6輪目「裏切り」

やっほー!わたし花道はなみち 陽鞠ひまり!このまえブラック企業きぎょう退職たいしょくした24さい乙女おとめ! 

前回ぜんかいのことなんだけど、むらさきのひまわりメイデンがまさかの華夏かなつさんでびっくりしたけど…、共闘きょうとうしてくれることに!

あと、廃墟はいきょかまえていたトンボ4兄弟きょうだい1人ひとり、ヤンマがらえていたヒマワリガニをなんとかえしてくれたの!

…、そして約束やくそくしたわ…!

ヤンマのおにいさんたちのくさった根性こんじょうたたなおすってね!!

さて、今回こんかいのおはなしはいるわよ!

美鳥みどり 時雨しぐれほかかぎがありそうな場所ばしょは…」
花道はなみち 陽鞠ひまり「あのポットのような中身なかみには?」
美鳥みどり 時雨しぐれ「ふむ急須きゅうすだな。よし、るぞ」

わたしたちは急須きゅうす中身なかみてみたわ!

美鳥みどり 時雨しぐれ「ふむ。…からだな…」
マリーエ「ないか…」

パクパクムシャムシャ…。

花道はなみち 陽鞠ひまり「…え?な、なんのおと!?」
美鳥みどり 時雨しぐれ「しっ…、…あの障子しょうじこうにやつがいるのか?」
マリーエ「でも咀嚼音そしゃくおんだよね…。よくべるやつったら…」
美鳥みどり 時雨しぐれたしかトンボ4兄弟きょうだいのウスバというやつか」
マリーエ「せやせや!そいつ!あいつがなにかと1番強ばんつよいんよ…」
花道はなみち 陽鞠ひまり「いきなり突撃とつげきしてもやられる!?」
美鳥みどり 時雨しぐれ「では、作戦さくせんてないとだな。1人ひとり突撃とつげきのこりが死角しかくから奇襲きしゅうせねばならんな。ほかはいれそうなところがないかさがしてみよう」
花道はなみち 陽鞠ひまり「うん!ほかにもあるかもだしね!」
マリーエ「さすがリーダー!」
美鳥みどり 時雨しぐれ「リ、リーダー?拙者せっしゃはまだ承諾しょうだくしとらん。とにかく、はじめよう。たたみを1まい1まいがそう」

わたしたちはほかみちがないかさがしてみたわ!

マリーエ「うーん、ひろいねぇ…」
花道はなみち 陽鞠ひまり「なかなかつからないわねぇ…」
アモル「うーん、うーん!これおもい!」
スペース「4たいうごかせば大丈夫だいじょうぶ!」
アモル「うん!せーの!」
アモル&スペース&フィーデス&フォルティ「よいしょー!!!」

デーン!!

美鳥みどり 時雨しぐれ「む?これは空洞くうどうか?」
花道はなみち 陽鞠ひまり「よくやったわ!アモルたち!」
アモル「えへへ…」
マリーエ「じゃ、わたしおとりになるよ!」
美鳥みどり 時雨しぐれ「…うむ。しんじてるぞ」
マリーエ「うん!準備じゅんびができたら連絡れんらくよろしく!」

シオカラ「にいさん、紫色むらさきいろのひまわりメイデンは?」
コノシメ「おれかるひねっといた。あいつくちだけつよくてそれ以外いがいよわかったぜ」
シオカラ「さすがにいさんですね」
コノシメ「ふっ!たりまえだ!まっ、ボスからもらったデスシードの力をちょこっとりたらあっさりたおせたぜ」
ヤンマ「ただいまにいさん」
コノシメ「かえってきたかヤンマ。偵察ていさつどうだ?」
ヤンマ「ほか部屋へやはまだだけどピンクひまわりがさがしているかぎられちまった」
コノシメ「おいおい…、かぎ1ひとられたのかよヤンマ」
ヤンマ「わりぃ…。ピンクひまわりにつけられちまった…。わかりづらいところにかくしたのに」
シオカラ「…ヤンマ、わたしたちになにかくしていませんか?もどってくるまでの時間じかんながかったようながします」
ヤンマ「そんなまさか!」
コノシメ「え、お、おいまさかピンクひまわりにかぎ場所ばしょとかおしえてねーよな?」
ヤンマ「おしえてない!…、ただ、あいつを見張みはってるのに時間じかんをかけすぎただけだ!本当ほんとうだ!」
シオカラ「あやしいですね」
コノシメ「…」
ヤンマ「なんとかえよ!!」
シオカラ「ヤンマ、あなたはここにいなさい。…ぼくたちもそろそろ位置いちにつきましょう」
コノシメ「そうだな。ヤンマ、おまえのことしんじらんねーよ」
ヤンマ「…そ、そんな…」

