14輪目「暗黒の蝶々」
みんな!久しぶり!!私、花道 陽鞠!25歳になった乙女!
今はティーダこと祈壱と生活を支え合って実家で暮らしてます!
職業訓練で無事に資格を取得したのち…!
…、この度、転職先がやっと!
やっと決まったの!!
パートなんだけど…、乃空が私によさそうな会社を紹介してくれたの!
あ、ちなみに軽作業!倉庫内のスタッフよ!株式会社空園輸送ってとこ!
応募者がかなり多かったけど、見事勝ち取ったわ!
…まぁ、とりあえず話を進めていきましょ!
実家で採用通知をもらった後のことよ。
丁田 祈壱「陽鞠ちゃん!再就職おめでとう!」
花道 陽鞠「ありがとう!…それと」
丁田 祈壱「んー?」
花道 陽鞠「いつも一緒にいてくれて…、ありがとう」
丁田 祈壱「あはは、当然のことでしょ?だって僕、陽鞠ちゃんの彼氏になるんだもん」
花道 陽鞠「まーたそんなことを!…でもまぁ、祈壱のおかげでうちの生活すんごく助かってるのは事実だし…」
丁田 祈壱「あはは、でもこれでひとまず安心だね」
花道 陽鞠「うん…!」
ずっとこんな幸せな毎日が続くといいなぁ…。
ツォルセットのアジトでは…?
ツォルセットのボス「Phantom Papillonはいるか?」
リンキ「わたくしたちはここにいますわ、ボス」
ツォルセットのボス「よく来てくれたな、Phantom Papillonよ」
チェム「んでさー、なんの用ー?ギタルは今留守だよー」
ツォルセットのボス「うむ。それは知ってる」
ギビオ「私たち、何をすればいい…?」
トロバ「そもそもひまわりメイデンってどうやって倒せばいいんだにゃー?」
ツォルセットのボス「なに、それは簡単なことだ。お前たちの演奏で奴らを苦しめればいい」
ギビオ「…私たちの…、演奏?」
ツォルセットのボス「ああ。お前たちには力を与えてある」
リンキ「今日はひまわりメイデンにほんのご挨拶でもします?」
トラバ「よーし!みんな!行こっ!」
ツォルセットのボス「おっと、そんなに急がなくても構わん」
トラバ「ん〜、今日じゃない方がいっか…」
…数日後のこと。
花道 陽鞠「あら、時雨!」
美鳥 時雨「うむ、陽鞠」
花道 陽鞠「まさか時雨もここのパートに決まってたなんてね!おめでとさん!」
美鳥 時雨「奇遇だな。一緒になるとは。また共に励もうではないか」
花道 陽鞠「うん!」
もうすぐオリエンテーション…!
…あともう1人、パートさんが来るような…?
枯葉 恵鞠「お待たせしております」
花道 陽鞠「!?」
美鳥 時雨「あなたは…」
枯葉 恵鞠「この度こちらでパートで働かせていただくことになりました。枯葉 恵鞠です」
花道 陽鞠「私こそ!パートになります花道 陽鞠です!」
美鳥 時雨「美鳥 時雨と申します。以後お見知りおきを」
陽鞠と同い年くらいの女性ですね…。
花道 陽鞠「えっと…、私今年で25歳になったんですけど…、あ、さっきの時雨という人、私の同級生なんですが…」
枯葉 恵鞠「25歳にです」
花道 陽鞠「い、一緒!?」
枯葉 恵鞠「どうせならタメで話した方が気が楽じゃない?」
美鳥 時雨「確かに」
花道 陽鞠「なんならタメで話してこー!」
早速盛り上がってきたわね!
…でも、時雨とまた同じ職場ですごく心強いなぁ…♫
枯葉 恵鞠「あ、もうすぐ部長が来るよ。書類の準備しとこっか」
美鳥 時雨「うむ」
…そして数時間後…、
花道 陽鞠「やっとオリエンテーションが終わったわね!」
美鳥 時雨「では、また来週会おう」
枯葉 恵鞠「うん、お互いに頑張ろう」
こうして陽鞠たちは一旦別れたわ!
美鳥 時雨「まさか陽鞠とまた一緒になるとはな」
花道 陽鞠「時雨!嬉しいわ!」
美鳥 時雨「これも何かの縁。よろしく頼む」
花道 陽鞠「こちらこそ♪…おっと!もうすぐ祈壱の勤務時間が終わるわね!迎えに行かないと」
美鳥 時雨「拙者も共にしてよいか?」
花道 陽鞠「うん!」
ひまたちは祈壱の職場に向かったわ!
