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良いアイデアを生むには?

『アイデアのつくり方』(ジェームス・W・ヤング)より

60分で読めるけれど、一生あなたを離さない本という帯に惹かれて。

結論はこうだ

資料収集 → 情報吟味 → 放置

この過程を踏むことで、ふっとアイデアが降りてくるという。ど真面目に情報を詰め込んで、とことん頭を悩ませるものではないらしい。手順の中に、潜在意識に委ねることがしっかりと組み込まれているところが面白い。

料理に例えてみると、

ふとした瞬間にアイデアが湧き出る人というのは、鍋に材料を入れたまま放置して、ぐつぐつ煮ている状態。アイデア作りにおいて大事なのは、その食材をとにかく集めること。それが通常のレシピに必要なさそうなものであっても、とにかくたくさん集めて煮込む。

そうするとある時、自動的に料理が完成するのである。

これは、あの有名なスティーブ・ジョブスのスピーチに出てくる点と点の話とも共通する。役に立たなそうな情報が、無意識のうちに繋がり、将来のアイデアへと変わっていく。

"You can't connect the dots looking forward; you can only connect them looking backwards."
(未来を見ながら点をつなぐことはできない。後から振り返ったときにしか点をつなぐことはできない。)

自分も最近はスマホのメモアプリに、気づいたことを大量にメモしている。それらを推敲したり、グルーピングしているうちに混沌としてくるが、気にせずに放置。後からそれらがまとまって、別のことをしているときに本質が見えてくるという経験をしている。

アイデアとは偶然ではないということを学べる一冊。

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