見出し画像

人生とはCである。Cに何を入れますか?

授業始まり、ウォームアップ。
気になった言葉や表現等を紹介する時がありました。

準備も特に必要なく、5分程で終わる授業の導入。

人生は、BとDの間にあるCである。

フランスの哲学者ジャンポール・サルトルJean-Paul Sartre

最近聞いて、耳に残った言葉です。

B/Birth →  ❓  → D/Death

人生を象徴するCから始まる英単語、❓に何を入れますか?

この文章は、内容が「人生」なので、小学生にはまだちょっと年齢的に早い質問かな。あと、Deathも授業中に気楽にウォームアップで発言したい内容ではないので、クラスでは使いませんが、あなたなら何を入れますか?

Cから始まる単語で、何が浮かぶかなあ。

Can!子ども達、言いそうだなあ
シンガポールならば、Can Canね。

人生は、Can!
いいじゃあないですか。

自分でも考えてみると、色々とCから始まる単語で人生を象徴する言葉が浮かびます。

Communication
Connection
Creativity
Concern
Commitment

ちなみにサルトルは、Choice(選択)と説いたそうです。

生まれて死ぬまでの間にある選択こそが、自分の人生

日々の小さな選択から、数年かけて決める選択。全てが結果として、私達の人生になっていきます。

ある1日を振り返ってみても、沢山の小さな選択が頭に浮かびます。

リサーチによると、大人は平均的に1日に約35,000の選択をするそうです。

小さな選択も大きな選択も、連鎖反応でこれからの人生に影響していく。

選択をするときのキーワードは、
「後悔したくないから」

大学時代の友人から言われたことですが、この言葉を、私は大きな決断の際によく口にしているようです。「後悔」しないように生きたいと、確かに常に意識をしています。

この10年位、「時間」に限りがあることを実感し始めました。40歳になる手前で、両親を続けて亡くしたことも関係あるかもしれません。

なくなる数週間前、母が口にした言葉があります。

「もっと一緒に時間を過ごしたかったな」

「もっともっと」
どんなに一緒に時間を過ごしても、人はそう思うのかもしれません。

子どもが小さい頃、親は忙しく、親が自分の時間が出来た頃は、子どもは忙しい。お互いのライフサイクルのタイミングが合いませんよね。

何百万人もの人達が読んだ『The Top Five Regrets of the Dying』(日本語訳『死ぬ瞬間の5つの後悔』)。著者のブロニー・ウェアは、終末期ケアで耳にした、人生の終わりが近付いた人々がもつ共通の5つの後悔を紹介しています。

ブロニー・ウェアが聞いた5つの後悔

  1. 自分らしい生き方をすればよかった

  2. 働きすぎなければよかった

  3. 気持ちを素直に伝えればよかった

  4. 友人ともっとつながっていればよかった

  5. もっと幸せを感じてもよかった

母の言葉も、当てはまっています。

スティーブ•ジョブスの有名な最後の言葉も、「5つの後悔」と共通点が多いですね。

40代半ば、ふとした時ある思いが頭に浮かびました。

「このままでは、母と同じ言葉を人生の終わりに自分も口にするかもしれない。」

息子の誕生と両親とのお別れで、私の「選択」軸も大きな影響を受けました。そこから、家族会議で軌道修正をし、その結果今ここにいます。

数ヶ月過ぎても思うように進まない業者の対応をしている時、ふと「私はなぜここにいるのだ!」なんて言葉が頭にポッと浮かびます。ネガティブスパイラルに吸い込もうとする悪魔の囁き。

そんな時、悪魔の囁きになびくのではなく、自分達で「選択」したことを思い出し、その「選択」に自信を持つように脳のスイッチを意識して変換。

これも「選択」。

限りある時間を大切に、後悔しない選択を意識して日々過ごしたいものです。

(つぶやき)
…と分かっていても、リベンジ夜更かししちゃうんだよね~。

いいなと思ったら応援しよう!