花道 陽鞠「さて…、そろっと祈壱が…」
丁田 祈壱「あ!陽鞠ちゃん!…あれ、時雨さんも…?」
美鳥 時雨「この度同じ企業にて内定を出された。これは偶然である」
丁田 祈壱「よかった…!でも安心だね」
美鳥 時雨「まぁ、パートしながらゆっくりと自分に合う企業を探すとする」
花道 陽鞠「ひまも〜!」
丁田 祈壱「その方がいいね」
そういうわけで3人で歩いて帰るところよ〜!
花道 陽鞠「でさ〜」
丁田 祈壱「へぇ〜、新しく入った人、君と同い年なんだね〜」
花道 陽鞠「そうなのよん!」
いつものように会話を弾ませるんだけど…、
…!?
花道 陽鞠「え?何…?」
美鳥 時雨「陽鞠、どうかしたか?」
花道 陽鞠「な、なんか不吉な予感が…」
アモル「え!?」
ドクン!!
花道 陽鞠「うっ!!!」
久しぶりに左胸が…!!
花道 陽鞠「うぐぅ…」
丁田 祈壱「陽鞠ちゃん!陽鞠ちゃん!!」
祈壱はすぐに私の背中をさすってくれたわ…。
花道 陽鞠「ぐ…、なんか…、この前よりも強い痛みが……!!」
美鳥 時雨「まずいな…、よし、拙者が皆の者に連絡する…!!ヒマワリガニたちは怪物と思われるオーラの根源を突き止められるか?」
フィーデス「可能だ」
アモル「私たち先に行ってるわ!」
丁田 祈壱「走れる?陽鞠ちゃん」
花道 陽鞠「ぐっ…」
丁田 祈壱「あ、無理しないで!…よし、ここは…!!」
バッ!!!
花道 陽鞠「!?」
丁田 祈壱「僕がお姫様抱っこすれば…!!大丈夫?」
花道 陽鞠「は、恥ずかしいわよ…!!…でも、ありが…と…」
丁田 祈壱「ふふ、僕に掴まってて」
シュタッ!!
祈壱…、
アモル「あなた、運動神経よすぎるのね!」
丁田 祈壱「えへへ、妖怪だからね♪」
さすが妖怪ね。
美鳥 時雨「…ということで来れる人は来てください!!」
フィーデス「連絡終わったか、時雨」
美鳥 時雨「うむ。我らも向かおう」
フィーデス「承知した」
不吉なオーラがするところに向かって数分後…。
花道 陽鞠「ぐっ…!!!」
丁田 祈壱「陽鞠ちゃん!大丈夫!?」
花道 陽鞠「う、うん…!!」
秋元 千咲「陽鞠ちゃん!」
花道 陽鞠「千咲さん!」
白雪 明乃「私たちもいるわよ!」
紫安 華夏「嫌な予感がするからって!!」
空園 乃空「とりあえず先に進みましょう!」
花道 陽鞠「うん…!!」
みんなでどんどん先に進んでいくと…?
空園 乃空「あれは…?」
秋元 千咲「山の方!?」
紫安 華夏「もうちょい進んでみるわよ!」
美鳥 時雨「よし」
山の奥の方へ進んでいくと…?
秋元 千咲「禍々しいオーラがどんどん強くなっていくわ…!みんな!」
美鳥 時雨「ここから先は変身でござる!!」
空園 乃空「誰もいないから今がチャンス!」
花道 陽鞠「ぐっ…、よーし!!」
みんなで変身!!
花道 陽鞠「開花せよ!シャイニングマイピンクハート!」
空園 乃空「開花せよ!シャイニングマイブルーハート!」
美鳥 時雨「開花せよ!シャイニングマイグリーンハート!」
紫安 華夏「開花せよ!シャイニングマイパープルハート!」
秋元 千咲「開花せよ!シャイニングマイイエローハート!」
白雪 明乃「開花せよ!シャイニングマイインディゴハート!」
*変身中*
花道 陽鞠「愛を司るひまわりメイデン、陽鞠!開花!悲しみに包まれているあなたたちには陽鞠のラブラブハートをズッキューン♡」
空園 乃空「希望を司るひまわりメイデン、乃空!開花!絶望に染まっているあなたたちに希望というものを見せてあげるわ!」
美鳥 時雨「信仰を司るひまわりメイデン、時雨!開花!煩悩に苦しむ者たちよ、拙者が歩むべき道を示そう!!!」
紫安 華夏「勇気を司るひまわりメイデン、華夏!開花!臆病なあんたたちには勇気のビートで叱咤激励!!」
秋元 千咲「知恵を司るひまわりメイデン、千咲!開花!培ってきた知恵を邪悪に染める者よ!この私が邪悪に染まった色を洗いざらいにしてあげる!」
白雪 明乃「節制を司るひまわりメイデン、明乃!開花!自分の欲望のために悪さをするものよ!この明乃がギャフンと言わせるまでお相手いたしますわ!」
美鳥 時雨「よし、進むぞ!」
紫安 華夏「イェッサー!!」
ひまも変身したからしばらく大丈夫なはず…!!
