【イベントレポ】日本のお金をアップデートする。 #02 「お金の価値を支える技術基盤とは」
TECH PLAYを見ていると、Fintech系の面白そうなイベントがあったので参加してきました。
※内容を全てメモできている訳ではないので、スライド写真から当日の雰囲気をつかんでいただけると幸いです。
■#1 の振り返り
本題に入る前に、2018年5月18日に開催された#1の振り返りから。
(日本のお金をアップデートする。#01 「お金の価値はどう変わる?」)
■メルペイの構想を実現するための技術と組織
(株式会社メルペイ 曾川 景介 氏)
まず、メルカリの基本情報から。
・フリマアプリ利用率:94%
・1日の出品数:100万品
・MAU:1,050万ユーザ
・流通総額:3,800億円
そして、メルペイ。
MISSION:「信用を創造して、なめらかな社会を創る」
「貯金 / 利用していない」25%のお金を他で有効活用させたい。その役割をメルペイが果たしていきたい、とのこと。
右側のお金が出ていく先の選択肢をメルカリ内だけでなく、オンライン加盟店などにも拡大していきたい、と話していた。
また、下の「金融サービス」というのは、たとえば、ロボアドバイザーに預けて投資をしたり、日本円を他の金融商品に換えることを示している。
メルペイで使用されている技術要素の一覧。
Node.jsやGo言語を利用している。
■freeeが技術でつくるスモールビジネスの未来
(freee株式会社 横路 隆 氏)
freee株式会社は、中小企業の事務管理(バックオフィス)向けのクラウドサービスを開発・提供している。「クラウド会計ソフト freee」が有名。他にも「人事労務freee」「会社設立freee」などサービス多数。
MISSION:「スモールビジネスを、世界の主役に。」
(7月から新しくなったとのこと。)
※スモールビジネスとは直訳すると「小規模ビジネス」ですが、ここでは「スタートアップや中小企業によるビジネス」という理解でよいかと思います。
「大企業に比べて、中小企業の労働生産性は2倍以上低い」といわれている。生産性を下げる要因となっているのが、上記の4ステップにある。
freeeを導入することで、リアルタイムなお金の流れが分かるようになる。
リアルタイムで帳簿の誤りを知らせてくれる仕組みが整っている。
「オートパイロット」= 業務を自動化すること。
freeeによってお金の流れを可視化し、スモールビジネスの生産性を向上させていきたい、とのこと。
■ PAYを支える技術と見据える未来
(PAY株式会社 高野 兼一 氏)
PAY株式会社は、BASE株式会社の決済事業部門が分社化されて、2018年1月4日に設立された。理念は「支払いのすべてをシンプルに」。
「PAY.JP」は、オンライン決済サービス。
「PAY.JP」を利用している事業者は、スタートアップを中心に多岐に渡る。
「PAY ID」は、支払いアプリ。QRコード決済、個人間決済が可能。
ネット取引の増加やQRコードの普及で、お金のやりとりは電子化が求められている。
枠で囲った部分を「PAY JP」や「PAY ID」がカバーしている。
いずれにしても、電子決済で先をゆく中国の後を追う形となる。
PAY社のサービス説明の最後のスライドはこちら↑。
<PAYのインフラ環境>
・AWSをフル活用
・Ansibleで構築
・CI / 自動デプロイ
■まとめ
Fintechの技術的な話については、ついていけない部分が多かったので今後キャッチアップしていきたい。
「ここ3年でお金を取り巻く環境が変わる」という言葉は結構なインパクトがあるなと感じた。
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