空園そらぞの 乃空のあ「…なかなかつからないわね…。しかも本棚ほんだなたくさんあるし…」

ペラリ…、

空園そらぞの 乃空のあ「え?って、全部探ぜんぶさがしてもないってことは…、まさか!?」
シオカラ「そのまさかです。どこをさがしてもつからないということは、だれかがっているということ…」
空園そらぞの 乃空のあ「なっ!?華夏かなつさんのところにかせなさい!」
シオカラ「あぁ…、あの紫色むらさきいろのひまわりメイデンのことですね。…いいですよ、でもまずは…」
空園そらぞの 乃空のあ「…!」
シオカラ「わたし手合てあわせねがえますか!!」

美鳥みどり 時雨しぐれ「ふむ。まさか押入おしいれにつながる通路つうろだったとは」
花道はなみち 陽鞠ひまり「なんかラッキーだね」

ボリボリ!!

ウスバ「う〜ん♡このお饅頭まんじゅうにお煎餅せんべい美味おいしいよ〜!さすがまごころ空園株式会社そらぞのかぶしきがいしゃ!!」
美鳥みどり 時雨しぐれ「…、ふすまからかんじだが…、やつ和菓子わがしをボリボリっている…」
フィーデス「よくお行儀悪ぎょうぎわるべれるな」
美鳥みどり 時雨しぐれ「なんという不届者ふとどきもの…!」
アモル「いやだ〜…。さてさて、わたしたちはここにかくれているわ。2人ふたりとも、をつけてね」
花道はなみち 陽鞠ひまりまかせて!じゃ、マリーエに送信そうしんっと!」

バッ!!!

マリーエ「ウスバ!」
ウスバ「ん〜?あれ〜?マリーエ〜?どうしたの〜?」
マリーエ「どうしたのじゃないわよ!!あんたよくそんなボリボリお菓子食かしたべれるわね!!いつからべてるの?」
ウスバ「え〜と、おれたちがカラカラヒマワリを召喚しょうかんしてからだね〜」
マリーエ「ふ〜ん(陽鞠ひまり時雨しぐれさん、いまよ!!)」
ウスバ「マリーエもお菓子かしいr」

バッ!!

美鳥みどり 時雨しぐれ出会であ出会であえ!!」
花道はなみち 陽鞠ひまり「やーっ!!!」
ウスバ「え」

ドカーン!!!

花道はなみち 陽鞠ひまり呑気のんきにおやつをべるなんてお間抜まぬけさん!」
アモル「あっ!かぎ!?」
フォルティ「いまのうちにゲットして退散たいさん!!」

スタタタタタタッ!!

ウスバ「う〜、いてて…、あれ?…か、かぎがない!!や、やられちゃったよ〜!!」

美鳥みどり 時雨しぐれ「むっ!こうから物音ものおとがするな!」
花道はなみち 陽鞠ひまり多分たぶん乃空のあなにかあったのよ!」
アモル「いそぎましょう!」

空園そらぞの 乃空のあ「くっ…!!」
シオカラ「この程度ていどとは…」
空園そらぞの 乃空のあ「…こんなにつよいのね、あなた」
シオカラ「ボスのためならなんでもしますよ」
空園そらぞの 乃空のあ可哀想かわいそうひと…、はっ!!」
シオカラ「あまい!」
空園そらぞの 乃空のあ「!?」

ドカーン!!

空園そらぞの 乃空のあ「わっ!?」
シオカラ「そろそろおしまいにしま」
花道はなみち 陽鞠ひまり「ピンクサンフラワーラブシング!!」
美鳥みどり 時雨しぐれ「グリーンフラワーサムピング!!」
シオカラ「なっ?!」

ドーン!!