花道 陽鞠「あ、あれは…!?」
リンキ「あら、おいでになったのね、ひまわりメイデン」
トラバ「思ったよりも早かったわねー」
チェム「もっと休んでいたかったのにさー」
紫安 華夏「だ、誰あんたたち!!」
リンキ「お初にお目にかかります。私はリンキ。ツォルセットの秘密兵器、Phantom Papillonの1人ですわ」
秋元 千咲「ツォルセットの秘密兵器…!?」
チェム「そだよ!んで、うちがチェム!」
ギビオ「名前はギビオ…。ひまわりメイデンをやっつけるために目覚めさせられた…」
ギタル「ギタル。君たちを倒してカメルダ様に幸せにしてもらう」
丁田 祈壱「え…!?ね、姉さん…?」
トラバ「ティーダ様…、裏切ったのね…、わたくしたちのこと…」
丁田 祈壱「トラバ…。…うん、ごめん。ツォルセットにはもう懲り懲りなんだ。それに、僕はもう悪さなんかしたくない」
トラバ「ふーん、それは残念…」
リンキ「せめてまずはひまわりメイデンを倒してティーダ様を奪還しませんこと?」
丁田 祈壱「やれるもんならやってみなよ。僕の心はひまわりメイデンたちと共にある」
花道 陽鞠「今さら連れ戻そうなんてそんな馬鹿なこと考えないで」
トラバ「きーっ!!生意気生意気!だったらわたくしたちが用意したカラカラヒマワリなんかにやられちゃえばいいんだわ!!!」
チェム「よーし!カラカラヒマワリ!来ーいっ!!!」
ザワザワザワ…。
紫安 華夏「!?」
秋元 千咲「え…?」
リンキ「どなたかお1人はカラカラヒマワリの相手をなさって」
ギビオ「あとは私たちと…、バトル…」
美鳥 時雨「そう来たか…」
トラバ「ちなみにわたくしはあのピンクがムカつく!」
花道 陽鞠「なんですって!!売られたケンカは買ってあげるんだから!」
ギタル「あれ、僕、ピンクの人と戦いたかったな…」
トラバ「まぁいいわ。今回はリーダー格の緑で許してあげる」
美鳥 時雨「では、受けてたとう」
空園 乃空「私はそこの紫の人が気になるわ」
リンキ「あらわたくし?」
ギビオ「どうしよう…、あの藍色のお姉さん…」
白雪 明乃「あら、私?相手になりますわよ!」
チェム「チェムはどうしようかなー。そこの派手な紫の人!」
紫安 華夏「いいわよ!コテンパンにして差し上げますわ!」
リンキ「今回は黄色の方と戦いたいです」
秋元 千咲「いいわよ。かかってきなさい」
リンキ「お手柔らかに」
空園 乃空「じゃあ私はカラカラヒマワリをなんとかすればいいのね!」
トラバ「よーし!みんなそれぞれ位置について!!!」
私たちはそれぞれ戦うべき場所へ!
リンキ「では、知恵のひまわりメイデンさんから」
サピエン「油断しないでくださいね、千咲!」
秋元 千咲「任せといて!」
ギビオ「お姉さんとようやく戦える…、私、嬉しい…」
白雪 明乃「あら、私と戦えるのがそんなに嬉しかったの?私って有名なの?」
ギビオ「いや」
白雪 明乃「あらら、それははっきり言っちゃうんだ…」
テムパラ「ありゃ〜」
ギビオ「お姉さんとの戦い、私が記憶する…!!!」
チェム「おんなじドラマー同士、熱いビートを繰り広げようよ!」
紫安 華夏「臨むところよ!」
トラバ「よかったわね、Phantom Papillonのリーダーと戦えるなんてね!」
美鳥 時雨「拙者もひまわりメイデンを統べる者として其方に立ち向かおうではないか!」
トラバ「ふーん、なんかお堅いのね!わたくしを楽しませてよね!!」
美鳥 時雨「いざ!真剣勝負!!」
ギタル「初めましてだね、愛のひまわりメイデン」
花道 陽鞠「こちらこそ」
ギタル「改めて僕はギタル。Phantom Papillonの花形だよ」
花道 陽鞠「あら!ひまもチームの花形よ!花形同士、真剣勝負しましょう!!」
ギタル「僕も同じ気持ちだ!!!」
さて、早速バトルがはじまるところ!
…ですが、
これ以上は長くなってしまいそうなので一旦切ります!
では、また!!!