秋の夜長の伴走者
最近、高浜寛という漫画家が好きだ。
電子書籍のサイトでたまたま見つけた漫画家だったが、セリフにしてもストーリー展開にしても惹きつけられるモノがあって、今いそいそと買っている。
中でもとりわけ好きなのが「ニュクスの角灯」「蝶のみちゆき」「四谷区花園町」である。ストーリーや「どのセリフがどう好きか」に関しての詳細は省くが、彼女の描く漫画はどれも、じんわりとした余韻がいつまでも続くのだ。それが何とも心地いい。
必ずしもハッピーエンドとは限らないが、心にいつまでも留めておきたい雰囲気がそこにはあり、切ない秋の夜長に改めて感じ直したくなって手に取らずにはいられない。
今宵、どれを読もう。
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