トルコ・ブルサ郊外の世界遺産、キュートなジュマルクズックの村
ブルサ(Bursa)は14世紀にオスマン帝国の最初の首都となった歴史のある街。
いろいろ調べてみて、まずは世界遺産に登録されている郊外のジュマルクズック(Cumalikizik)という村に行ってみることにしました。
世界遺産のジュマルクズックの村とは
オスマン帝国は、イスラム社会特有の慈善寄付制度(ワクフ)にのっとり、モスクやマドラサ、ハマム、公営の台所、墓などからなる公共複合施設を建設し、貧富の差にかかわらず人々が使用できるようにしたそうです。ブルサから約10kmほど離れたジュマルクズック(Cumalikizik)は当時の面影を最もよくとどめるワクフ集落だったそうで、現在は「ブルサとジュマルクズック:オスマン帝国発祥の地」として世界遺産に登録されています。
ジュマルクズックまでの道のり
トルコはイスタンブール以外はグーグルマップの公共交通機関情報はほぼ使えませんでした。ブルサも同様で、行き方がネットで調べても良くわからなかったので、Atatürk Caddesiという大通りにあるバスチケットを売る売店で聞いてみると、すぐ前からバスが1時間に1本出ているとのこと。チケットを買ってバスの時間まで暇つぶしをしました。
メトロの通る大通りをずっと行ったあと、右折し山の方へぐんぐん上がっていきます。30分ぐらい乗って終点で下車。
周りを見渡すと結構公共のミニバスが待っていたので、帰りはミニバスで帰ることに。待ち時間はほぼなしで便利でした。運賃はバスより安くキャッシュ支払いのみ。ブルサの中心に行くか聞いて「行く」ということだったのですが、旧市街からちょっと離れたKent Meydanıという大きなショッピングモールしか停まらず、ちょっと歩く羽目になりました。
キュートなジュマルクズックの村
到着するとカフェやお土産屋さんが並び、すごい数のトルコ人観光客が!外国人観光客はほとんどいませんでした。世界遺産でも外国人があまりいないところがあることにびっくり。
ベリー系のジュースが有名なようで道のいくつもの露店で売っていました。
せっかくなので飲んでみました。まあ普通のジュースです。
入口の広場には世界遺産の碑が建っています。
お土産屋さんがずらり。
やっぱりベリー系が近くで採れるようです。
ちょっと気になった民族衣装。これは売り物ですが、着て写真が撮れるスタジオもいくつか見かけました。
ジュマルクズックの村は、大家族のために建てられた建物が多く、大きな共有エリアを有し、二階部分が張り出しているのが特徴。
青にピンクにカラフルです。
素朴な家も。
二階の張り出しが見事。
石畳がガタガタなのですが、風情があっていい感じです。
絵になる風景。
家々の二階には人が住んでいるようでしたが、一階はカフェやお土産屋になっているところが多く、地元民は観光で生計を立てているよう。
大抵扉の奥は中庭になっています。こちらはカフェ兼レストラン。
結構あちこちの家の前にアメリカ製のレトロな農業用トラックがおいてあり、雰囲気があります。
もちろん猫も。
トルコ人観光客が多くてびっくりしましたが、昔ながらの雰囲気がとっても素敵な村でした。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?