10輪目「カマキリの罠」
やっほー!私、花道 陽鞠!この前ブラック企業を退職した24歳の乙女!
前回は、私たちの秘密基地みたいな場所、サンフラワーハウスで主人の千咲さんに色々と案内されて…、明乃がひまわりメイデンになって…!そして!コノシメが仲間になったのでした!
さて!
今回のお話は…?
職業訓練が始まる前のことよん。
とは言っても今日は金曜日!
今日頑張れば明日からお休みよん!
…ということで、
花道 陽鞠「ふぅ…」
空園 乃空「陽鞠?どうかした?」
花道 陽鞠「そろそろ定期検診だわ…」
空園 乃空「そっか、陽鞠…」
花道 陽鞠「うん…。心臓を中心に病気がないか検査を受けなくちゃだわ…」
美鳥 時雨「うむ…」
秋元 千咲「そういや陽鞠ちゃん心臓病患っていたんだっけ?」
花道 陽鞠「はい…」
秋元 千咲「早めに予約とったほうがいいわね」
花道 陽鞠「もちろんです…!と言いたいところですが、うちにこれが入ってたんですよ」
秋元 千咲「ん…?これは聞いたことがないわね…」
美鳥 時雨「なんか怪しいでござる」
花道 陽鞠「そ、そう?予約不要で無料で受けられるって…」
空園 乃空「ちょっと考えてみてよ。あなたにはかかりつけの病院があるのよね?」
花道 陽鞠「う、うん」
空園 乃空「わざわざ病院変える必要ある?そもそも無料でまず、疑わないわけ?」
ごもっともだわ…。
空園 乃空「それと、あの病院に住所でも教えた?」
花道 陽鞠「い、いや…」
秋元 千咲「うーん…、怪しい匂いがするわね…」
美鳥 時雨「だが、地元の人全員に配っている可能性もゼロではないな」
秋元 千咲「そっか…。でも、私はもらっていないなぁ」
空園 乃空「私のところにも入っていないわ」
美鳥 時雨「拙者のところもだ」
花道 陽鞠「うーん…。無料…」
美鳥 時雨「うむ。拙者も付き添う」
空園 乃空「え!?し、正気!?」
美鳥 時雨「うむ。何かあれば拙者がいるだろう」
花道 陽鞠「え!?いいの!?」
秋元 千咲「まぁ…、1回行ってみるのもありかも。でも、嫌な予感したらすぐに引き返してね」
美鳥 時雨「はい」
花道 陽鞠「それはもちろんですよ!」
秋元 千咲「それでは!訓練を始めましょう!」
訓練が終わり…。
花道 陽鞠「よーし!早速あの医院に行ってみますか!」
美鳥 時雨「お供いたす」
秋元 千咲「何かあったらすぐに言うのよ、2人とも」
花道 陽鞠&美鳥 時雨「はい!」
私たちは例の医院に向かったわ!
ツォルセットのアジトでは…!?
ツォルセットのボス「おのれ!次々と裏切り者がでおって…!」
ティーダ「ボス〜、シオカラの改造、とりあえずしといたよ〜」
ツォルセットのボス「うむ。ご苦労だったな」
ティーダ「他に改造するものある?」
ツォルセットのボス「いや…、今のところは…、そうだ!ティーダ、お前暇だろう?」
ティーダ「うん。そうだよ?だったらひまわりメイデンを偵察してこよっか?どんな実力なのか見てみたいな」
ツォルセットのボス「ま、まぁ…」
ティーダ「じゃ、行ってくるね〜♪」
ヒュンッ!!
???「ボス!いいんですか?自由に行かせて…」
ツォルセットのボス「ま、まぁ…」
美鳥 時雨「うむ…、ここが…」
花道 陽鞠「えぇ、マンティス総合外科医院…」
美鳥 時雨「いかにも医院っていう感じだな」
花道 陽鞠「う、うん!時雨、ありがとう」
美鳥 時雨「ん?」
花道 陽鞠「突然のことなのに、ついて来てくれて…」
美鳥 時雨「拙者が勝手にしたことだ。気にするでない」
花道 陽鞠「優しい!」
アモル「ほんとほんと!」
フィーデス「同感」
美鳥 時雨「そ、そんな…、さて、行くか」
花道 陽鞠「はーい!」
ドアは自動で開いたわ!
