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ホーリーバジルという植物
学名など
学名: Ocimum tenuiflorum,Ocimum sanctum
科・属名: シソ科・メボウキ属(メボウキ=一年草バジルの別名)
原産地: 熱帯地域(そりゃ、寒さに弱いわけだ・・・)
別名: トゥルシー(Tulsi)、カミメボウキ(神目箒)
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バジルとは似ても似つかない甘い香りがするホーリーバジル。葉の形も違うけど、種の起源としては、わりと近い関係にあるようだ。
種類
ホーリーバジル自体にもたくさん種類がある。
私が買った種袋には『ホーリーバジル』としか書いていなかったが、ネットで見ると、様々な種類の種が売られていた。来年は色々試してみたい。
クリシュナトゥルシー
「黒いホーリーバジル」の意味。葉や茎が成長と共に赤黒っぽい紫色になる
ラーマトゥルシー
真正のホーリーバジル。葉が淡い緑色なのが特徴。「白トゥルシー」とも呼ばれる
カプーアトゥルシー
とても甘い香りで、味はミントのような爽快感にちょっとピリッとした刺激がある
オオヤトゥルシ―
日本人のオオヤさんがが作った種類らしい・・・スパイシーな香りで味はエスニック
ヴァナトゥルシ―
「野生のバジル」の意味。上記の品種以上に芳香が強く、毒素を中和する効能も高い。
『トゥルシー』とは
ホーリーバジルの種類を調べると、『バジル』ではなく『トゥルシー』という言葉がたくさん出てくる。
ヒンドゥー語でホーリーバジルを意味する言葉らしい。ヒンドゥー教、特にヒジュヌ派は、トゥルシーを聖草として崇拝する。
インドのような暖かい地方では、多年草で、生薬としても使われるという。
信者は砂に生えたトゥルシーを家に置き、毎日プージャー(供物を捧げ礼拝する儀式)を行う。
インドで、トゥルシーは「比類なきもの」とされている。
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『ホーリー』とつくだけあって、とても有り難い植物だったらしい。
体に良い作用
メボウキという名前は、ゼリー状に膨らんだ種子を目の洗浄に利用したからだそうだ。確かに、種がふやけてくると周りにうっすらプルプルが付く。一時流行ったチアシードみたいな感じ。でもすっごーーーーーい少量ですけど。どうやって目の洗浄に使ったのだろうか。
youtubeを見ていると、もこっと茂ったホーリーバジル達が写っている。おそらく暖かいところでは生育旺盛でモリモリ育つ植物なのだろう。だから、いろいろなことにふんだんに使われれている。
アユールヴェーダでは万能のハーブといわれるほど、薬効があると言われている。
特に、しゃっくり、咳、毒、喘息、脇腹の痛み、口臭、ストレス、心・神経・感情を落ちつかせる、汚染物質から守り免疫機能を強化するなどの効能があるとされるらしい。「不老不死の薬」と見なされることもある。
何やらすごいことになってきた。
副作用がない植物(アダプトゲン)で、ストレスを緩和するハーブとして注目されているらしい。
このあたりになってくると難しくて正直よくわからないが、とりあえず、とても体に良いものであることは間違いないようだ。
ガパオ
ガパオはタイ語でホーリーバジルを意味する。
ガパオライスの『ガパオ』ですね。
タイ語でバジル炒めご飯のこと。
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鶏挽肉を唐辛子とニンニクで炒め、たっぷりのホーリーバジルを投入し、ナンプラーや砂糖で味付けしたものをご飯にのせ、目玉焼きを添えて食べる。
タイのソウルフードで、どこでも食べられる料理だが、日本ではホーリーバジルがあまり手に入らないので、スイートバジルを使って作ることもあるようだ。
美味しそうだな・・・。
ハーブティー
乾燥させてお茶にする方法もあるようだが、
普通に生葉にお湯をかけてもよい。
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優しい香りと味がする。自家製レモネードに混ぜると、甘い香りが加わって飲みやすかった。
精油
私自身は見たことがないのだが、エッセンシャルオイルの抽出にも使われるらしい。
育て方
場所
日当たり良く、風通しが良い場所を選ぶ。
用土
水はけ良く、栄養たっぷりな土を好む。
自分で作るなら、赤玉土7+腐葉土3+完熟堆肥。
中性〜弱アルカリ性を好むが、あまり土質は選ばない。
水やり
地植えは不要。
水が大好きなので、水やりは鉢の下から出てくるまでたっぷり。
1日2回より、1回ガッツリ水やりする方が効果的。
でも、土が乾くタイミングも必要。
乾燥に注意しつつ水をやらない日も作る。
水やりは光合成が始まる前の朝の方が良い。
肥料
不要。
顔色が悪ければ液肥または油かすを与える。
やってみよう
ここまで書いて、まずガパオライスは絶対やってみようと決めた!すごく体に良いみたいなので、健康のためにハーブティーも続けるか。
効能を知ると有り難みが増しますね・・・ガパオライスうまくいったら、また投稿します〜