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31.日本での食事を海外の方々は...。(その3:浅草でのすき焼き)
仕事が忙しくてあまり観光に時間が取れない場合、近場ということで浅草の浅草寺によく連れて行きます。
今のフランスの会社の連中とのご飯は、お昼だと天ぷら、夜だとすき焼きを食べることが多いですね。
牛肉は定番の食材だし、お醤油味はフランス人も好きだということもありますが、鍋を皆で食べるというのは彼らにはない食文化なので、それを体験してもらおうということもあります。(コロナ以前の話です)
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”Marble”(大理石)と伝えます。
薄切りと言うだけでなく箸で切れるほど柔らかいことにも驚かれますね。
和服の仲居さんが調理してくれることもとても喜ばれます。
海外のレストランでは一人づつ自分の頼んだ料理を食べるのが普通です(いわゆるコースですね)。
この辺も文化の違いということになりますが、以前フランス出張時に3人で夕食を食べたときに、僕だけが4品のコースで他の2人が3品のコースを頼んだらサラダとメインの間にボクにだけ皿が出てきて、他の二人はその間ワインを飲みながらボクがその皿を食べてしまうまで待っていたということもありました。
また別の出張でフランスでの会議の最終日に香港の人と2人で食事に行き、イタリアンレストランに入った時の事。
我々はサラダ、ピザ、パスタなどを頼み、取り皿をもらってシェアして食べていると、隣の親子4人連れが同じピザを4枚別々に食べていて、お互いのテーブルを奇異な目で見てたということもありました。
我々からすると違うものを頼んで分けた方が色々と食べることができて楽しいと思うのですがねぇ。
フランス人にすき焼きを食べる前に調理法と食べ方を説明すると、生卵につけることには驚かれますね。
多分卵を生で食べることができるのは日本だけだと思います。
我々からすると意外なコトですが、日本でもすき焼き以前にアツアツのご飯があるから生卵を食べる習慣があるわけで、その習慣ない海外では生食を考えての出荷前の殺菌などはしないということの様で。
なので、最初彼らはみんな生卵につけずに食べるのですが、そのうち我々が食べるのを見てやはりおいしそうに見えるのでしょう、すぐに「こっちにも頂戴」となることがほとんどです。
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その後帰るまでにカップ麺だけでなく、パックのごはんや割りした、おしょうゆ、フリカケ等も買って帰る人(お菓子もたくさん!日本従来のおせんべいとかだけでなく、チョコレートやポッキー、ガム等も大人気です。僕は出張のお土産に持っていきます。数人ですがカップ焼きそばに熱狂的なファンがいます。)もいます。
割りした購入者は向こうで自分でもすき焼きを作る由。
お豆腐はスーパーマーケットのCarrefour(カルフール)にありますし、ネギはポワロで代用、シラタキは端折れば良いので。
ま、生卵は無理でしょうが。
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極太の長ネギってかんじでしょうか。
別の機会に居酒屋に行ったとき、豆乳から作るその店の自家製の豆腐を食べて、
“ I did not know TOFU is so delicious “
(豆腐ってこんなに美味しいんだ)
と言った女性がおりました。
訊くとTOFUはダイエット食として定番で良く食べるんだけど、全然美味しくない由。
作り立てはとても美味しい(まあ豆腐に限らずですが)ことが分かってもらえて良かったです。