【ヒアマックチャイニーズデザート】60年愛され続けるおじいちゃんの味
ロイヤルバージのリハーサルを見に、MRTサナームチャイ駅からワットポー船乗り場まで、てくてく歩いている途中で見つけた豆花の屋台。
グーグルマップ上ではヒアマックチャイニーズデザートと書いてありますが、【タオフワイ・チャオクワイ・ヒアマック】がタイ語の店名です。
オシャレカフェやレストラン、お土産屋さんが並ぶワットポーまでの道のり。
ここだけ時間が止まったような雰囲気で異彩を放っていて、引き寄せられるように席についてしまいました。
屋台には仙草ゼリーもあったのですが、私は苦手なので豆腐だけを頼みました。
釜を見ると豆腐ももう残り少ないようで食べることができてラッキーでした。
観光客であふれかえり、様々な言語が飛び交う喧騒とは対照的に、腰の曲がったおじいちゃんがゆったりとお椀に盛っていく姿がなんだか良い。
出てきた豆花はしっかりと生姜の効いた、熱々の黒糖シロップがかかっていました。
余計なものが入っていないシンプルなデザートだけに、豆腐のほのかな甘味と滑らかさが際立ちます。
トッピングのあられもしっかりした歯ごたえで、豆腐との食感のコントラストが楽しい。
後から知ったのですが、このデザートは【タオフワイナムキン】という名前だそうです。
中華系の文化が入ってきた時に一緒にやってきたのかな?
暑い国だけど生姜がピリッと効いた熱々のデザートを食べるのもいいもんです。
この屋台は同じ場所で、もう60年近く営業していて長く地元の人に愛され続けているそう。
おじいちゃんの体調によって閉まっていることもあるので、もし出会えたらラッキー。
おじいちゃん、元気で長生きしてね!
※営業は午後2時まで、月曜はお休みです。