ChatGPTもすなるコーパスといふものを、してみむとて、するなり。
つい忘れてしまうのですが、AI(人工知能)って、学習させてあげないと、何にもできないんですよね。
何にもできない、というのはちょっと失礼かもしれません。
ただ、何を回答するか、見当がつかない、ということだと思います。
AI(人工知能)は、紙の本で読書ができるわけではありません。デジタル化されたテキストデータを読み込むことが必要です。
それも、できるだけたくさん。
デジタル化されたテキストデータがたくさん存在する世界、それがMBAと医学の世界だと考えられます。
ChatGPTが、それらの世界で論文を書くことができたのは、そういった理由があるからだと思われます。
案外、簡単なことができないんだよね、というのは、簡単なことがデジタル化されたテキストデータとして存在していないからじゃないかな、と思うのです。
それから、ChatGPTの文章は、とても流暢です。
これも、地味な語学の学習を繰り返してきたから、と思われます。
人工知能って、データベースとは違うから、登録したらそれでオッケー、というわけにはいかないんですよね。きっと。
ChatGPTが、あれほどまでに流暢な会話をこなすのは、大規模言語モデルとか、コーパスと呼ばれる形で、言語仕様を理解しているようなのです。
単語だけではなくて、文法や構文を、たくさん学んでい、ということのようです。
男もすなる日記といふものを、女もしてみむとて、するなり。
言うまでもなく、紀貫之の土佐日記「門出」、です。
ChatGPTもすなるコーパスといふものを、してみむとて、するなり。
コンピューターが何でもやってくれる、ような気がしていたのですが、コンピューターであるAIも、一生懸命勉強をしていたんですね。
さぁ~て。。。
わたしも、英語、頑張ろうかな。。。
いいなと思ったら応援しよう!
![pot-au-feu / ぽとふ (「うにぱぱ」より変更中)](https://d2l930y2yx77uc.cloudfront.net/assets/default/default_profile_4-e3b57528da29acad20d5a2db33268c87f1d39015448757ddf346d60fb5861e49.png?width=600&crop=1:1,smart)