サナギから蝶へ
ちょうど、2年前のことだった。
一人息子の高校生活も始まり、私も今までできなかった仕事に集中しかけていたころだった。
大きな生活の変化が、彼にも私にも訪れていた。
その予兆はあったのだが、その日はジワジワとやってきた。
息子が、学校に行けなくなった。
まさか、うちの子が!
そんな彼と私の2年間の生活と変化を書いてみる。
学校に行かないで、学びを続けることは、今の日本では選択肢のひとつである。
母である私は、その価値観の変化を頭でわかっていても、心がついてこなかった。
私が、そこを手放すことで、息子の変化はおこってきた。
サナギから蝶に変わる瞬間は、誰にでも訪れる。
サナギのままでいる我が子が目の前にいるのは、親である役割を通じて、自分が成長できるチャンスなんだ。
そう気づけるまでの道のりを書いてみる。