どんな本? どんな風に取り上げる?

このシリーズで、どんな本を取り上げていくのかを簡単にまとめます。

まず、歴史系の本。今がどうしてこのようになっているのかを知るためにも、歴史の本は欠かせまん。

次が、社会科学系の本。社会現象のある側面をある方法論で切り取ることで、なるほど!と唸らせてくれるのはこの系統の本で、こちらも欠かせません。

最後が、文学・思想系の本。学術論文とは異なる語り口を持ったこの手の本は、思考と感情に強く訴えかけて、読後に物を見る目や考え方まで変える力を持ちます。

歴史・社会科学・文学思想。こう言った本をどのように取り上げていくのか?

コンセプトは、時間をかけず本を読み、簡単な問いを作者にぶつけ、それに平易な答えを探していく、ということです。

時間をかけずに読んでQAを絞り込む、というのはもとより自分が、しがない日本のビジネスマンであり、平日はほとんど時間がないという制約から来るものです。もっとも、難解な本を原著で読み古今東西の解釈を理解した上で新しい解釈を施すなどという芸当は私にはできません。普通の人が、短時間で読んでも、深い問いに達する本こそが名著であり、読者の方には、「あー、この阿呆でもここまで考えさせる本というのはすごいもんだな」と思ってもらえれば、まずは成功です。

以上で、取り上げる本のジャンルと、取り上げる方法論を紹介しました。

次回は、どのようなテーマに沿って本を読んでいくのか、具体的に著作を取り上げながら記したいと思います。


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