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道草を食って帰ろうVol.02【冬至】
この記事は日本仏教徒協会の会報誌『シャリーラ通信』に掲載されているコラムのバックナンバーです。
柚子と南瓜といえば冬至。一年で一番《陰》が力を増し、この日を境に再び太陽のエネルギーが蘇ります。
柚子も南瓜も《陽》のパワーを持つ食材。極陰の季節に太陽の力を取り込む「古いまじない」だったんです。
ところで、太陽の再生は古代の人々にはめっちゃ重要でした。北欧ではユールと呼ばれる「太陽の再生を祝う祭り」があります。オーディン神に猪をささげ火を焚きます。火は生命や再生のシンボル。
火を生む薪もまた神格化されます。
その名残として今でも北欧ではクリスマスに豚料理を食べ、ブッシュドノエルは定番のケーキになりました。
また、ユールゴートという北欧神話をルーツに持つ山羊が北欧にいます。クリスマスには目には見えない山羊が訪れると信じられており、サンタとは対照的に人から物をねだるという性格だそうです。
今も藁をまとい山羊のような角を持った面をつけて門戸を訪れる風習があるそうです。
実は北欧などの雪国ではこのようなスタイルの祭りが残っているのですが、どうもルックスがナマハゲそのものなんですよね。
西と東の最果ての国で、同じ時期に火と再生を祭り、そして似た格好で家を廻る。関連はわかりませんがが不思議です。
日本も北欧も十字架ではなく渦巻がルーツなのでどこかで繋がっていたのかもしれません。
文章: パン長=柏原 修(日本仏教徒協会会友・パンダ整体院院長)
昭和52年生まれで2児の父親です。
北京中医薬大学提携校・東洋醫学療術専門学院 元師範講師
中医整体師・推拿整体師・レイキティーチャー
シータヒーリング基礎DNAプラクティショナー
占い師(ルーン石、タロット、オラクルカード、マヤ暦など)
【誕生日】12月21日。
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【性格】オタクです。知的好奇心のかたまり。
【好きな食べ物】茄子のてんぷら・納豆・たまご
【好きな味噌汁の具】玉子とわかめ
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