空園そらぞの 乃空のあ「みんな!てくれたのね!」
花道はなみち 陽鞠ひまり「おたせ乃空のあ!」
美鳥みどり 時雨しぐれ時間じかんがかかってすまぬ!ウスバを撃破げきはしたぞ!」
シオカラ「ば、馬鹿ばかな!?腕力No. 1わんりょくナンバーワンのウスバが!?」
マリーエ「とりあえずあんたたちをぶっばせばいいんでしょー!」
花道はなみち 陽鞠ひまり乃空のあ1人ひとりでやってくれたわね!ひまたちも参戦さんせんよ!」
シオカラ「ま、まずい、3にんもひまわりメイデンが…!これでもらいなさい!」
空園そらぞの 乃空のあた!かまいたち!!」
美鳥みどり 時雨しぐれ「そんなのものは拙者せっしゃのベースではじかえしてくれる!!はっ!!」
シオカラ「えっ!?」

ヒューン!!!

シオカラ「くっ…、しくじりました…」
花道はなみち 陽鞠ひまりらいなさい!ピンクサンフラワーシング!!」
シオカラ「うぉっ!?そ、そんな馬鹿ばかなことが…!ひとまず退散たいさんです!!」

シオカラもトンボの姿すがたになってげた!!

美鳥みどり 時雨しぐれて!曲者くせもの!!」
フォルティ「ってしまったか…」
マリーエ「でもあいつ鍵落かぎおとしてったよ!」
アモル「はいゲット!」
空園そらぞの 乃空のあ華夏かなつさんのところにかなくちゃ!!」
花道はなみち 陽鞠ひまり「うん!もしかしたらあいつらのリーダーが最後さいごかぎってるかもだし!」
フィーデス「よし!いそごう!」

華夏かなつさん!!

ヤンマ「おかえり、にいさんたち」
シオカラ&コノシメ「…」
ヤンマ「おい、無視むしかよ」
ウスバ「ただいま〜」
ヤンマ「ウスバにいさん…」
ウスバ「ん〜?にいさんたちどうしたんだ〜?まっ、いいや、報告ほうこくしよ〜。おやつべてるときおそわれちゃったよ〜!!」
ヤンマ「え」
シオカラ「…にいさん、もうわけない。やられてしまいました」
コノシメ「ウスバはなんでやねん。…まぁ、仕方しかたない。だが安心あんしんしろ。あのむらさきは…」
ウスバ「ん〜?」
シオカラ「あ、あぁ…」
ヤンマ「おれ偵察ていさつしてくる」
コノシメ「…」
ヤンマ「(なんかおも空気くうきだな…)」

花道はなみち 陽鞠ひまり「か、華夏かなつさんは!?」
フォルティ「華夏かなつ!!」

華夏かなつさんのいそうな部屋へやさがしたんだけど…、

花道はなみち 陽鞠ひまり「えっ!?どうしよう…!」
マリーエ「ど、どこにもいない!?」
空園そらぞの 乃空のあ「あいつら…!!でも最後さいごかぎさがさなきゃ!」
ヤンマ「おい」
花道はなみち 陽鞠ひまり「え!?またあんた?」
ヤンマ「そんなかたしなくていいだろ。…おまえら、最後さいごかぎむらさきのひまわりメイデン、さがしてんのか?」
空園そらぞの 乃空のあ「え、えぇ…」
マリーエ「さっきはありがとねん♪」
ヤンマ「あ、いや…、それより!おまえらがさがしているものは…、ここにはない」
美鳥みどり 時雨しぐれ「な!?」
ヤンマ「かぎはこれを使つかえばけられるだろう。すきねらってにいさんからうばった。あと、あのむらさきはバルコニーにいる」
空園そらぞの 乃空のあ「なんですって!?」
ヤンマ「だがおまえらでにいさん1人ひとりいど実力じつりょくじゃあにいさんたちにつのはむずかしいとおもう」
花道はなみち 陽鞠ひまり「うーん…」
空園そらぞの 乃空のあたしかにそうかも…」
ヤンマ「コノシメにいさんはデスシードっていうアイテムを使つかってむらさき気絶きぜつさせるくらいの実力じつりょくをつけてしまった」
美鳥みどり 時雨しぐれ「むっ…、くやしいがここは…」
花道はなみち 陽鞠ひまり「せめて華夏かなつさんをれてかえったほうがよさそうね…」
アモル「今挑いまいどんでもてる見込みこみがなければそうするしかないのね…」
ヤンマ「そうしな。いのちしかったらな」
美鳥みどり 時雨しぐれ「では、そうs」
コノシメ「そういうことだったのかヤンマ!!」
ヤンマ「!!」
シオカラ「不審ふしんうごきがおおいとおもいましたが…、まさかヒマワリガニを解放かいほうした挙句鍵あげくかぎ居場所いばしょおしえたりうばったりしていたとは…」
コノシメ「てめぇ…!」
ウスバ「え、え!?」
マリーエ「ま、まずいよ!ひとまずかぎけて華夏かなつさんを!」
ヤンマ「!」

ヒュンッ!!

