sayuri ueda ウエダサユリ ウニマ舎
言葉とアートです。言葉もアートもなんなんだろう。言葉は人間が伝達するために用いている音。音ではなく視界から入る言葉もある。言葉はある程度の共通の認識はあるけれども、その音や形は他の目に見えないモノも含んで、受け取った人間によって様々な色や形で落ちていき根をはやす。そんな生き物。としての言葉。を観察して飲み込み吐き出してみます。
生き物や空を観察するのが好きでちいさな舞台の美術や小さな世界、拾ったモノや集まったモノで作ったりしています。父も母も広島市に落とされた原子爆弾で両親を失いましたが、ふたりは支え合って明るく大切に新しい家族をつくってきました。戦争の話も聞いたことがありませんでした。しかし、私が50歳の頃、母の母が疎開先の息子に送った明るいお茶目な手紙が沢山出てきて、急に私の目の前に戦争が現れて、その続きで私たちが存在していると気がついたのです。それからその手紙をきっかけに当時や身内の人たちの人生を探す様になりました。その1945年以前に生きていたそこにいた人たちの生の声。それを伝えようと思いました。伝えつつ、戦時中の言葉でもそこに明るく温かさを感じた。それを伝えたく。印刷物という本の形にもしていますが、それよりも手軽に届けることが出来るこのマガジンを作ることとしました。 ウニマ誌
私の祖母の弟の親友が太平洋戦争で終戦後、南の島で26歳で処刑されました。彼は5月に上官は逃げた部隊の責任を取り他の隊員たちを守り投獄されて7月に処刑されるまでに、なにかしらの紙橋切れなどに日記を残し、その後遺族に届けられたその紙の束の文字を父が泣き泣き書き写し、同期の生き残った仲間たちが冊子にしました。
ただ、ただ、平らな心でいきていたい。 心というものは勝手にざわついたり 勝手に沈んでいったり 底の底にただ、ただ、漂っていたら 空気の泡が水面にゆらゆら上がって…
私は 母方の祖母横山幸子の弟の友人である小野哲さん の獄中日記を手にしてしまった。 彼はBC級戦犯で南の島で処刑をされたらしい。 まずはワタシの祖母幸子の話だが 幸子…
2024年8月13日晴れ36度 広島市の郊外の山の端っこ。 今日は日記を書いておきたいと思い、パソコンを開けた。 日記、、、今日から書こう! と1日分書いては メモ紙になっ…
15月のお月さま 砂色の雲の虹 後ろ向きの猫 明日の中の昨日 13月のおひさま 草色の雲の雨 横向きのしっぽ 生まれてないワタシ これは夢のはなし コレは夢のはなし 31月…
2024年8月21日 08:42
ただ、ただ、平らな心でいきていたい。心というものは勝手にざわついたり勝手に沈んでいったり底の底にただ、ただ、漂っていたら空気の泡が水面にゆらゆら上がっていく様にふわって顔を出してあーーーー、空ってこんなに青かった。雨ってこんなにしっとりしてた。って気がついたりもする。心って細胞ひとつひとつにある感じがする。それらがざわめく。そこが喜ぶ。そこがぐらぐら
2024年8月15日 11:41
2024年8月14日 08:53
私は母方の祖母横山幸子の弟の友人である小野哲さんの獄中日記を手にしてしまった。彼はBC級戦犯で南の島で処刑をされたらしい。まずはワタシの祖母幸子の話だが幸子は佐賀県から広島の江戸末期から創業のワカサヤという足袋屋にお嫁に来ていた。幸子は東京の大学に進学し先に進学していた兄と暮らす。兄が熱心にしていたテニスサークルで夫となる横山寿郎と出会い結婚。寿郎の家は平和公園のすぐそばの本通りという
2024年8月14日 08:26
2024年8月13日晴れ36度広島市の郊外の山の端っこ。今日は日記を書いておきたいと思い、パソコンを開けた。日記、、、今日から書こう! と1日分書いては メモ紙になっているノートが部屋の中には沢山ある。3日坊主にもなっていない。こんな人は多いかな。日記、今日の出来事、を書こうかなと思いながらも、ここ数年、私の中での気になっている事から書いている。数年前、原爆で若くして亡くなっ
2023年7月13日 22:50
2023年7月3日 07:35
15月のお月さま砂色の雲の虹後ろ向きの猫明日の中の昨日13月のおひさま草色の雲の雨横向きのしっぽ生まれてないワタシこれは夢のはなしコレは夢のはなし31月の星々空色の涙とまらないブランコぐるぐる回る未来あの月の風はじめましての空の下イライラひかる砂の川知っている螺旋階段コレも夢の話これも夢のはなし夢の中の言葉たち流れかすめて穴の中この月の匂い