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リスクを抑えた毛抜きの使い方

毛抜きやピンセットで毛を抜くことは、ムダ毛で悩んでいる人にとって手軽なムダ毛処理方法ですが、いろいろなトラブルを引き起こす可能性があるため、あまりおすすめできません。

しかし、いくつかの注意点に気を付けることで、肌トラブルが起こる可能性を下げることができます。

そこで、この記事では毛抜きによって起こる肌トラブルとその予防方法について詳しく解説します。


毛を抜くことで起こりやすいトラブル

埋没毛

毛抜きによって毛穴が傷つき、皮膚の表面部分に毛が埋もれてしまう症状です。

基本的に放置していれば改善しますが、ニキビや吹き出物の原因になることがあります。

ボディクリームやローション、洗顔料などで角質ケアを行うことで、ある低予防することが可能です。


毛嚢炎

毛嚢炎(もうのうえん)は毛穴が赤みを帯び、膿を持った発疹ができる症状で、毛を引き抜いたことでできた傷に細菌が入り込むことで起こります。

軽度であれば肌を清潔に保つことで改善することもありますが、症状が悪化し痛みが伴う場合は、適切な治療が必要になります。


色素沈着

毛抜きなどによって肌がダメージを受けると、色素細胞でメラニン色素が過剰に生成され、これが肌に蓄積することで色素沈着になります。

代謝とともに改善されることもありますが、シミとして残ることがあります。

色素沈着を防ぐには、なるべく刺激を与えず肌を保護することが重要です。


毛抜き使用時の注意点

毛抜きを使う際、以下の点に注意することでリスクを最小限に抑えることが可能です。

消毒

事前に手や毛抜きを消毒しておくことが重要です。

手はハンドソープなどでしっかり洗い、毛抜きは煮沸消毒やアルコール消毒を行います。

煮沸消毒をする際は煮沸したお湯で5分ほど加熱しましょう。


毛穴を開く

肌を蒸しタオルなどで温めて毛穴を大きくすることで、毛を抜くときに無駄な力がかからなくなります。

入浴中や入浴後に毛抜きを行うのがおすすめです。


毛の抜き方

毛を抜くときは、毛が生えている方向に向けてまっすぐ抜きます。

毛流れに逆らって抜くと皮膚が引っ張られ、肌トラブルの原因になります。

無理に毛を抜くと強い痛みを感じることもあるため、優しく引き抜きましょう。


アフターケア

毛を抜いた後は、その箇所を冷水や濡れタオルなどで十分に冷やしましょう。

冷やした後には、化粧水や美容液、乳液を順に使って肌を保湿します。

毛を抜いた直後は毛穴が開いており、肌も敏感な状態になっているので、清潔にしておきましょう。



毛抜きやピンセットを使ったムダ毛処理は手軽ですが、埋没毛、毛嚢炎などのトラブルが起こりやすく、肌に大きな負担をかけてしまいます。

このようなリスクを承知の上で毛抜きを使う際は、正しい方法とアフターケアを心がけ、なるべく肌に負担をかけないようにしましょう。

万が一、肌トラブルが発生した場合は、早めに皮膚科で相談することをおすすめします。

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