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これからの生成AIの使われるポジションは?組織内で応援される生成AIの活用について考える
本記事について
私は1月31日(金)からMxU(マーケティング×UX)勉強会を開催してますが、その一環として本記事を書いています!
第二回を2月21日(金)に開催しますので、地方創生・マーケティング・UX・生成AIのキーワードにHITする方は、オンラインでも参加できますのでエントリーよろしくお願いします!
ご報告、第一回勉強会無事に終了しました!
先週の金曜日(1月31日)開催の第一回勉強会ですが、初回開催で運用上至らぬ部分もあったとも思いますが、金曜日の夜開催なのに、キャンセルを含みエントリー数は90名を超え、オンラインでの同時接続がピーク時40名超えで、2時間を超えるオンライン終了時にも30人以上の方が視聴されていて、登壇者等の熱い気持ちが届いたのかなと思っています。
また私の周辺ですが、勉強会の内容を元に、参加されら5社の企業がこの勉強会の内容を取り込みますって後日嬉しい返事をいただきました。
なお今回の勉強会ですが、登壇者の力量がそもそも高いのと、自身の仮説の検証もあり、テキストベースのメッセージの数回のラリーはしましたが、詳細な打ち合わせをzoom等では行いませんでした。
本来は勉強会の統一感を出す為に、打ち合わせ等はある程度しておいた方が良いし、明確なプロダクトのないこのような勉強会では尚更ですが、マーケティング✖️UXを生成AIでマージするが本当に意味があるなら、出来るはずと思い、あえて各登壇者にお任せしましたが、やった結果、統一感がきちんと出ており、喋る立場はそれぞれ違えど同じビジョンが見えていました。
勉強会終了時の運営側のアップデート
開催前はMxU勉強会のイメージ図は下記でした。
![](https://assets.st-note.com/img/1738724696-2ZYD0Cb9NpQ1OVtWxj3FAUGm.png?width=1200)
開催後ですが、勉強会での気付きからより明確にする為にオフライン・オンラインを入れてより図を具現化させました。
![](https://assets.st-note.com/img/1738724889-dyNbZDLQEfBI2A43MxGoRhzr.png?width=1200)
また影も追加しており、影の意味は後ろ側にバックエンドでの従業員レベルでの生成AI活用を表しています(下記は影の部分のイメージ)。
![](https://assets.st-note.com/img/1738725958-LmFIDp8QR67MlBv02XaSieog.png?width=1200)
本編 組織内で応援される生成AIの活用について考える
従業員に向けての生成AI導入による生産性向上の波は止まらないと思います・・・がしかし、バックエンドでの生成AI活用がマストな企業に就職・就業したいか?はまた別問題です。
個人的な見解ですが、日本の現場はカイゼン文化もあり、現場の人レベルでの生産性は高いと思っています。
その中でさらに生成AIを導入するから生産性を高めろと言われても、従業員の気持ちが上がるのか?はちょっと考えるものがあります。
また生成AIをバックエンドで導入しても、他社も同じように導入していくので、導入している企業としてない企業の生産性は少し変わると思いますが、導入企業同士での競争力の差別化には繋がらないと思います。
導入を前向きに考えて、EX(Employee Experience)向上の観点での生成AIの導入では片手おちで、生成AI導入でバックエンドでの生産性が上がり、先に余剰人員が生まれるなら(今後の労働人口不足でそれどころではないかもしれませんが)、売上や事業の拡大の為のCX(Customer Experience)強化文脈でのフロント領域の生成AI活用を行って初めて企業が成長し存続できるのではと思います。
パーパス・おぼえてますか
生成AIの議論が加熱していますが、大前提として従業員・顧客ともに愛される企業でなければいくら生成AIの導入が完璧でも企業から人は離れていき、成長どころか企業の存続はできません。
今後の生成AIの活用において最も重要なのは、企業のパーパス(存在意義)を実現するための手段としてAIを活用することです。企業がAIを導入する際には、単なる技術革新ではなく、そのパーパスに沿った形で社会に貢献できるかが問われます。顧客だけでなく、従業員からも応援されるAIの導入が、持続的な成長を実現する鍵となります。
フロント領域での生成AIの活用
企業での独自色の部分の議論は今回おいときますが、汎用的な顧客接点でのフロント部分で例えば、
サービスのUIが一人一人にパーソナライズされる
インタラクティブなユーザー体験を提供するAIエージェントの開発
AIがパーソナライズされた広告コンテンツをリアルタイムで生成
など、顧客の興味関心に応じた適切なコミュニケーションが可能となり、ブランドの魅力を高める効果が期待できます。
生成AIエージェントが広告の代替となる?
