某団体戦将棋大会の振り返り(2)
こんにちは。Kです。
振り返りその2。
1つ目の将棋は、ちょっと自分が冴えなすぎたので
次は私が気持ちよくなるだけの将棋を持ってきました。
また、相穴熊。今度は後手番の居飛車。
ふらっと▲26歩を突いてくれているので、これはキズになりそう。
例えば、将来的に飛車を打ち合って△27桂や△27香のような手が刺さりそう。
ということで、△86歩▲同歩△75歩と仕掛ける。
局面1から数手進んで下図の局面2。
ここで、考えたのは単に1)△76歩か、2)△77桂成▲同桂△76歩か。
切れ負け将棋というのもあって、あまり時間かけずにぱっぱと指したいのもあり
深く読みを入れたわけでもなく単に1)△76歩を選んだが、2)の方が良かったね。
1)△76歩のコースは、以下▲65飛△77歩成▲75歩△同飛▲同飛△同角で
居飛車持ちな展開だが、桂損で次に▲77桂とと金を払う手もある。
2)△77桂成▲同桂△76歩のコースは、
次に後手が指す手が意外と難しい。
というのも、▲65桂と桂馬を逃がしてあげたいけど、
普通に△77歩成とされると▲65飛が消え、逃げ場所も難しく
振り飛車側だけ飛車を捌けない。
逃がした桂馬も53に成れるわけではなく、むしろ重くなっている。
また、桂を逃がさずに▲65飛だと、△77歩成▲75歩△同飛▲同飛△同角。
おかしい、局面2-3を局面2-1と比較すると
なぜか持ち駒に桂馬が入っている。
じっくり、読みを入れて局面を比較するべきだったとちょっと反省。
本譜は、局面2-1から▲71飛と下ろしてきたのでキタコレと
△39角成▲同金△67と。
さすがに指がしなっちゃうね。
こうなってしまえば、あとは飛車を下ろして
桂香を拾って27に打ちつけるか、と金を寄せて金駒をはがすかで良い。
この後は、相手の攻めにも丁寧に対応し、
堅さと遠さを活かしてぶん殴る快勝譜。
ああ、毎回こういう気持ちよい将棋だったら穴熊を毎回指すんだけどなぁ。