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【Payaq Galley Cafe&Bar】タイの最先端グラフィティアートに触れるカフェ

タイで有名なグラフィティアートと言えば、アレックス・フェイスの「マルディ」でしょうか。
かわいいけれど、どこか陰を持っているような三つ目の赤ちゃんうさぎ・マルディのウォールアートは街中のあちこちで見かけます。
バンコク旅行中にマルディ探しをしている方もいらっしゃるようです。

タイに行くとマルディだけでなく、廃屋の壁やレストラン、カフェなどでも様々なアーティストが描いたグラフィティアートを見る事ができます。

私は以前ご紹介したスケートボードパーク兼ショップ【Preduce Skateboards】のアートディレクターを務めたTRKの大ファン。
G-shockやNIKEなど名だたるブランドとコラボレーションをしているアーティストです。

▼TRKのInstagramはこちら▼

▼Preduce Skateboardsの記事はこちら▼

今回は彼が友人のアーティストたちと立ち上げたギャラリーをご紹介します。


最寄り駅はMRTサームヨット駅ですが、だいぶ離れていてバンコク都庁のあたりに【Payaq Galley Cafe&Bar】があります。

民家の並ぶ細い路地のど真ん中にあって、大きな看板も無いので一瞬通り過ぎてしまったくらい。

中に入ると庭があり、仕切りの壁に色んなアーティストの絵がぎっしり描かれていて圧巻。
めちゃくちゃかっこいい!!

タイの伝統的なモチーフ、例えば多面多臂の神様だったり、ナーガやラーフなどをベースに現代的な要素を合わせながら描くのがTRKの特徴。

私がTRKのファンになったのは、ある雑誌のインタビューを読んでから。

タイの伝統芸能を新しい形で取り入れたことは不適切だと批判されたかもしれない。しかし、文化とはライフスタイルと何ら変わりないものだ。
それは流動的でダイナミックなものであり、常に変化している。
タイの芸術や文化はしばしば高尚な文化としてのみ捉えられ、道徳、倫理、宗教が関わっている必要があるとされる。特に芸術はこれが原因で固定化されてしまう。
それにより人々はそれにアクセスし、さらに発展させようとしても、多くの点で師に反することになりできないのだ。しかし、そのルーツを忘れることなく、これらの芸術を適応させ発展させることができれば、それが現代におけるタイの芸術と文化の生き残る道となる。

これ、ナンヤイにも同じことが言えて、昔の習慣や伝統に固執しつづけていたならば、きっともうすでにこの世から無くなってしまっていたでしょう。

日本の歌舞伎が庶民から遠い存在になってしまった時に、若い世代がスーパー歌舞伎にチャレンジしたように、芸術が生き残るためには伝統を守りながらも批判覚悟で変化をすることが必要だと感じています。

そういうこともあり、TRKの考えに激しく共感したのです。

このギャラリーは2階建で、およそ築100年の古民家をリノベーションして使っています。
英国のビクトリア朝様式の影響を受けたジンジャーブレッドハウス様式で造られており、建物のあちこちに美しく繊細な透かし模様が施されています。

窓から入る柔らかい光と、迫りくるような鮮やかさの現代アートがなぜかよく調和しています。

夜の方がにぎわっているようで、お昼はあまり人がいませんでしたが、おかげでゆっくりと作品を見ることができました。

広々としたギャラリーです

この虎のお面がとっても気に入りました。
こういう時に旅行者だと気軽に持ち帰れないのが残念。
これ抱えて飛行機に乗るわけにもいかないですしね。

家に飾りたい

トイレの中も落書きだらけで楽しい。
便器の蓋を見てください。猫ににらまれてます!

お店の子が「TRKのファンなの?明日の夜イベントがあるからその時に来るよ」
と言ってくれましたが、あいにく別の予定がありご本人にはお会いできませんでした。

ここはお昼はカフェ、夜はバーになっていて、時々ミュージシャンのライブをしたり、アーティストたちのライブペインティングも行われています。
お酒が飲めないので、お昼のイベントの時には行ってみたいな。

現代アートが好きな方や、イベント好きな方にはおすすめの場所です。

タイのアートシーンがギュッとつまったおしゃれなギャラリーでゆったりとコーヒーを飲んですごしてみてはいかがでしょうか?

かっこいいTシャツやステッカーなども販売しているのでお土産にもいいですね。

※企画展示やイベント情報はギャラリーのInstagramをご覧ください。

【おまけ】
ギャラリーには赤い首輪をつけた子猫ちゃんがいました!
すんごい人懐っこい子でかわいいんです。
きっと次行ったときには大きくなっているんだろうな~

ニャーとこっちを見てくる
きゅるんきゅるんのお目目!
だんだんと近寄ってきて…
結局こうなる笑
30分くらい子猫ちゃんと遊びました

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UNI(ゆに)🇹🇭40代からのタイひとり旅
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