「気持ち」にこだわるのは、「安心する場所」を求めて@教室編
自分の気持ちを把握し、相手の気持ちの動きも感知し適切に対応できる。
満足できたら、それはスーパーパワー⭐。
どうして私が気持ちの動きにこだわるかというと、「ここが始まり」だから。
特に教室内で多数の子ども達と時間を過ごす際は、彼らの気持ちの動きを見逃さないようにと、アンテナ感知度を敏感にするように意識していました。
見ていないと思い、こっそりとしたイタズラ。
見てほしいなぁと願いつつ、こっそりとしていること。
どちらも見逃さない。
生徒に「え~何で分かったの!」と言われると、「私の頭の後ろにはね、もうひとつ目があるんだよ!」と😆。
彼らの動きに敏感に反応すると、子どもたちは姿勢を正しますし、同時に安心もします。
「安心」しないと、生徒達は心を開きません。
心が開かれないと、口も開けない。
口が開かなかったら、話し合いは始まりません。
生徒には、考えや気持ちを表現してほしい。
主役の声がなければ、授業にならないっ!
そのため私(大人/教師)の役割は、まずグループの信頼関係を築き上げるサポート。安心できる場所と関係づくりが第一歩。
今でも思い出すのは、メルボルンでの教育実習でのワンシーン。
2週間ごとに、3つの学校で教育実習をしました。ESLとLOTE/Language other than English(Japanese)が専門分野でした。
担当したYear 10(15~16歳)ESLのクラス。
(シェイクスピア「マクベス」を学んでいる最中で、「マクベス!?どうしよー😵💫!」と、悩んだのもいい思い出)
まずは、担当教師の授業参観。
数時間クラスの様子を見せてもらい、その後クラスを引き継ぎます。
自分が前に立たず、後ろからクラスを見ると関係のダイナミックスがよく見えてくる。
授業を見ていると、教師と生徒達の間に「敵意」がピリピリと感じられるのです。教師の言葉に棘があり、その棘に反応して生徒達も攻撃的に反応をする。ネガティブなサイクルが出来てしまっていて、胸が痛い。難しいお年頃だしね。
Year 10にもなると、大人に向かって攻撃的な反応も選べます。
年齢が低いと、きっと教師から与えられる恐怖感に押さえつけられてしまうでしょうね。
大人がまずは感情に向き合う姿勢を見せないと、子どもは「抑える」または、「爆発」「攻撃」する。そんなケースを目にすると、やはり自分の背筋も伸びます。
安心感を持てる環境でこそ、クリエイティビティがうまれます。
「安心」できないと、ね。
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