41、🐈 連載小説/図書館員 布施真理子の日記
41、
「わたしはです。本当の本当にまだ迷っているんです。まだ、作家だなんてそやそや言われても、わたし、困るんです。こんな事になるなら皆さんに言わない方が良かったです。何か今、とても嫌な気持ちです」
するとでした。
ワサワサっと皆さん、またわたしに近くに集まったのです。
「ごめんなさい!布施さん!その…何だかとても急なお話だったでしょう?だから何か信じられないのよ!そう!わたし、だからわたしも今自分が何言ってるのか…だって布施さん、作家さんになる…いや!違うの違うの!