花道 陽鞠「あら、パステルカラーだこと」
美鳥 時雨「うむ。床はパステルグリーン、壁はパステルピンクだ」
花道 陽鞠「優しそうな感じ…」
看護師「いらっしゃい!」
花道 陽鞠「あ、す、すみません、今日こちらのチラシが入ってて、予約不要って書いてあったんですけど…、受けられますか?」
看護師「はい!こちらで必要事項を書いて…、記入後はこちらにお持ちください」
花道 陽鞠「あ、ありがとうございます」
早速私たちは椅子に座ったわ。
美鳥 時雨「それにしても…、我らだけか」
花道 陽鞠「今夕方だから空いてるとか?」
美鳥 時雨「うーむ…」
とりあえず必要事項を書いてっと…。
花道 陽鞠「お願いします」
看護師「はい!ありがとうございます!では、こちらでお待ちくださいね」
花道 陽鞠「はーい」
診察が始まるまで待機してたわ。
…ん?
別の人が来た?
白雪 明乃「どうも〜!」
え?明乃!?
花道 陽鞠「え、明乃!?なんでここに!?」
白雪 明乃「ちょっと先生に診てもらおうかな〜ってね」
美鳥 時雨「え…」
白雪 明乃「この前の健康診断、接合部調律っていうのが出たのよね。なんかピクッピクってするやつね」
花道 陽鞠「は、はぁ…」
美鳥 時雨「どちらで知ったんですか、この医院」
白雪 明乃「今日グループトークでね知ったのよ。千咲ちゃんが共有してたわね」
花道 陽鞠「あ、あ〜」
白雪 明乃「まぁ、せっかくだし♪」
明乃、医院に来ても元気だなぁ…。
看護師「花道 陽鞠さーん。診察室へどうぞ〜」
花道 陽鞠「は、はーい」
早速呼ばれた!
…まぁ、何があっても時雨がいるし!…あと、明乃もね!
花道 陽鞠「失礼しまーす…」
???「ひ、陽鞠ちゃん?」
花道 陽鞠「え?」
???「陽鞠ちゃん久しぶり!!」
花道 陽鞠「…え、あなた…、た、た、確か…」
丁田 祈壱「そうだよ。君と同じ高校だった丁田 祈壱だよ」
花道 陽鞠「な、なんであんたがここにいるの!?」
丁田 祈壱「なんでって…、そりゃあね…、僕は医者になったんだから」
花道 陽鞠「…思い出したわ、どっかの国で歯医者になってたのに帰国してから私と同じ高校に入った奴ね。お久しぶり」
丁田 祈壱「今日は来てくれてありがとう!」
花道 陽鞠「は?ありがとう?なんでよ?」
丁田 祈壱「陽鞠ちゃんが来てくれるとは…、予想外だったよ!」
花道 陽鞠「私のところにチラシが入っていたのよ。私の住所は知ってたわけね」
丁田 祈壱「お、見てくれたんだね。あと、高校時代、遊びに来たことあるし、覚えてるよ」
花道 陽鞠「ふ〜ん。そう。…無料でやってくれるんでしょうね?嘘だったら訴えるわよ」
丁田 祈壱「もちろん嘘じゃないさ!ね、安心して僕に委ねてよ」
花道 陽鞠「はぁ…、仕方ないわね」
白雪 明乃「陽鞠ちゃん大丈夫かしら…」
美鳥 時雨「わたくしの他には誰もいらっしゃいませんね…」
白雪 明乃「言われてみれば確かに…。受付の看護師さん以外特に見かけないわね…」
美鳥 時雨「はい…。いざという時に向かえるようにしなければ…。ちなみに、明乃さんはお身体は…」
白雪 明乃「あぁ、大丈夫よ!自覚症状はないし!」
美鳥 時雨「それは何よりです。明乃さん、ご無理なさらないでくださいね」
白雪 明乃「うん!ありがとう時雨ちゃん。とりあえず辺りを警戒しよっか…」
美鳥 時雨「そうします」
数分後…。
丁田 祈壱「うん。心臓は大丈夫そうだね。元気に動いているよ。他のところも問題なし」
花道 陽鞠「よかった…」
丁田 祈壱「さて、診察はここまで…」
花道 陽鞠「じゃ、ありがt…」
丁田 祈壱「陽鞠ちゃん、君は本当に何も覚えていないんだね」
花道 陽鞠「え…?」
パチン!(指パッチン)
花道 陽鞠「え!?ちょ、ちょっと!?」
身体が勝手に診察台に!?
しかも、仰向け!?
ドン!!
今度はドアが開いた!?
花道 陽鞠「ちょっとこれはどういうことよ!!やめ…!!」
ベッドが勝手に動いている!
身体が動かない!!
駄目、制御できないわ!!
