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ヨーロッパから学ぶ!新時代の私たちの移動手段

皆さん、こんにちは!UnionClipリーダーの「しゅーと」です。今回は少し脳トレをお休みして、毎日23時からClubhouseでお話ししているトピックを一つ紹介したいと思います。

新型コロナウイルスの影響により日本国内の航空、鉄道各社の2020年第二四半期の連結決算状況は、航空会社で対前年約70%減、鉄道は対前年60%減と軒並み苦戦しています。

世界中の航空会社が苦労しているイメージがどこかありますが、実は世界にはこのコロナ禍でも黒字をキープしている航空会社もあるんです。

それがお隣の大韓航空!
大韓航空は2020年2期連続で黒字、この要因は貨物輸送が堅調に伸びていることが関係しており、貨物の売上高は対前年60%も上昇しています。

航空重要は下がっていく一方だが、航空貨物の需要は軒並み上昇、それにより航空貨物の価格がアップしており、アイデア一つで、こんなにも収益に差が出てしまうんですね。

日本国内に目を向けると、都市間交通の航空、鉄道、バスの需要も下がっており、都市間移動の高速バスや観光向けの貸切バスの減益も目立つ状況。

特にバス会社や鉄道会社の減益は、地方に暮らす高齢者の生活にも直結する課題で、バス会社や鉄道会社の多くは、儲かる路線と儲からない路線を持っていて、バスで言うと儲かる観光向けの貸切バスや高速バスの需要が下がると、将来的に不採算路線の切り捨てに取り掛かる可能性がある。その対象に地方の路線バスが選ばれる可能性は今後1,2年で高いと言われています。。

そこで現在期待されているのが、自動運転のミニバス、茨城県の境町ではすでに運行が行われていて、地域に住む高齢者の足になっているそうです。

また、利用者側の目線も変化しており、昨年8月のデータでは、鉄道やバスなどの公共交通機関の利用を「減らしたい」「やや減らしたい」と答えた人の割合は50%を超える一方、徒歩や自転車、自動車の利用を「やや増やしたい」「増やしたい」と答えた人の割合は、約30%に上ります。

一方、バイクで同様の回答をした人は7%で、バイクなど新たに免許を取得したりするほどではないという考えのようです。

そこで、今後期待されるモビリティーが電動車椅子やウィングレット(電動等乗り二輪車)、LIME(電動キックボード)の一般的な普及及び利用ですよね。僕はロンドンに滞在している時の移動のほとんどを電動キックボードでしていたのですが、オフィスや目的地に置くスペースがあるのであれば非常に便利です。フランスのパリなどでは、電動キックボードのシェアリングサービス「LIME」などのサービスが展開されていて、観光客も気軽に利用する事ができ、モビリティのトレンドがすでに変わりつつあります。

このようなトレンドは、日本でも同様の動きがここ2,3年で見受けられますよね、昨年10月には東京丸の内で電動キックボードの実証実験が行われましたが、未だにナンバープレートの取得義務や、公道の走行、方向指示器の設置、ヘルメットの着用義務など法律の壁が多く、浸透していませんよね。

これらの法律はシェアリングサービスを展開していくには非常に壁となるような法律で、今後日本の法整備を含め、どのあたりまで欧米のモビリティシステムを導入していくのか注目したいですね。

もちろんモビリティだけではなく、道路などの都市も変化していく必要がありそうですよね。日本の都市部の歩道や自転車専用レーンは狭く短いです、これでは仮に自転車や電動モビリティを利用したいという人が増えても実用的ではないですよね。

ヨーロッパではすでに都市の形を変えている実例も出てきていて、フランス・パリでは、フランス環境省の政策で、自転車の購入(新たに電動自転車を購入する人に最大600ユーロ)や専用レーンの整備に対して総額6千万ユーロ(約75億円)の特別予算が組まれていて、片側2車線道路の1車線を自転車専用レーンとして整備したため、多くの自転車が感覚を空けて走行できるようになりました。自転車専用レーンは今後10年で650キロまで伸ばすと言います。

確かにロンドンやパリでは都市部の平地部分が多い街ですので、このような都市計画が東京で進まないのは少し分かるような気もしますが、便利であることは間違い無いですので、ぜひ推し進めて欲しいですね。

そしてコロナ禍の時代において、UberEatsで食事をし、Amazonが購入品を届けてくれる日々を私たちは送っている中で、今後「人が動かずにモノが動くのか?」それとも「人は本能的に動きたがるのか」

令和では、どのような移動が主流な時代になるのか。
引き続き注目していきましょう。

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