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秋になると聴きたくなる曲

今日は涼しかったー。いよいよ秋かな。
夏が長すぎて秋が短くなってしまうのが寂しい。

期待外れな程
感傷的にはなりきれず
目を閉じるたびに
あの日の言葉が消えてゆく

いつの間にか地面に映った
影が伸びて解らなくなった
赤黄色の金木犀の香りがして
たまらなくなって
何故か無駄に胸が
騒いでしまう帰り道

赤黄色の金木犀 志村正彦

金木犀の香りって実はあまりピンとこないんだけど、あのオレンジ色の花はとても好き。
初期のフジファブリック好きだったな。

風が吹いて飛ばされそうな
軽いタマシイで
他人と同じような幸せを
信じていたのに

これから 傷ついたり 誰か 傷つけても
ああ 僕のままで どこまで届くだろう

瞬きするほど長い季節が来て
呼び合う名前がこだまし始める
聞こえる?

楓 草野正宗

楓は当時の幼い自分の感情を思い出してしまって、ちょっと胸が痛い。

遥か空に旅客機 音もなく
公団の屋根の上 どこへ行く

誰かの不機嫌も 寝静まる夜さ
バイパスの澄んだ空気と 僕の町

泣かないでくれ ダーリン ほら 月明かりが
長い夜に寝つけない二人の額を撫でて

まるで僕らはエイリアンズ 禁断の実 ほおばっては
月の裏を夢みて キミが好きだよ エイリアン
この星のこの僻地で
魔法をかけてみせるさ いいかい

エイリアンズ 堀込泰行

エイリアンズは本当に大好きで、この曲を聴くとなぜか思い出す横浜のまち。
終電を逃して1駅歩くと大体1時間くらいかかる路線で、夜中とか明け方は怖いくらいにしんとしてるそんな感じ。

歩き慣れてない夜道を ふらりと歩きたくなって
蛍光灯に照らされたら ここだけ無理してるみたいだ

大人だから一度くらい 煙草を吸ってみたくなって
月明かりに照らされたら 悪い事してるみたいだ

あなたの好きな煙草
わたしより好きな煙草

いつだって そばにいたかった
分かりたかった 満たしたかった
プカ プカ プカ プカ
煙が目に染みるよ 苦くて黒く染まるよ

染まるよ 福岡晃子

街灯の相槌 沈む夕日のマーマレード
渡り鳥のお別れの鳴き声
欠けた瓶の縁 蓋は開いたままで
満たすように苦いドロドロの毎日

黒塗りのナイトホーク 少女が失くした両目
消えない青痣のような砂漠の悪い夢

白壁のハイスクール
あの娘が隠した両手
誰にも悟られぬように願いを抱えたまま

橙 後藤正文

ちょっとテンションの上がるメロディとは裏腹に歌詞は少しダーク。
言葉選びが絶妙で想像が膨らむ。

だんだん寒くなって
夏は通り過ぎてた
金木犀の香りで気付く

どうでもいいふりしても
きみが好きなアイスみつけて
深夜のコンビニで急に引き戻される

金木犀の夜 佐藤千亜妃

秋っぽい曲はやっぱりどこか切ない感じ。
その切なさ寂しさ含めて秋をじっくり味わいたい🍂

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