時雨たちからどんどん遠ざかっていく…!!!
花道 陽鞠「な、なんなの!?」
たどり着いたのは…?!
花道 陽鞠「この感じ…、手術室…?」
丁田 祈壱「…そうだよ。陽鞠ちゃん。さすが何度も手術を受けてきたことだけはあるね」
…え!?
目の前にいるのはマッドサイエンティストのような雰囲気を漂わせる祈壱だった。
花道 陽鞠「何よ!あんた!私を改造でもする気なの!?」
私は力一杯抵抗する。
ベッドをガタガタいわせた。
丁田 祈壱「ふふ、抵抗しても無駄だよ。君の力じゃ自由になれない」
花道 陽鞠「くっ…!質問に答えなさい!私を改造する気なの!?」
丁田 祈壱「あはは!まさか!そんなつもりはないさ!」
花道 陽鞠「あなたは一体誰!?いつから私を知っているの!?」
丁田 祈壱「ふふふ、あはは…!!」
あっ!祈壱が正体をあらわしたわ!!
ティーダ「僕はツォルセットの幹部、ティーダ。そして、カマキリの妖怪だよ」
アモル「えっ!?」
!!!
花道 陽鞠「ツォルセット…、カマキリ…」
アモル「待って!あなたたち、知り合いなの!?」
ティーダ「そうだよ。僕は人間じゃないのさ」
花道 陽鞠「妖怪!!?いやぁ!私を食べないでぇ!!!」
ガタガタガタ!!!
ティーダ「あぁ、暴れないでよ。僕が妖怪だからって君を食べるわけないでしょ?ね?」
花道 陽鞠「!!!」
ティーダは私を落ち着かせようと愛情表現で私の右頬にそっと手を添えた…。
ティーダ「それに、陽鞠ちゃんは覚えていないだろうけど、僕は君が4歳の時に助けてもらったカマキリだよ」
花道 陽鞠「私が助けた…?」
ティーダ「あぁ、人間はすぐに忘れちゃうんだなぁ。助けてくれたでしょう?いたずらっ子たちに水の中に入れられて溺れていた僕をさ」
花道 陽鞠「そうだったかしら。覚えてないわ。もう何年前の話だと思っているのよ」
ティーダ「あぁ、ごめんね。でも、僕は君に感謝している。助けてもらったあの日から僕は君のことを忘れられなかった。だから、僕ね、君がどこの高校に行くかを突き止めて…、丁田 祈壱として近寄ったんだよ?」
花道 陽鞠「そこまでしたの…!?」
ティーダ「そうだよ。…だけど、君は僕じゃなくて別の男と付き合っていたよね」
花道 陽鞠「…、結局別れたけどね…」
ティーダ「ふふ、そっか!じゃあ、おしゃべりはそこまでにして…、そろそろ僕と…」
…!!!
ティーダ「誓いのキスをしよう」
花道 陽鞠「えっ!?何馬鹿なこと言ってるの!」
ティーダ「僕たちはやっと会えた。僕たちはやっと付き合えるね」
花道 陽鞠「やだ!やめて!この変態!!!」
私はティーダの手を振り払おうとしたわ。
花道 陽鞠「ぐっ!!」
ティーダ「無駄だよ。抵抗できないでしょ?」
アモル「誰か!誰か!!」
駄目!このままだと私…!
私の頬を包むティーダの手はゴム手袋越しなのに温かい…。
でも、
なんか…、
なんか…、
…変…?
ティーダ「さぁ…、僕と1つになろう」
花道 陽鞠「嫌!やだぁ!!!」
誰か助けて!!!
ティーダの唇が私に触れようとしたその瞬間!!
バッ!!
美鳥 時雨「陽鞠から離れろこの痴れ者が!!!」
ティーダ「!?」
白雪 明乃「陽鞠ちゃん!大丈夫!?」
花道 陽鞠「時雨!明乃!」
よかった!来てくれた!!
美鳥 時雨「妙な雰囲気だと思ってな。調べさせていただいた」
ティーダ「あぁ、君は確か」
美鳥 時雨「美鳥 時雨。貴様は確か、丁田 祈壱だったな。我らの高校の同級生」
白雪 明乃「えっ!?」
美鳥 時雨「この医院に入ってから霊感で調べさせてもらったぞ」
ティーダ「あらら、やってくれたね」
美鳥 時雨「それに、お前が召喚したカラカラヒマワリは別の場所にいる!!」
テムパラ「えぇ?!」
美鳥 時雨「だから行けそうな人にカラカラヒマワリのところに行かせた!もう時期陽鞠の金縛りは解ける」
花道 陽鞠「時雨!」
美鳥 時雨「なぜなら!カラカラヒマワリが操っているからな!」
バシュッ!!
