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サービスの生まれるとき 終わるとき
こんにちは。medibaで品質管理UNIT Managerをやっている成田です。
この記事はmedibaのエンジニアメンバーでやっているmediba Advent Calendar 2021 の11日目の記事として書いています。
今日はサービスの誕生から終わりまでに、どのように品質をみていくのか、という「星の一生」みたいなお話です。
サービスは新しく生まれ、成長・成熟し、ずっと長く続くものもあれば、やがて終わりを迎えるものもあります。
まずは生まれるところから見ていきましょう。
mediba流 サービスのはじめかた
medibaには、サービスをスタートする前に、小さく始める方向とがっつり始める方向があります。
機能を限定して小さく始めてみて、より多くのリソースを追加したり、外部パートナーとコラボして成長させていきたい、となるとがっつり方向に舵をきるパターンもあります。
がっつり始める場合、お客様に安心、便利にご利用いただけるサービスとして提供できるのか、法令遵守ができているのか、クライアントやパートナーとは現実的な進行ができるような座組みになっているか、社内のリソースを投下するだけの成長が見込めるのか、等々、厳しく幅広い観点で見極めて判断する必要があります。
今回はこの「がっつり始める場合」のはじめかたにフォーカスして説明します。
企画のスタート是非は、しかるべき承認フローにて判断されますが、その前段階で情報整理やリスクアセスメントをしておくと、判断ポイントや課題が整理されて初期フェーズが進めやすくなるのでは、という仮説のもと、サービスをスタートする前の登竜門的なイベント「リリースプライム」を作りました。(通称:リリプラ)
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リリースプライムとは
サービスが生まれる登竜門、リリースプライムとはどんなものか、説明していきます。
リリースプライムの目的は大きく3つ。
承認会で議論や判断をおこなうための情報整理を行う
開発着手前にリスクアセスメントを行うこと
要員アサインや実現プロセスの事前確認を行うこと
社内のその道のプロのみなさまがお持ちの知見をフルに活用し、レビューしていただくわけですが、大切にしているのはこの2つです。
サービスの企画アイディアそのものの是非を問わないこと(ダメだししない)
実現が難しいようなコメントをする場合は、どうすれば実現できるかのアイディアをセットで提案したり、寄り添って検討すること
リリースプライムのイベント設計
リリースプライムのイベントはこのように設計しました。
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エントリーからリスクアセスメント完了まではだいたい2週間ぐらいです。
コミュニケーションのツールはslackとConfluenceを使います。
最初はオンラインミーティングを開催していましたが、最近はテキストコミュニケーションのみで実施できるようになりました。
リリースプライムの流れと期待役割
リリースプライムの流れと、レビュアーの期待役割はこんな感じです。
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リリースプライムのリスクアセスメント観点
リリースプライムのリスクアセスメント観点の一部も紹介します。
リスクアセスメントの観点はいろいろと盛り込みがちですが、サービスを始めるときに重くなり過ぎないよう、最低限のチェックポイントに絞り込むように心がけました。
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サービス開始が承認されてからリリースするまで
次に、無事、サービス開始に向けてスタートしてもよい、という判断になった場合、リリースするまではざっとこのような開発&品質イベントがあります。
*上から順番通りに進むというわけではありません。
*サービスによってやらないイベントや追加するイベントがあります。
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安心して、安全に、使いやすいサービスを目指して、チームメンバーや関連する横断組織メンバーで品質を担保しながら以下のようなフローで開発を進めてリリースします。
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mediba流 サービスのおわりかた
次にサービスが終わりを迎えるところです。
目的を全うしたり、新しいスタートを切るためにいったん終了を選択するなど、様々な理由により、お客様に提供しているサービスを終了する方針になったとき、やるべきことはたくさんあります。
お客様へのご案内、データや資産の取り扱い方針を決めたりしかるべく処理をする、クライアントやパートナーとのビジネス整理、等々を決められた期限で進めなくてはいけません。
サービスの終わりをスムーズに進めましょう、ということでリリースプライムにちなんで、サービスを終了するときの登竜門?として「クローズプライム」というイベントも最近はじまりました。(通称:クロプラ)
クローズプライムとは
クローズプライムの目的は大きく3つ。
承認会で議論や判断をおこなうための情報整理を行う
サービス終了に伴うタスクをリストアップする
検討すべきリスクをリストアップし、優先順位や対応方針を決める
クローズプライムも、リリースプライムと同様に、社内のその道のプロのみなさまがお持ちの知見をフルに活用し、レビューしたり対応方針を決めていきます。
サービス終了に必要な社内外の手続きに関するタスク、リスクがリストアップできるようなチェック観点でリスクアセスメントやチェックをしていきます。
過去の学びや失敗も踏まえながら、おさえておくべきチェックポイントは最新化しています。
星がその一生を終えるときに最大の輝きを放つように、また、一生を終えたあとに残された残骸やガスから新しい星が生まれるきっかけにつながると言われているように、終わるサービスからの学びを次につないでいけるような仕組みにしたいと思います。
おわりに
こんな風に、medibaでは、あらゆるセクションの多くの人々が自分ごとにしてサービスに関わり、生み出してゆき、成長を見守り、支える仕組みと風土があります。
品質管理UNITは、特に、あらゆるサービスのライフサイクル全体に関わることができる役割を担っています。
一緒にmedibaのサービスの品質を支えてくださるメンバーを募集中です。
ぜひ一緒に仕事してみたい!という方は、こちらからご応募をお待ちしています!