【ハーミットハーブ】症状に合う調合は自分で準備!ハーブティーやタイ北部料理も美味しいほっこりまったりバンコクのテントサウナ
前回のタイ旅行でハーブサウナの魅力にどっぷりハマってしまった私。
今回は、タイ・バンコク駐在員さんの紹介で、テントサウナに行ってきました。
薬草たくさん!隠れ家的なお店
オンヌット駅から細い路地をずんずん進んで行くと、ぽつんとある【ハーミットハーブ(Hermit Herb)】
店先では大きなザルに入ったさまざまな薬草を乾燥中。
これはなんのハーブなんだろうなぁ。
網戸越しにちらっと覗くと、大きな石臼で一生懸命ハーブをたたいている女性が。
あれが先生かしら?と思ってみていると
「そこにあるサンダルに履き替えてくださーい」
と日本語で話しかけてくれてくれました。
めっちゃ若くてかわいらしい女性で、先生若いねんなーと思っていたら奥から先生が出てこられました。
最初に声をかけてくれた女性は生徒さんでした。
ハーミットハーブは駐在員の方や奥様がたくさん来られる場所なんですって。
お家におじゃましたような雰囲気
先生にご挨拶して、すぐに施術が始まるのかと思ったら、まずは生徒さんも交えおしゃべりタイム。
ジャスミンの花を浮かべたお水とアボカドが出てきました。
このアボカドは先生の地元・ナーンのものだそう。
アボカドの付け合わせはママオ(mak mao)という果実の塩漬け。味は例えるとカリカリ梅のような感じ。
濃厚なアボカドと塩漬けママオを一緒に食べるのおいしいー!これ、日本やったらカリカリ梅でいけるかも。
その日は生徒さんはおひとりだけで、先生と私と3人でダラダラとおしゃべり。
ママオのはちみつ漬けの話やら、有名な壁画のあるナーンの寺院の話やら、土曜日生まれは瞑想したら金持ちになれるやら(単純なんで実践してます笑)次々出てくるお茶を飲みながら、親戚の家に来たみたいな感じでのんびり。
って、あれ?わたしテントサウナしにきたはず?
でも、まぁええか。
自分で作るハーブブレンド
駐在員の奥様とふたりでウフフと喋っていたら、先生がおもむろに立ち上がり石臼に数種類のハーブを入れはじめ「棒で叩いて細かくするよ」と言われました。
えっ!自分で作るんや!
ハーブブレンドを自分で作るところから始めるなんて予想外すぎてめっちゃ楽しくなってきました!
先生が潰れ具合をチェックしながら、どんどんハーブを入れていきますが、ハーブが乾燥してるからなかなか細かくならない。
煮出した時に充分にエキスが出るように、なるべく細かく潰します。
生徒さんは、ハーブボール用のブレンドを作っていたので、押し付けた時に肌あたりが良くなるようにもっともっと細かく砕いていました。
市販のものは機械なんでしょうけど、こうやってハーブボールの素を作っている過程を見ると、愛がこもっているなぁと思いました。
いよいよテントサウナへ
あらかた潰せたら先生がハーブミックスを持って奥の部屋に行ってしまいました。
またしばらく生徒さんとしゃべっていたら、先生からこっちにおいでと呼ばれました。
カシュクールのワンピースを手渡され、先生から蒸気の浴び方を教えてもらいます。
椅子の下ではさっき潰したハーブが電気鍋でグツグツ煮られています。
まずは椅子に覆いかぶさるようにして、蒸気を顔に当てながら呼吸します。
その次に背中から首にかけて蒸気を当てるように椅子にもたれかかります。
寝転んで足を椅子の上に置いて蒸気で足を温めます。
最後に椅子をまたぐように腰かけて股の下から蒸気を浴びます。
各10分づつで、途中お水を飲みながらサウナに入ります。
最初はぐつぐつと煮られているお鍋の蒸気が結構暑くて10分間が長く感じましたが、だんだんとハーブの香りが心地よくなってきて、タイマーをかけておかないと時間を忘れるくらい。
最後の股からよもぎ蒸しのようにハーブの蒸気を浴びるのは、体の芯まで温まる感じで結構気持ちよかったです。
サウナ前に先生に「もう更年期なので時々体調が悪いときもあります」と言ったら、「サウナしたら良くなる」とおっしゃっていたのですが、翌日の目覚めがとっても良かったのはサウナのおかげかもしれません。
(生理くるね。どばーっと!ともおっしゃっていましたがそれはさすがに来ませんでした笑)
素朴で体に優しい手作りごはん
サウナでいい汗かいて、スッキリとした後はまたまたハーブティーとジャスミン入りのお水、ママオのジュースを出してくださいました。
さぁそろそろおいとまするかな、と思ったら、生徒さんが「お昼ごはんも出ますよ」とのこと。
ええ!お昼ご飯まで出してくれるの?
