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41. 6年ぶりのヨーロッパ(その5:ちょっと観光も)

この日も比較的暖かく、雪ではなく断続的に雨が降っていました。
が、せっかくのフリータイムを買い物だけで終わらせるわけには参りません。
 
一度ホテルに買い物した荷物をおいてから、メルセデス・ベンツ博物館へ。
ボクは2度目になりますが同僚は初めて。

5階建ての建物で中は回廊になっています。
最初に5階まで上がって展示を見つつ、ぐるぐる回りながら降りてきます。
隣の事務所

時間はたっぷりとあったので、一つ一つの展示をゆっくりと見て回ることができました。 
まず一階の受付でチケットを購入してゲートをくぐるとノンストップのエスカレーターで5階まで。 

建物の中はこんな感じで5階まで吹き抜け。
エレベーターは結構小さくて4-5人で満員になります。

前回はDTMやF1等レーシングカーを中心に比較的最近の車種ばかり見てたのですが、今回は最初の方に陳列されている歴史的な展示と解説に比重を置いて。
 
ダイムラーさんとベンツさんが同時発生的(1890年代にしかも近隣のシュツッツガルトとマンハイムで)に自動車の開発を始めたことは今回初めて知りました。

初期の2台
ステージにあるのが「メルセデス号」

「メルセデス」が初期に投資してくれた富豪の娘さんの名前で、最初のレーシングカーに使われたという事も(その後市販車のブランドへ展開)。
 
そう言えば、最初にドイツに来てビックリしたことの一つに、バスも、トラックもベンツのエンブレムばかり。
日本で感じていた超高級車(子供の頃は田舎ではまずお目にかかれないもので)というよりはトヨタ以上の総合ブランドなんだなと。

一階の展示

因みにメルセデス・ベンツはブンデスリーガ(サッカー)のシュツッツガルト(浅野琢磨や遠藤航などが在籍)のメインスポンサーで、その名前を冠したスタジアムは博物館の隣です。
 
一度ここで試合を見てみたいのですがねぇ。
ボクがここにいる時はアウエーゲームだったり、こちらの移動日に試合があったりとなかなか実現しません。
 
実は今回もフランクフルトに到着したのが土曜の夜で、列車で中央駅に移動する途中にフランクフルトのスタジアムであるWaldstadion(ヴァルト・シュタディオン)の横を通過しました。
既に試合が始まっており、心の中で「長谷部、がんばれー!」と念を送ってはおきましたがね。
 
博物館からの帰途、駅に向かう途中にサブグラウンドを覗いたら(目隠しがしてあるのでその隙間から)ユース年代と思われる選手数名とコーチが練習していました。

博物館の二階から見えるスタジアム。その右手にいえる芝生がサブグラウンド。

さて、街に戻って、移動前に早めのディナーを、という事で、数日前はめちゃ混みで入れなかった駅前のステーキハウスへ。

前回ディナータイムに来た時は外まで入店待ちの人がアフれていました

ここは以前数回来たことが有り、比較的コスパが高い(ステーキとサラダのセットで30-40ユーロ程度。ま、ビールとか飲むので、実際はもっとかかりますが)お店です。
 
ウエイトレスのおばちゃんは、先にオーダーした同僚になんだか盛んにサーロインを勧めているなぁ、とは思ってましたが。
 
“Can I have Filet stake ?”
(フィレ・ステーキをお願いします。)
“Oh, Filet is very nice. But Sirloin is larger and good, too.”
(まぁ。フィレはとても美味しいですよ。でもサーロインはもっと大きくて美味しいですよ)
“I take Filet.”
(フィレにします。)
“ OK, but Filet is small for man…”
(はい、でもフィレは男性には小さめで…)
“Filet please.”
(フィレ、お願いします。)

外はカリカリでしたけど、カットしてみたらちゃんとお願いした通りミディアム・レアでした

フィレって言ってるのに、しつこくサーロインをすすめるおばちゃんにはやや閉口しましたが。
サーロイン、余ってるのか、フィレが少なくなってるのかは知りませんけどね。
 
まあ、相変らず食事は美味しかったので、良しとしますか。お勧めのワインもなかなかでした。
 
で、シュツッツガルトで最後の食事をおえて、ICEでフランクフルトに戻って一泊し、翌朝のフライトでジュネーブへ。

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