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古き良きレンズ、Contax Planar

デジイチにオールドレンズを組み合わせるのが最近のおきにいり。

Canon EOS RP(フルサイズミラーレス一眼)
Contax Planar 50mm f1.4(オールドレンズ)

デジタルカメラにマウントアダプターをかませて、フィルム時代のレンズをつける。
オートフォーカスで撮ることができないので、ピント合わせに時間がかかってシャッターチャンスを逃してしまうとか、露出が適正かどうかも撮ってみるまで分からない(今は少し鍛えられたので大丈夫)とか、思い通りに撮れないこともたまにある。

不自由さを差し引いてもオールドレンズを採用するのは、このレンズを通して見た世界が自分にとって心地のよい景色だからだと思う。

鴨川河川敷に等間隔に座る人々

デジタルのレンズと比べて、見たものが誇張されすぎない写りにほっとする。(綺麗に写りすぎないというか、コントラストが低めというか)
露出が適正でなくても、ピントを外していても、それはそれで良いと思えるような。

オールドレンズで写真を撮るときは、構図や光、被写体をどう写すかについてはほとんど考えていない。
最初はよく考えてからシャッターを切っていたけど、心が動いた瞬間にすぐ撮ってしまって、あとはレタッチでなんとかしよう!という意識が勝つようになってきた。

写真の評価基準を大きく無視してでもシャッターを切る。
撮りたいと思った時に、見えているものをそのまま撮る。

その決心がつく分、より気楽に写真を楽しめるのかも。

日が差す滑り台の下に猫が2匹
猫ちゃんだ!

一方、デジタル用のレンズは細かい部分までしっかり映るし、ピントは基本的にはいつも正しいところに当たってる。
もしかすると、被写体や構図にもっと気を遣わないといけないのかも…と思うようになり、それが少し重荷となっていた気がする。

もちろん、そんな熟考の末に撮影された写真も精巧なレンズのどちらも私は大好き。
でもしばらくはオールドレンズと一緒に写真を楽しみたいな。

何十年後かに写真を見直した時に、当時の最新のレンズで綺麗に撮っておけばよかったなーと後悔するかもしれないけど…その時はその時!

鴨川と河川敷を歩く人々


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