コノシメ「おい!て!!」

ヤンマがでかいトンボに変身へんしんしてわたしつかんだ!?

花道はなみち 陽鞠ひまり「わわっ!」
アモル「陽鞠ひまり〜!!」
スペース「わたしたちもつかまりましょう!」
フィーデス「みんな!たのんだぞ!!」
美鳥みどり 時雨しぐれ承知しょうち!よくわからぬがここはわれらがめる!いくぞ!」
空園そらぞの 乃空のあ「えぇ!」
マリーエ「わたしも!」
空園そらぞの 乃空のあ「ここからさきへはかせないわよ!」
ウスバ「よくわからないけど、たたかうよ〜!」
シオカラ「おろものが…!」
コノシメ「へっ!やってやらぁ!おれたちもトンボに変身へんしんだぁ!!」
美鳥みどり 時雨しぐれ「むっ…、なんと禍々まがまがしい…!!」

みんながめているうちに!

ヤンマ「陽鞠ひまりはやくこのとびらかぎけるんだ!」
花道はなみち 陽鞠ひまり「わ、わかったわ!」

カチャ…。

花道はなみち 陽鞠ひまりすべてはまったわね!」
ヤンマ「よし!」

とびらけたさきにはなんと螺旋階段らせんかいだん!?

ヤンマ「ここをければバルコニーに辿たどける!」
アモル「ヤンマ…」
ヤンマ「心配しんぱいするな。おれみちびいてやる!!」
花道はなみち 陽鞠ひまり「うん、おねがい!」

そしてあっというに!!

ヤンマ「ここだ!」
花道はなみち 陽鞠ひまり華夏かなつさん!!」
ヤンマ「気絶きぜつしているだけだ。さ、安全あんぜんなところへれていきな」
花道はなみち 陽鞠ひまり「…マは?」
ヤンマ「え?」
花道はなみち 陽鞠ひまり「ヤンマはどうするのよ?おにいさんたちと対立たいりつしているんでしょ…!?」
ヤンマ「…おれは…、その、ひまわりきょうゆるせないことをしたし、おまえらとくつもりはない」
花道はなみち 陽鞠ひまり馬鹿言ばかいわないでよ!おにいさんたちにやられちゃうかもしれないわよ!!」
スペース「トンボだって共食ともぐいするんだよね!?あぶないよ!」
ヤンマ「おれは…、おれは…!!」
コノシメ「おら!!ヤンマ!」
シオカラ「いつきましたよ!!!」
ウスバ「何々なになになにきてるの!?」

しまった!!!

マリーエ「ちょっと勝手かってさないでよ!」
花道はなみち 陽鞠ひまり「マリーエ!みんな!」
空園そらぞの 乃空のあ「ありがとう、マリーエ。ナイスプレーだわ!」
マリーエ「えへへ!ろすよーん!」

スタッ!!

美鳥みどり 時雨しぐれ「くっ!こちらもいついたぞ!」
空園そらぞの 乃空のあたたか最中さいちゅうにヤンマたちをうなんて!」
コノシメ「この状況じょうきょうになってまだわからんか!ウスバ!ヤンマはな!おれたちを裏切うらぎったんだ!!」
ウスバ「…え!?」
シオカラ「今日きょうはなぜかわたしたちの作戦さくせん妨害ぼうがいしていますよね!!」
コノシメ「おまえなんかみちぎることもできなくはないんだぞ!」
空園そらぞの 乃空のあひどい!大切たいせつ家族かぞくかってそんなことうの!?」
花道はなみち 陽鞠ひまり「そうよ!あなたたちのことすごく心配しんぱいしてるのよ!!」
コノシメ「うるさいうるさーい!おまえらなんかおれたちで充分じゅうぶんだ!」
花道はなみち 陽鞠ひまり「ごちゃごちゃうるさいわね!!せめて足止あしどめでもらいなさい!!乃空のあ時雨しぐれ!」
空園そらぞの 乃空のあ「うん!」
美鳥みどり 時雨しぐれ「うむ!」
花道はなみち 陽鞠ひまり空園そらぞの 乃空のあ美鳥みどり 時雨しぐれ「3しょくのひまわりのかがやきを1ひとつに!かがやけ!トリコロールサンフラワー!!!」

ヒューン!!!