ティーダ「おっと!!いきなり弾幕だなんて!…、あはは、さすが神社の娘だね。その推理は見事だよ。これだけは褒めてあげる」
白雪 明乃「さっさと陽鞠ちゃんを解放しなさい!」
ティーダ「はぁ…、わかっていないなぁ…」
白雪 明乃「え…?」
ティーダ「相手をするのは僕じゃない。…、この秘密兵器さ!!」
バッ!!!
白雪 明乃「ちょっ!!」
ティーダ「君たちは僕と陽鞠ちゃんのお楽しみタイムを邪魔しないでくれ」
花道 陽鞠「!!」
美鳥 時雨「くっ!!陽鞠!」
一方、乃空たちは…?
空園 乃空「私が言った通りじゃない!あの馬鹿…!!」
秋元 千咲「落ち着いて、乃空ちゃん。今は陽鞠ちゃんを責めている場合じゃないわ」
空園 乃空「え、えぇ…」
マリーエ「でも、そっちの方も何かヒント得てるかな?」
秋元 千咲「そうね…」
ウスバ「でもこの怪物手強いよぉ…」
マリーエ「どうしたら倒せるんだろう?」
秋元 千咲「うーん、ん?ねぇ、あの額…、よく見て!Sって描かれてるわ!」
空園 乃空「あっ!」
秋元 千咲「もう1体は恐らく…!」
華夏たちは…?
紫安 華夏「くっ!」
ヤンマ「なんなんだよあのカラカラヒマワリ!」
コノシメ「動きがなんだかウネウネしていねーか?」
紫安 華夏「もう1体倒さないと陽鞠の金縛りが解けないとか!まじで鬼畜じゃない!」
コノシメ「でもあいつら、いつもと違うくね?全く気配が…」
紫安 華夏「そ、そうね…」
花道 陽鞠「ぐっ!!」
美鳥 時雨「陽鞠!」
白雪 明乃「陽鞠ちゃんに何が起こっているの!?」
花道 陽鞠「わからな…い…!!」
左胸の痛みがどんどん増していく…!!
ティーダ「カラカラヒマワリがどんどんこっちに近づいてきてるからね!陽鞠ちゃん、僕が治してあげるよ?僕たちと来れば…♪」
花道 陽鞠「誰があんたたちについて来るもの…、ですか!!」
アモル「陽鞠!」
ティーダ「ほら…」
やだ!ティーダが私の指を絡めてきた…!!
美鳥 時雨「貴様!」
???「キサマノアイテハワタシダ」
シュタッ!!
白雪 明乃「天井から?!シオカラ君!?」
ティーダ「僕に改造された生き物はさらに強くなる。それだけは言っておくさ」
美鳥 時雨「ま、まずい!」
紫安 華夏「もう!どうしたらあの怪物を倒せるのよ!!」
ヤンマ「ん?なんか額に…」
紫安 華夏「え?」
フォルティ「何か描かれてるの?」
コノシメ「あ、あいつ!Nマークが!」
紫安 華夏「なんですって!?でもどうやって倒せば…」
ピロロロ…♪
紫安 華夏「え!?千咲さん!?…は、はい!」
秋元 千咲「もしもし、華夏ちゃん!私たちが今戦っているのは、Sのカラカラヒマワリなの!」
紫安 華夏「こっちはNです!」
秋元 千咲「磁石ね!」
紫安 華夏「!?」
秋元 千咲「同じ極だと離れていくけど、違う極ならくっつくわ!」
紫安 華夏「なんですって!?…、はい!はい!わかりました!今そっちに!!」
コノシメ「なんだ、華夏」
紫安 華夏「千咲さんたちが戦っているのはアタシたちの反対の極!」
コノシメ「うぉっ!?あいつらと合流するって!?」
紫安 華夏「えぇ!ただし、町の人たちに危害を加えないように安全なところでね!!」
ヤンマ「よし!」
サピエン「勝利が見えてきましたね!」
スペース「よーし!」
秋元 千咲「私たちも行きましょう!ウスバ君、お願い!」
ウスバ「あいよー!」
空園 乃空「マリーエ!」
マリーエ「はーい!」
紫安 華夏「よーし!コノシメ!あなたは明乃たちの援護に向かいなさい!場所はわかるわね!?」
コノシメ「おう!」
ヤンマ「俺たちもあとから行くぜ!」
紫安 華夏「ヤンマ!アタシを乗せなさい!」
ヤンマ「わ、わかってる!!」
ビューン!!
