなかったのでしょう。
仕事がまた一つ楽しくなりました。