シオカラ「むっ!?」
コノシメ「なんだこのかがやきは!?」
ウスバ「まぶしい〜!!」
ヤンマ「よし、みんなおれつかまれ!!」
マリーエ「わたしもー!!さっきとおなじく!」
美鳥みどり 時雨しぐれ「よし!みなのもの!撤退てったいだ!!」

ヒューン!!!

コノシメ「う、うぉ…、え!?いない!?」
ウスバ「がしちゃったよ〜!!」
シオカラ「くっ…!!我々われわれにもダメージをいましたね…」
コノシメ「まずいな!おれたちもやすむぞ!」

花道はなみち 陽鞠ひまり「…、ヤンマ…、あ、ありがとう」
ヤンマ「…べつに」
花道はなみち 陽鞠ひまり「?」
マリーエ「ヤンマれてる?」
花道はなみち 陽鞠ひまり「え?」
ヤンマ「ち、ちがう!」
空園そらぞの 乃空のあ「あら、素直すなおじゃないわね」
ヤンマ「おまえうぞ!」
美鳥みどり 時雨しぐれ「そのとき拙者せっしゃ阻止そしする」
ヤンマ「す、すいません…」
マリーエ「とりあえず!かえかえろ!ヤンマもうちらとね!」
ヤンマ「…しばらく世話せわになるよ」
花道はなみち 陽鞠ひまり「なんならうちにる?」
ヤンマ「…!」
花道はなみち 陽鞠ひまり「でもまいったわね…、トリコロールサンフラワーでもやつらを浄化じょうかできないなんて…」
空園そらぞの 乃空のあ仲間なかまやして対抗たいこうしないとね」
美鳥みどり 時雨しぐれ「うむ。ほかにもひまわりメイデン候補こうほがいるかもしれぬ」
アモル「うんうん!」
空園そらぞの 乃空のあ「そうだ!サピエンは陽鞠ひまりあずけてもらいましょう!」
花道はなみち 陽鞠ひまり「オッケー!」
紫安しあん 華夏かなつ「…ん?」
花道はなみち 陽鞠ひまり「あっ!華夏かなつさん!」
空園そらぞの 乃空のあ「よかった!めた!」
紫安しあん 華夏かなつ「…ちょっと!?アタシたちんでるの!?」
花道はなみち 陽鞠ひまり「ヤンマがはこんでくれてます!」
紫安しあん 華夏かなつ「あら!そうだったの!ありがと、ヤンマ」
ヤンマ「い、いや…」
マリーエ「とりま、もりけたら人間にんげん姿すがたもどってかえろ♪」
ヤンマ「そうだな…」

これまであったことを華夏かなつさんにはなしながらもり入出口いりでぐち目指めざしたわ!

そして、もりけたところで…、

変身解除へんしんかいじょ

紫安しあん 華夏かなつ「よし、アタシたちはこれで!」
花道はなみち 陽鞠ひまり「はい!」
空園そらぞの 乃空のあ「またね!」
美鳥みどり 時雨しぐれ達者たっしゃでな」

わたしたちは一旦別いったんわかれて帰宅きたくしたわ!!

花道はなみち 陽鞠ひまり「よし!おうち到着とうちゃく!」
ヤンマ「ほぅ…」
花道はなみち 陽鞠ひまり「さぁさぁがって!」
マリーエ「もうお夕飯ゆうはん時間じかんやな!」
花道はなみち 陽鞠ひまり「うーん、今日きょうもコンビニ弁当買べんとうかわないとかな…」
ヤンマ「冷蔵庫れいぞうこなかは?」
花道はなみち 陽鞠ひまり「え?あ、あぁ…、カレーライスの材料ざいりょうだったかしら」
ヤンマ「うん、これは最低限さいていげん材料ざいりょうだがつくれるな。今日きょうおれつくるよ。陽鞠ひまりたちはゆっくりやすんでなよ」
花道はなみち 陽鞠ひまり「え!?いいの!?とゆーかあんたが料理りょうり!?」
ヤンマ「あぁ、よく料理りょうりしてたもんでね。今日きょうんだおびもねてつくらせてくれよ」
花道はなみち 陽鞠ひまり「じゃあおねがいしようかしら!」
ヤンマ「まかせときな」
花道はなみち 陽鞠ひまり野菜切やさいきるのはっや…!」
アモル「すごーい!!」
ヤンマ「もう何年作なんねんつくってきたかわからんな」

つくるのもはやい!!