生成AIの発展により、AIエージェントが広告の代替手段として機能する可能性が高まっています。私も前回の勉強会のイントロダクション部分で下記のような状態が現在産まれていて、広告のあり方自体が生成AIエージェントにより変わるのではないか?と問いかけさせていただきました。
![](https://assets.st-note.com/img/1738730086-R8PUuK4QZ7IjsiEAxrSXfNCB.png?width=1200)
フロントでの生成AI活用時の現在の表現力と今後の展望
現在の生成AIは、映像や動画の制作においても活用され始めていますが、その表現力は発展途上です。例えるならば、現在のAIが作り出す映像は、極端に言えば90年代後半のゲームの3Dポリゴン表現に近いといえるでしょう。
当時のポリゴン表現は指が六本とかの話ではなく、身体が透けて表示されるなど、今思えばとんでもない内容でしたが、技術者達の頑張りにより、現在に至ります。
また映像のクオリティに囚われすぎて、動画時代の台頭に遅れをとった業界も存在しており、現時点で判断するのではなく、未来からのバックキャストで考えるべきだと思います。
まとめ&宣伝
これからの生成AIの発展においては、「応援されるAI」の視点が重要です。
フロント領域での活用が進むことで、広告やマーケティングとの融合が進み、よりインタラクティブで魅力的な体験を提供できるようになります。
また、AIを企業のパーパス実現のために活用することで、顧客や従業員からも支持される存在となるでしょう。企業のパーパスに基づいたAIの活用が、真に価値のある技術革新を生み出す鍵となります。
今回の記事は応援される生成AI活用をテーマにしましたが、フロントでの生成AI活用や応援の文脈で地方創生をテーマにしたマーケティング✖️UXの勉強会を2月21日に開催します。
地方創生をどう盛り上げていくかがテーマですが、自分的にはインバウンド客が4000万人を超え6000万人が見えてきている中、
観光資源やコンテンツの聖地巡礼のある地方は良いのですが、両方ない場所はどう振る舞えば良いのか?の一つの選択肢として、IPによる集客を行い、わかりやすい観光資源はないけど、実は良い場所をPRできるような仕組みが実現できるような事ができればと思っていたりして、この勉強会にもその要素を登壇者の方に入れ込んでいただいています。
地方創生に関わる人全てに是非参加いただきたいと思ってますので、オンラインでの参加も可能ですのでぜひご参加いただければ幸いです。
おまけ 生成AIに作れないものを意識する
ちなみに記事中生成AIを連呼していますが汗、第一回の登壇内容では
![](https://assets.st-note.com/img/1738728662-bJPgi1FTr2khx8ZuORSXelq6.png?width=1200)
の次のページで
![](https://assets.st-note.com/img/1738728683-Ons5Q3PUNgo16bTGHvyqjVxZ.png?width=1200)
の話を入れており、生成AIが包み込む時代の到来であるからこそ、生成AIに作れないもので勝負すべきでは?と話をさせていただきました。
新規の価値が目減りする中、過去の資産や生成AIに作れないものを、生成AIでフォローするようなビジネスを作るが重要かなと思ったりもします。
このおまけの話は次の記事につながります!