月と影
三日月に手押しエアーポンプで空気をつめる
遠近法の縮尺スケールを何の気はなしにして
遊びに来るのだが しじまは・・・のようで
「天体の影がなす夜に於いて煌々と振る舞うは」
月は 鼻の頭を指でなぞり「ヘンッそれらしくなどせぬ」
ぽつねんなった花梨
夜鷹ですら眠っている
梟は いつもの真っ暗闇を思慕する 詩を吟じては
月は パンパンに膨らむと 夜空に帰ってゆく
三日月に手押しエアーポンプで空気をつめる
遠近法の縮尺スケールを何の気はなしにして
遊びに来るのだが しじまは・・・のようで
「天体の影がなす夜に於いて煌々と振る舞うは」
月は 鼻の頭を指でなぞり「ヘンッそれらしくなどせぬ」
ぽつねんなった花梨
夜鷹ですら眠っている
梟は いつもの真っ暗闇を思慕する 詩を吟じては
月は パンパンに膨らむと 夜空に帰ってゆく