色彩の英語慣用句から学ぶ色の意味 ~緑編~
一般社団法人日本ユニバーサルカラー協会代表理事、色彩専門家・カラーコンサルタントの 南 涼子です。
今日は緑色の英語の慣用句をご紹介したいと思います。
1.「give the green light」(緑色の光<青信号>を与える)
=許可を与える、ある物事にゴーサインを出す、承認するという意味。
緑は安全の色。信号の青(緑)は「進むことができる」ことから、許可を意味します。
最初の単語がgetになると、get the green light=許可を得る
という意味になります。
2.「The grass is not always green on the other side」(反対側の芝生は常に緑であるとは限らない)
=自分が持っているものに満足する必要がある、という意味。
隣の芝は青く見えるという言葉がありますが、英語ではこんな表現もあるんですね。
英語圏で緑は嫉妬を意味することがありますが、このフレーズから、なんとなく理解できるような気がします。
3.「I don’t buy green bananas.」(緑のバナナは買わない)
=結果を出すのに長い時間がかかるものには、投資しないという意味。
緑は未熟さや若さの象徴です。
なので、青臭いやつなどという表現は、世の中を知らない若僧という意味があったりします。
つまり結果を出すには、熟していないもの(緑)では時間が必要だという、まあそのままの表現になりますね。
ちなみに正気の沙汰でないと思われるかもしれませんが、フィジーに行った時、ホテルに植わっている緑のバナナをスタッフの許可をもらって食べてみたけど、とんでもなく不味かったことを思い出しました。
考えてみたら、緑のバナナは火を通して調理するものだったんですね。
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