
面接の準備したら自滅
中途採用の面接に落ちた。
新卒から行きたかった好きな会社なのにあっけなかった。
準備すんじゃなかった。という思いでいっぱい。
この会社に入れるなら今ある何もかも投げうれると思って応募して、
選考に進めた時は嬉しかったし、一時面接はいい感じで、
二次面接に進めるとワクワクしていた。
いつも結構その場その場で話せ乗り切ってきた私が、
流石にこのチャンスはと思ってやる気満々で話すことを準備した。
いざ面接が始まり、もう自己紹介からパニクった。
考えたセリフは読めるけど、自分の言葉じゃない、うまく舌が回らない。
ここからアドリブに切り替えることも出来なかった。
あー終わった、、、自己紹介終わったわ、という気持ちで進む面接。
面接官の質問がなぜかよく聞こえない。理解できない。
目の前にあるセリフ群の中から、どれを回答にしようか探すのにいっぱいで、面接官が何を聞きたいのか、考える余裕なんてなかった。いつもの私なら、それを読み取るのが一番の得意技なのに。
最後まで質問から外れた回答をしまくってしまい、「具体的に〜」の後が抽象だったり、面接官にとっては、私のスキルも熱意も読めない時間だったと思う。
自分でも話しながら、こんなに脳みそが働かない自分に動揺して吃ったり謝ったり、あぁぁ最初からやり直しさせてくれ!
そんなわけにはいかないので、面接の終わりにはもう、落ちたな、と思いました。
面接後にやっと頭に入ってくる質問。
全然難しい質問じゃなかったし、自分の思いを伝えられるチャンスだった。
素直に質問を聞いてその場で考えながら話していれば、受かったんだろうか。次の面接ぐらいまでは、行ってたんじゃないか、と思う。
自分のポテンシャルを過信しすぎだろうか?
でも、かなりマッチしているはずなんだよ。
商談でも打ち合わせでもそう。
話すこの順序や詳細を準備するといつも自滅してしまう。
なんとなく、これとこれ話そう〜ぐらいが一番うまくいく。
多分私は、頭の中が直線や図形ではなくて、ぐちゃぐちゃの配線で、
もしくはソリッドな感じで繋がっている。
だから、質問に合わせてそのぐちゃぐちゃの中から答えを見つけて、相手に合わせて並べて出すことが得意。上司にもそう言われたことがある。
考えがまずグラデーションであって、
専門的な知識や、具体や理論まで持てているのが濃い部分として、
薄い部分はもっと理想的でニュアンス的なところ
それを相手や質問に合わせて取り出して、
これは濃い部分、これは薄い部分てな感じで組み合わせて話すのだ。
これが伝わる人っているのでしょうか?
もちろん事前に自分の持っている考えやグラデーションを確認したり、
事前に解像度を高めて(濃い部分を作って)おいたり、
ある程度取り出す要素を決めておく必要はあるんだけど、
今回の失敗要因は、取り出す作業を事前に固めてしまっていたせいで、
「目の前の人に対する今の自分の答えじゃない!」
と動揺してしまったことにあると思う。
実際、一次面接ではいつものスタイルで挑んで、
その時の面接官からは好印象が伝わる言葉や質問をたくさんもらい
伝えたかった想定以上のことを伝えられたと満足していたのだ。
自分が満足して落ちるのはもうそれは仕方ないと思えるけど、
二次面接は不甲斐ないまま落ちちゃって、まーーーじで、悔しい!!!
悔しかった。
第一志望を受ける前にこれに気づけたらよかった。
落ちた会社に、もっと実績を積んで再挑戦するかどうかは迷うけど、
面接をガチガチに固めるのは自分に向いてないからやめとこう、と学んだ。
もちろん、その場凌ぎではなくって固めておける人の方が、
再現性があるので、運用改善をしやすいし、ブレないので、
新卒や大企業やベンチャーの面接で強いイメージがある。
でも私それがどうしても難しいし、偶然できたとしても納得いかないまま
ねじれの位置のまま上手くいってしまう気がする。
私は自分の持っている力を重宝してくれる環境で働きたい。
だからこれからは、自分らしい面接をやりたいと思う。