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ホームシック

私のホームが果たしてどこなのかは分からないが、
今ひたすらにホームシックである。

夏になると溢れるほどの人。
鬱陶しかったけど、それすらも今なら愛せそう。

繰り出すひとが溢れる通りから
外れた路地が手招くようだったな

泣き出す君は台風のようだったな
走り出すときはいつでも急だったな

雨の日には傘になろう
君がひとり濡れないように
晴れた午後は海へ行こう
風が運ぶ夢

こんな日々が続くような日和
通り雨が降り出しても
それでも君が笑うように

午後が来たよ
さようなら 旅のひと

鎌倉グッドバイ 後藤正文 

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