死ぬのが怖いのに、希死念慮

先日、希死念慮を抱えているという話を書いた。

しかしそれと同じくらい死ぬのが怖い。

死んだらどうなるのか。

よく「無」とか言うけど、「無」てなんやねんと思う。
なんかわかった風に「無」て言うけども、「無」をしらん。経験したことないんだから。

「寝てる時と同じようなもんじゃないの？」ってのはまぁ一理あるかもしれん
しかし、根本的に「死」と「眠り」はイコールではないんだから、無が眠りの最中のそれとイコールではないだろう。
寝てる間、別に脳は死んでないわけだし。

臨死体験の話を聞くと、なんかわりと良さげにも思える。
しかしそれは死そのものというよりも、死の境で意識がまだあるから「悪くない」と表現されているのであって、死そのものでも無いのではないかと思う。

死は「わからないから怖い」というのはおそらく真理だと思うが
わかれば怖くなくなるのか
それとも
わからない事を受け入れる事が出来たら怖くなくなるのか

わかる事は無いだろうから、後者の選択肢しかない。

しかし、回避性でわからないことを避けて生きる事しかできないボクのような人間は
このままわからない事を怯えて生きていくのだろうか。

死ぬのも怖い。
そしてその恐怖を抱えて生き続けるのもまた怖い。
怖いことばかりだ。
生まれてしまうというのはこれ程に恐ろしい。
まさに人間にとって最高の拷問だ。