美鳥 時雨「やめろ!やめぬか!シオカラ!」
白雪 明乃「なんなの!シオカラ君!強すぎ!!」
シオカラ「ハッ!!」
美鳥 時雨「ぐぁっ!」
白雪 明乃「きゃあっ!」
ドーン!!!
うわっ!突き飛ばされた!!
フィーデス「時雨!」
テムパラ「明乃〜!」
美鳥 時雨「くっ…!!」
白雪 明乃「陽鞠ちゃんは必ず助け出すんだから…!!」
花道 陽鞠「2人とも!!」
ティーダ「なんでそこまで必死になるのさ?」
白雪 明乃「陽鞠ちゃんを見てると元気になるの!」
美鳥 時雨「我らは陽鞠のひまわりのような明るい性格にいつも励まされている!大切な友を放って置けるわけなかろう!」
花道 陽鞠「みんな…!」
ティーダ「ふーん。でも残念、この子は今から僕と…」
コノシメ「おりゃ!そこまでだ!!!」
えっ!?
花道 陽鞠「コ、コノシメ!?」
コノシメ「よかった!ギリセーフみたいだな!」
ティーダ「あらら〜、もう1人来ちゃったか〜」
コノシメ「おいてめぇ!よくもシオカラを改造してくれたな!弟の相手は俺がする…!だから、ティーダを止めてくれ!!」
美鳥 時雨「大丈夫か!?」
白雪 明乃「む、無茶じゃないの!?相手は…!」
コノシメ「平気だ!俺の大事な大事な弟をこんな目に遭わせやがって!!許せねぇんだ!!俺の弟だからこそ蹴りをつけたい!!それに、もうすぐあいつらが応戦するぜ」
ティーダ「!?」
応戦…!?と、いうことは…!?
コノシメ「へへ、あいつら今頃突破口を見つけてやってくれてるだろうな!」
ティーダ「くっ…!ひ、陽鞠ちゃんは…!陽鞠ちゃんは…!僕のものだ!!僕と陽鞠ちゃんの世界の邪魔をするな!!」
???「怒りを鎮めなさい、ティーダ」
ティーダ「!?」
え!?だ、誰!?
白雪 明乃「え、あなたは確か…、受付の人!?」
???「残念。私は受付じゃないの」
バッ!!!
あっ!本来の姿を現したわ!
ティーダ「ね、姉さん…!?」
美鳥 時雨「なっ…!!」
えぇ!?お姉さんいたのあいつ!!
???「心配だからちょっと様子を見に来たけど、ティーダ、追い込まれてるのね」
ティーダ「そ、それは…!!」
美鳥 時雨「誰だお主は!」
カメルダ「私は白きカマキリ、カメルダ。弟のティーダと同じく、ツォルセットのドクターにして幹部」
白雪 明乃「えぇ!?また変なの現れた!!」
テムパラ「変なの来た〜!」
カメルダ「こら!変なのって言うな!」
美鳥 時雨「くっ…!!厄介なのが来てしまったか…」
ティーダ「あはは、どうするのかなここから!」
白雪 明乃「一体どうすれば…!…、みんなと合流するまでとりあえず私たちで相手をするしかないわね!!」
美鳥 時雨「では、拙者はティーダを!」
白雪 明乃「なら!私はそこの変な人をお相手するわ!!」
カメルダ「だから!私は変な人じゃないってば!天才ドクターのカーメールーダー!!」
ウスバ「もうすぐ合流できるかな?」
秋元 千咲「とにかく進むしかない!!」
サピエン「どんどん進みましょう!」
ウスバ「うん!」
空園 乃空「何か変わったことがあれば教えてね、マリーエ」
スペース「頼んだよ」
マリーエ「オッケーよーん!」
紫安 華夏「まだ合流できないのかしら!?」
ヤンマ「やべぇ、どんどん暗くなってくる…!!」
紫安 華夏「急ぐわよ、ヤンマ!!」
ヤンマ「おし!」
フォルティ「急げー!!!」
みんなにはすごく申し訳ないけど、カラカラヒマワリを倒さない限りはひまも応戦できない!!
時雨!明乃!コノシメ!
みんなが来るまで持ち堪えて!!
乃空!千咲さん!華夏!マリーエ!ウスバ!ヤンマ!
早くカラカラヒマワリをやっつけてひまたちのところに来て…!!!
お願い…!
誰か…!誰か…!!
助けて…!!!
さて…、次回はどうなっちゃうの…!?