28.Paris(パリ)でめちゃ歩いた話(その2:中でも一番歩いた話)
パリを色々と歩いた中でも一番大変だったのは、6区のホテルから北駅(Gare de Nord)までトランクを押してということがありました。
その日は移動日だったのですが、実際に駅に行くのは夕方なので、帯同するお客様と昼過ぎまでのんびり観光していた時の事。
遅めのお昼をゆっくり食べてエッフェル塔のそばからホテルにタクシーで戻ろうとしたのですが、走り始めて数分したら渋滞になり、ほとんど動かなくなりました。
“Sorry, can not enter the center.”
(申し訳ないんだけど、中心街には入れないよ。)
余りにも動かないので運転手さんが会社に連絡して聞いたところによると、どうやら市内に急な交通規制がかかり中心部には入れないとのこと。
運転手さんのせいではないのに、とても気の毒がって何度も”Sorry.”と言ってくれました。
ブリュッセルでも王宮前で中から出てくる車を待って30分ほど渋滞したことがあります。
事前に通達などは無い様で、運転手さんも避けようがないって感じでしたね。
まあ、めったにないことなのでしょうが。
パリの交通規制の際は、やむなくそこで車から降りて、ホテルまで歩きましたが車が渋滞しているだけでなく、我々と同じ境遇の人々が歩道に溢れているので、なかなか思う様に歩けません。
オペラ座の前を通過してようやく6区のホテルに戻った時には既にTGVの乗車時間まで1時間半を切っていました。
ホテルから北駅までトランクを押しながらほぼ上り坂を一時間近く歩き、真冬でしたが汗だく。
その日はGoogle Mapに助けられました。
それなしでは多分間に合わなかったでしょう。
ただ、災難はそれだけでは終わりません。
もう一人、別の場所から北駅で合流だったのが間に合わず。
ボクが全員のチケットを持っていたので、改札でギリギリまで待ったのですが。
なにせ、日本と違ってベルとかは鳴らずにいきなり発車するので、片目で入口方面を、片目で列車を見ながら、定刻30秒前になって最後尾に駆け込みました。
ま、実際はそれから2分ほどして動き出したんですが。
TGVで先に目的地のLille(リール:フランス北部のベルギーと国境を接する都市)に到着して、そこで予約しておいてもらったタクシーに。
出張の場合、空港や駅では大体会社から契約している会社のタクシーを手配しておいてもらっているので、運転手さんが社名のカードを持って待っててくれます。
次の列車に乗り、1時間半遅れで到着予定のもう一人を待つよりも、とりあえずお客さん2名はタクシーでベルギーの目的地まで、時間にして30分くらいなので先に行ってもらうことにしました。
ボクはもう一人を待って一緒に後から行くのでと言うと、タクシーの運転手が
“I will come back to pick him up.”
(じゃあ、戻ってその人を連れて来てあげるよ。)
と言うので、じゃあボクも先に行こうかとなり、2時間後遅れた一人がホテルに到着したのですが、乗ってるのが、さっきのタクシーと違います。
あれ?タクシーのナンバーと、運転手の携帯番号を訊いてそれをメールしておいたはずなのに…。
車から降りてきた同僚の荷物を一緒に運びつつ、ワケを訊くと、電車が到着しても誰も待っていないし、そのタクシーに電話しても出ないので、結局駅前で別のタクシーを拾ってきたそうで。
まあ、何はともあれ皆無事に到着し、遅めの夕食をとなったのですが、遅れた一人がお詫びにと生牡蠣をオーダー。
実は我々は前夜パリで(ちょうど季節ということもあり)牡蠣を食べてきたので、そこまで食べたくはなかったんですがね。
夜中に寝てると突然気分が悪くなって目が覚めて、そこから朝まで腹痛で苦しみました。
どうやら牡蠣にアタったようで、同じ目にあったもう一人とそこから2日間はごちそうを食べるほかの人をとは別に、水と消化に良さそうなものだけで過ごす羽目になりました。
後にも先にも食べ物にアタったのは初めての経験。
以下は、この時食べ損ねて写真だけ撮らせてもらった料理。
前回美味しかったので再訪を楽しみにして予約していたレストランだったのですが😢
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