ヤンマ「あとは…、ごはんいたことだし…、サラダでもつくっとくか」

シュバババッ!!

ヤンマ「わかめサラダ!」
花道はなみち 陽鞠ひまり「あらなつかしいものがてきたわ!小学校しょうがっこう給食以来きゅうしょくいらいよ!」
マリーエ「給食きゅうしょく?」
ヤンマ「おれいたことないな」
花道はなみち 陽鞠ひまり人間にんげん世界せかいには、学校がっこうっていうものがあって、いっぱい勉強べんきょうしたあとにおひるはんべるの!それが給食きゅうしょく!」
アモル「まぁ素敵すてき時間じかん!」
マリーエ「だれつくるのー?」
花道はなみち 陽鞠ひまり「それはー、給食きゅうしょくのおばさんたちよ!給食当番きゅうしょくとうばん配膳室はいぜんしつからワゴンをってきて…、クラスのみんなのぶんけるのよ!」
マリーエ「すごーい!」
ヤンマ「へぇ、なんか面白おもしろそうなことすんだな」
花道はなみち 陽鞠ひまり「まぁね!…まぁ、保育園ほいくえんから入退院繰にゅうたいいんくかえしていたから…、べれたのはねんに1、2かいくらい…」
ヤンマ「…給食きゅうしょくはおまえにとっては貴重きちょう時間じかんだったんだな」
花道はなみち 陽鞠ひまり「そうよ!」

会話かいわしているうちに…、

ヤンマ「ほらできた」
花道はなみち 陽鞠ひまり「まぁ!なんで美味おいしそうなの!!」
マリーエ「すごーい!!わかめサラダにシチューにカレーライス!」
ヤンマ「からひかえめの甘口あまくちカレーだぞ」
花道はなみち 陽鞠ひまり「わーい!」
マリーエ「いただきまーす!」

みんなでお夕飯食ゆうはんたべたわ!

花道はなみち 陽鞠ひまり「うーん♡美味おいしい♡」
ヤンマ「そっか、よかった」
マリーエ「みんなでべると美味おいしいわね!」
ヤンマ「あ、あぁ…。…」
花道はなみち 陽鞠ひまり「あなたのおにいさんたちおもったよりもひどいわね!」
ヤンマ「…ありがとう、そうってくれて」
花道はなみち 陽鞠ひまり当然とうぜんよ!そういうふうわれたらやな気持きもちになっちゃう!」
マリーエ「わたしいやだな〜!!」
ヤンマ「みんな…。……おれさ、ひまわりきょうおそいたくなくてボスに抵抗ていこうしてたんだ」
マリーエ「マジ!?」
ヤンマ「…あぁ、抵抗ていこうしまくってたら強制的きょうせいてきにデスシード使つかわれて…」
花道はなみち 陽鞠ひまり「あのヤバいやつを…!?」
ヤンマ「あぁ…、最悪さいあくいたるやつ」
マリーエ「でもよく無事ぶじでいられたね」
ヤンマ「おれわるいことした…!不本意ふほんいでもひまわりきょうひとたちをおそった事実じじつわらない!!にいさんたちについてくんじゃなかった!!」

ヤンマ…。

花道はなみち 陽鞠ひまり大丈夫だいじょうぶよ、もしひまわりきょうもどもどったらわたし一緒いっしょあやまるわ」
ヤンマ「お、おまえ…」
花道はなみち 陽鞠ひまり「それにはなせばきっとわかってもらえるわ」
ヤンマ「そうかな…、うらまれてるだろう…」
花道はなみち 陽鞠ひまり「それでもはなさないとわからないわ!1人ひとり心細こころぼそいならわたしもつくわ!」
マリーエ「そもそもわたしも!ひまわりきょうひとたちにあやまらんと!」
アモル「復興作業ふっこうさぎょう手伝てつだえばなんとかなるよ!」
ヤンマ「みんな…」

よし!わったわ!

花道はなみち 陽鞠ひまり「ごちそうさま♪」
アモル「さて、明日あしたじゅんb」
サピエン「うーん…」
アモル「!?」
花道はなみち 陽鞠ひまりめたの!?」
マリーエ「おはよ〜!!」

ついに目覚めざめたのね!!







さて、次回じかいはどうなるのやら…?

じゃ、

またね〜!