生徒さんは「先生の料理とってもおいしいんですよー。今日は何かな」とワクワクしてる様子。
しばらくお話していると、先生がごはんを持ってきてくれました!
何回もタイに来ているのに、見たことないおかずがたくさん!
まずはタケノコの和え物【スップノーマイ】
初めて食べましたが、タケノコのお漬物を細長く刻んでいろんなものと和えているらしい。
すっぱからいですが、食べてるとだんだん癖になる味です。
これは料理名を聞くのを忘れてしまったのですが、甘辛く炊いた大根とモリンガをココナッツオイルで炒めて卵とじにしたもの。
タイ北部ではよく食べられる料理だそうです。
モリンガなんてお茶でしか飲んだことなかったけどこうやって食べることもあるのですね。
ぜんぜん辛くないし、日本の家庭でも出てきそうなおかずでした。
最後は先生の田舎からやってきたソーセージ【サイクローク】
ちょっぴり酸味があって、スパイシー!
米と合うんだなーこれが。
先生の作る料理は、甘味はココナッツシュガーやはちみつを使ったり、塩も先生の田舎・ナーンの岩塩を使っていたりと、化学調味料が一切入っていないとても素朴で優しい味。
これは毎日食べたくなっちゃうわ。
驚きの価格なので倍額押し付けてきた
デザートにソムオー(ザボン)まで頂いて、またしばらくうだうだとお話していたら、あっという間に3時間くらい滞在してしまったので、お代をお支払いしようと思ったら安すぎてビックリ。
それお昼ご飯代にもならんやん!と思って、無理やり倍額お支払いしてきました。
それでも街のフットマッサージ90分と変わらないくらいの価格。
先生がこんな調子でサービス満点すぎるので、今はあまり大々的に宣伝をしていないそうです。
なので、私も場所や価格、予約の方法についてはこちらに書きません。
もし気になる方はインスタグラムのDMにご連絡頂ければと思います。
ただし、サービスがすぎる先生にお礼も兼ねて、多めにお支払いするか、先生のところで販売しているコブミカンシャンプーやナーンの岩塩などを購入すると約束してくださる方のみお知らせします。
私は先生から一銭も貰う訳では無いのですが、これは個人的なお願いです。
だって本当に安すぎるんだもん。
先生から学んだこと
先生は日本語も英語も日常会話ならできるのですが、すごいですね!と言うと「勉強するの楽しいでしょ?」と言うのです。
先生は勉強熱心で、ハーブの知識だけでなく、マッサージもハーブボールからチネイザン(腸のマッサージ)、ルーシーダットン(タイ式ヨガ)や瞑想まで教えることができます。
生徒さんの中には、日本へ戻ったあとにヨガやマッサージのお店を開いている方もいるそうです。
学ぶことを楽しいと思える心を持ち続けるって素敵だな。
やっぱりハッピーオーラを纏っている人と一緒にいると、伝染するんだなと実感しました。